OB(OG)訪問
内容
OB(OG)訪問とは、主に大学生が就職活動時の情報収集の1つとして行うもので、すでに企業などに就職している学校の先輩を訪ね、その企業などの実際の情報をえることです。自分の大学などのOBを訪ねることからOB訪問と呼ばれています。訪問する相手が女性の場合はOG訪問といいます。OB(OG)訪問では、就職情報誌や就職・転職サイトなどではえられない生の情報がえられるため、就職活動において有効といわれています。
OB(OG)訪問は大学4年時に行うことが多く、就職を希望する企業などに自分の大学の出身者がいるかどうかを調べることからはじまります。その後、OBやOGに直接連絡をとり、面会をお願いするか就職を希望する企業などの人事担当者に訪問を申し込みます。どちらの方法で申し込むかは企業によって違います。OB(OG)訪問は、企業によって第一面接を兼ねる場合と、情報提供のみという場合があります。
OB(OG)訪問では、具体的な仕事内容や職場の雰囲気、給与や休暇といった待遇などの他、社会人としての心得やOB・OGの就職活動時の経験談なども聞くことができます。また、OB(OG)訪問を受け入れる企業などの側からも、自社のPRや採用の時の参考にするといったメリットがあります。なお、最近では個人情報保護法(平成15年5月23日法律第53号)によって、OB・OGの連絡先を教えないという企業が増えてきています。また、訪問自体をすべて断っている企業もあります。