落ちないための対処法も解説 面接に遅刻するときの電話・メール例文
面接に遅刻すると分かったら、早めの連絡が肝心。この記事では、今すぐ使える電話・メールの例文と、遅刻の印象を挽回するための方法を解説しています。
まずは、会社にお詫びの電話を【例文付き】
面接の遅刻連絡は急を要するため、電話をかけるのがマナー。面接の5分前に会場に着くかどうかを目安に判断し、無理そうなら早いタイミングでお詫びの連絡をしましょう。
遅刻連絡の電話で伝えなければならない内容は、下記の5つです。
- 面接の予定時刻と氏名
- 遅刻理由
- 到着予定時刻
- 謝罪の言葉
- 面接可否の確認
到着予定時刻は、5~10分の余裕をもって伝えるのがポイント。なお、電車やバスなど公共交通機関の遅延が理由で遅刻する場合は、移動中でも一度降りて電話をかけるのが基本です。
遅刻理由別|今すぐ使える電話例文3つ
遅刻理由別に、今すぐ使える電話例文を3つ紹介します。
道に迷った場合
道に迷った場合は、正直に「道に迷った」と伝えてかまいません。連絡時点で面接会場への行き方が分かっていない場合は、到着までの時間を長めに見積もっておくと安心です。
体調不良の場合
体調不良で遅刻する場合、回復が見込めず到着時間のめどが立たないなら、面接の日程変更をお願いするのも選択肢のひとつです。
※当日の日程変更について、くわしくは→日程を再調整したいときの伝え方
寝坊した場合
うっかり寝坊してしまった場合、「体調不良で起床時間が遅くなった」「面接時間を勘違いしていた」などと説明するのが得策。まだ家を出ていない場合は、身支度と移動にかかる時間を冷静に見積もって到着予定時刻を算出するようにしましょう。
日程変更になったら、快諾するのが吉
遅刻の結果、面接日程を再調整することになった場合は、提示された日程を快諾するのが印象悪化を防ぐためのポイント。外せない予定がない限り、「ご調整いただきありがとうございます。その日程でよろしくお願いいたします」と伝えましょう。
もし提示された日程を空けられない場合は、提案された日に近い日程をこちらからいくつか提示するのがベター。遅刻で迷惑をかけたうえ、自分の都合で再調整してもらうことになるので、丁寧なお詫びを心がけるのが大切です。
電話できない状況なら、メールもOK
電車が緊急停止して車外に出られないなど、どうしても電話ができない場合に限り、メールで遅刻連絡をしてもかまいません。
ただし、面接開始時刻までに気づかれない可能性もあるので、返信がない場合は電話ができる状況になったタイミングで、改めて電話をかけるようにしましょう。
遅刻をメールで伝える場合の例文
件名:本日◯時からの面接に関するお詫び(氏名)
本文:
株式会社○○○
人事部 △△様
お世話になっております。
本日◯時より面接をお願いしている、
[氏名]と申します。
大変申し訳ないのですが、
現在××線の電車が緊急停止しており、
貴社への到着が◯時頃になる見通しです。
車外に出られない状況のため、
メールでのご連絡となってしまい誠に申し訳ございません。
恐れ入りますが、このまま面接に向かってもかまわないか、
ご教示いただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、
ご返信のほど、何卒よろしくお願いいたします。
氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
(都道府県から市区町村、番地、建物名、号室を正確に記載)
遅刻の印象を挽回するための3つの方法
面接の遅刻が減点対象になる可能性はありますが、不採用が確定するわけではありません。ここでは、遅刻の印象を挽回するための3つの方法を解説します。
1.面接会場で再度お詫びをする
まず、面接会場に着いて採用担当者や面接官と顔をあわせたタイミングで「この度は貴重なお時間を頂いたにも関わらず遅刻してしまい、誠に申し訳ございませんでした」とお詫びの言葉を伝えましょう。
電話だけで済ませるのではなく、直接改めて謝罪の気持ちを伝えると、誠意を示すことができます。
2.面接では堂々と振る舞う
面接が始まったら、遅刻したことは引きずらずに堂々と振る舞うのが大切です。
謝罪の気持ちを示そうと、恐縮した態度を取り続けるのは逆効果。面接では、遅刻のあるなしに関わらず「どのような人物なのか」「入社したらどのような活躍をしてくれるのか」を見られています。遅刻した事実を引きずって自分を十分にアピールできないと、過小評価されてしまう可能性もあるので、自信を持って受け答えをするようにしましょう。
3.面接後にお詫びメールを送る
面接が終わったら、改めてお詫びのメールを送るのも大切です。盛り込む内容は3つ。(1)お詫びの言葉と、(2)面接時間を調整してくれたことに対する感謝の気持ち、(3)入社意欲です。
とりわけ入社意欲に関する内容は、例文をコピペした形式的なものではなく、自分の言葉で伝えるようにしましょう。
面接後のお詫びメールの例文
件名:○月○日の面接のお礼(氏名)
本文:
株式会社○○○
人事部 △△様
お世話になっております。
本日はご多忙の中、面接の機会をいただき、
誠にありがとうございました。
貴重なお時間を頂いたにも関わらず面接に遅れてしまい、
大変申し訳ございませんでした。
貴社を第一志望にしておりますので、
柔軟なご対応によって面接の機会をいただくことができ、誠に感謝しております。
ありがとうございました。
○○様のお話を伺うことで、
貴社のビジョンや、アグレッシブな経営方針を
より深く理解することができ、
ますます貴社で仕事をしたいという気持ちが強くなりました。
新たな挑戦を続ける貴社の中で、
その発展に貢献することができれば幸甚でございます。
ご面接いただきました○○様に、
くれぐれもよろしくお伝えくださいませ。
末筆ながら、
面接のお礼を申し上げますとともに、
貴社のご発展と社員皆様のご多幸をお祈りいたします。
氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
(都道府県から市区町村、番地、建物名、号室を正確に記載)
遅刻したからといって、不採用とは限らない
面接に遅刻したという事実は、どうあがいても変わりません。しかし、遅刻したからといって不採用とは限らないので、きちんと切り替えて「これからどう挽回できるか」を前向きに考えるようにしましょう。
▼面接会場に到着するまでに、最後のおさらい
- 受付・入退室のマナー:転職の面接マナーガイド
- 緊張を解きほぐすために:面接で緊張してしまったら?悩み別・対策方法