OJT
内容
OJTとは”On the Job Training”の略称で、オージェイティーと読みます。実務経験を積む事により、業務上必要とされる知識や技術を身につけるトレーニング方法を指します。業務遂行上に必要な技術や能力を現場の上司が実際に作業をすることによって伝えていき、それを見た従業員が試行錯誤を繰り返しながら自分の技術、能力として身につけていく訓練方法です。担当業務の遂行能力を向上・成長させるためには、職場での経験を積みながらトレーニングをしていくことが効果的です。 一方OJTと対をなすのがOffJTであり、これは”Off the Job Training”の略称です。オフジェイティーと読み、社外での研修などによる技術や業務遂行に関わる能力のトレーニングのことを指します。OffJTでは実務経験を積む職場からは離れ、外部の講師などからトレーニングを受けます。つまり基本的には、実務的なものというよりは一般化された技能や知識についての教育ということになります。 日本では社内における業務遂行能力がより求められるため、OJTの方が主流となっています。これは雇用形態として終身雇用が前提となっていたためだと言われています。しかし今日では、終身雇用を前提としない企業の方が大部分です。OJTによる従業員の教育訓練では時間や労力などのコストがかかり過ぎるという考え方もあり、OJTとOffJTとが補完しあうような教育制度も増えてきたようです。