状況別アドバイス・辞退方法を紹介 面接に行きたくない時はどうする?

面接予定日が近づくと、気持ちがだんだん重くなり、面接に行きたくない……と感じてしまうのはごく自然なこと。面接に不安を感じたり緊張したりするのは、あなただけではありません。

多くの人が面接に行きたくないと感じる理由とともに、面接に行きたくない時はどうしたら良いのか考えていきましょう。

面接に行きたくないと思う理由とアドバイス

ここでは、多くの人が面接に行きたくないと感じる理由から、実際にどうしたら良いのかという具体的なアクションを紹介します。

面接に行きたくないと思うよくある理由

「応募企業に対する理解が足りていない」「不採用続きで面接に苦手意識がある」など、面接に行きたくないと感じる理由は人それぞれです。

以下は、多くの人が面接に行きたくないと感じる理由です。中でも、自分の状況に最も近いものを選んでみましょう。アドバイスを紹介します。

1:面接が久しぶりで不安・緊張する

初対面の人に自分の話をする面接は、どうしても緊張してしまうもの。転職活動を始めたばかりで面接が久しぶりという人なら尚更です。

面接時のマナーを確認し当日をイメージしよう

久しぶりの面接で緊張するという人は、まずは面接時のマナーを確認してみましょう。面接にふさわしい服装・ヘアスタイルや、面接官に対する立ち居振る舞いなどを確認すると、面接当日のイメージが湧き、緊張がほぐれるでしょう。

簡単チェックリスト

▼事前のチェックポイント

▼当日のチェックポイント

※詳しくは→意外と知らない転職の面接マナーまとめ

周りに転職に成功した人がいれば、注意点などを聞いてみるのも良いでしょう。リアルなアドバイスを聞くことができれば、自分の面接に生かせます。

2:企業のことを調べられておらず、志望動機がまとまっていない

面接直前になっても応募先の企業のことがよくわかっておらず、志望動機もまとまっていないと「いっそのこと、面接をキャンセルしてしまおうか」と思ってしまうこともあるでしょう。

求人票やHPは全部見なくてもOK!ポイントから志望動機を考えてみよう

面接まで時間が無いのに志望動機を考えられていない人は、企業の求人票やHPから、特に志望動機に直結しそうなところだけをチェックし、志望動機を考えてみると良いでしょう。

下の表は、特にチェックすべき項目と、それに結びつけて志望動機を考える時のポイントです。

項目

ポイント

事業内容

  • 自分が携わりたいことはどんなことか?
  • なぜ、それに携わりたいのか?

企業のビジョン・成長戦略

  • 今までの経験からどんな事が生かせそうか?

中長期の成長戦略(IR情報より)

  • 今後会社が力を入れていくことに、自分はどのように関わることができそうか?

過去の経験から生かせそうなことは同じでも、志望動機は企業の事業内容や特徴に合わせて変えなければいけません。求人票やHPのうち特に重要な項目をチェックし、企業ごとに志望動機を明確にしましょう。

3:不採用続きで自信を失っている

面接を受けても落ちてばかりで自信をなくしてしまい、「面接に行きたくない」と思ってしまう人は多いでしょう。

面接の練習をして自信をつけよう

ステップ1:面接の個人練習を、実際に声を出しながら行う

ステップ2:家族や友人に面接官役をしてもらい、客観的な意見をもらう

面接をしても不採用ばかりだという人は、面接の練習が足りていない可能性があります。面接時に話したいことを頭の中で考えているだけは、本番で上手く言葉に出すことはできません。

まずは面接の個人練習として、想定される質問に対する答えを実際に声に出してみましょう。何度も繰り返し行うと自信もついてきます。また、スマートフォンなどで自分が話す姿を撮影しておくと、話し方の癖なども分かり、改善に生かすことができます。

次に家族や友人に面接官役をしてもらい、客観的な意見をもらいましょう。少し恥ずかしいと感じるかもしれませんが、伝えたいことがしっかりと相手に伝わっているかどうかを客観的に把握するのは大切です。

※詳しくは→面接練習方法を徹底ガイド【決定版】

4:本命ではない企業なので面接に気乗りしない

応募した企業について改めて考えてみると、そこまで興味がなく、面接が時間の無駄に思えて気が乗らないということを、誰しも一度は経験したことがあるでしょう。

面接練習だと思って気軽に受けてみよう

本命ではない企業の面接は、練習だと割り切って受けてみるのもアリです。面接は回数を重ねるほどに慣れてきますし、どのような質問を聞かれやすいのか分かったり、自己紹介や志望動機をスラスラと言えるようになったりします。

それでも行きたくないという場合は、無理に行く必要はありません。面接は企業への移動時間も含めると2~3時間程度は拘束されますし、交通費もかかります。面接をキャンセルすると決めたら、できるだけ早めに企業に連絡しましょう。

5:一日に何件も面接の予定を入れてしまった

一日に何件も面接を入れてしまい、行きたくないと思ってしまう人も多いようです。

今後は一日2件までにしよう

面接は一日あたり午前と午後1件ずつ計2件までにしましょう。

一日でいろんな企業を回ると疲れてしまいますし、それぞれの企業についての準備時間を確保することが難しくなってしまいます。そのせいで、1件1件の面接が上手くいかないのはもったいないでしょう。

また、たくさんの企業を受けるということが、最も自分にあった転職先への近道とも限りません。面接を受ける企業の数が多いと、その分不採用通知をもらう可能性が増え、精神的に自分を追い込む原因になりかねません。志望度がそれほど高くない企業なら、そもそも面接に行くべきなのか考えましょう

行きたくない面接を辞退する方法は?

面接に行きたくない理由を考え、辞退すると決めた時の具体的なキャンセル方法を紹介します。

無断キャンセルはNG。連絡はできるだけ早めに

企業に連絡を入れずに面接をキャンセルするのは絶対にNG。行かないと決めたらできる限り早めに連絡するのが社会人としてのマナーです。

企業は、あなたが来る時間に合わせて面接の準備をしてくれています。連絡を入れずに面接に行かないのは、面接予定だった社員の時間を無駄にしまいとても迷惑がかかる行為です。

※詳しくは→今すぐ面接を辞退できるメール例文

面接当日まで時間がある場合はメールで

面接まで3日以上ある場合は、メールにてキャンセルの連絡をしましょう。

キャンセルの理由を詳しく書く必要はありません。メールに書く際は、「諸般の事情により」などとすればOKです。

▼面接をキャンセルする際のメールテンプレート

株式会社ABC
人事部 田中様

お世話になっております。
私、○月○日○時から△次面接のお時間をいただいている鈴木と申します。
この度、諸般の事情により面接を辞退させて頂きたく、ご連絡を差し上げました。

面接の時間を確保していただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
よろしくお願い申し上げます。

鈴木
<署名>
氏名:鈴木 太郎
電話番号:0123-456-789
PCメールアドレス:suzuki@123mail.com

前日・当日なら電話で

前日や当日に面接をキャンセルする場合は、電話で連絡しましょう。

メールでは採用担当者が気づくまでに時間がかかる可能性もあるからです。「再考した結果、自分の希望にあっていないと感じた」などの理由を説明し、当日・前日の連絡になったことへの謝罪も忘れないようにしましょう。

まとめ

  • 面接に行きたくないという気持ちは、誰しもが感じるものです。
  • 面接に行きたくないと思う理由は人それぞれ。自分の気持ちに向き合い、行きたくないという気持ちが解消できそうであれば、行動してみましょう。
  • 面接に行くのが難しそうであれば、無理に行く必要はありません。企業には早めに面接キャンセルの連絡を入れましょう。
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