採用担当が評価するポイントは? 【例文16選】営業職の志望動機の書き方
転職活動で多くの人が頭を悩ませる志望動機。書類選考では重視されないケースも増えていますが、面接では必ず聞かれる重要なものです。
採用担当者に評価される志望動機とはどんなものなのでしょうか。この記事では営業職の志望動機の考え方と書き方のほか、すぐに使える例文などを紹介します。書き方と例文を参考にして、受かる志望動機を作成しましょう。
営業職の志望動機が評価されるポイントは?
営業職の志望動機が評価されるかどうかは、次の2つがポイントです。
〈評価される志望動機のポイント〉
- 「転職理由」と「応募した理由」に一貫性がある
- これまでの経験とキャリアビションを踏まえた貢献イメージが描けている
「転職理由」と「応募した理由」に一貫性があるか?
まずポイントになるのは「転職理由」と「応募した理由」の一貫性です。採用担当者に「だから自社に応募してきたのか」と納得してもらえるよう、「こういう理由で転職したいので貴社に応募しました」という一貫性のある志望動機を伝えることが必要なのです。
たとえば「出した成果で評価が決まる実力主義の環境を求めて転職を決めました」という人が、年功序列の企業に応募してきたらどうでしょうか。採用担当者は「採用してもすぐに辞めてしまうでのは?」「自社について何も調べてないのか?」と疑問を感じることでしょう。
一貫性のない志望動機は説得力がないだけでなく、「うちの会社じゃなくてもいいのでは?」「本気で志望していると思えない」といったマイナスの印象につながりかねません。
貢献イメージが描けているか?
2つ目のポイントは、「入社後はこのように貢献したい」という具体的なイメージを伝えることです。採用担当者は、自社について理解したうえで、「この会社でこんな仕事をしたい」という明確な意思を持った人を採用したいと考えているからです。
その際、評価のポイントになるのは、あなた自身のこれまでの経験とキャリアビジョンを踏まえた貢献イメージが描けているかどうか。その点がクリアできていれば、これまでの経験やスキルが募集ポジションとマッチしているか、これまでの経験を活かして転職先でも活躍できそうか、しっかり考えた上で熱意を持って応募したことが伝わります。
未経験の場合は「なぜ営業職を志望したのか」が重要
なお、未経験での転職の場合は「なぜ営業職を志望したのか」が重視されます。なんとなくとか、単なる憧れで応募してきたと思われないよう、なぜ営業職に魅力を感じたのか、志望するきっかけとなった仕事上の体験など具体的なエピソードをもとに説明できるようにしておきましょう。
営業職の志望動機を書くために必要な2つのこと
上記のポイントを押さえて、説得力ある志望動機を作るためには、次の2つを整理しておくことが大切です。
「転職を考えたきっかけ」を「応募理由」に変換する
まずは、これまでの業務経験を振り返り「転職を考えたきっかけ」を洗い出しましょう。
転職を考えたきっかけは人それぞれ。「給料が安い」「仕事がつまらない」といった現職に対する不満をきっかけに転職を考える人も多いでしょう。そういった不満を持つこと自体はおかしなことではありません。ただし、不満をそのまま応募書類に書いたり、面接で口にしたりするのはNGです。
大切なのは、その不満を前向きな転職理由に変換すること。不満を感じるということは何か叶えたいことがあるはずです。自分が何を不満に思っていて、本当はどうしたいのか、つまり「転職で叶えたいこと」が何なのか考えてみましょう。
たとえば、「関わっている商品について消費者の意見を聞く機会がなく、自分の仕事が本当に役立っているのか実感できない」「サービスに加入していただくとき以外にお客様との接点が持てず、お客様との長期的な関係性が作れない」といったように、仕事上の「現職では叶えられないこと」を整理して、「だから自分はどうしたいのか」つまり、転職先で叶えたいことを考えてみましょう。
(例)転職のきっかけ→叶えたいこと
- 関わっている商品について消費者の意見を聞く機会がなく、自分の仕事が本当に役立っているのか実感できない→エンドユーザーの声を直接聞きながら、ユーザーのリアルな意見を業務に活かせる環境で働きたい
- 成果を出しても評価や報酬に反映されず、モチベーションが保てない→よりシビアに成果を問われ、出した成果が評価や報酬に反映される環境で働きたい
…など
応募先企業のどんなところが希望とマッチするのか
「転職で叶えたいこと」が明確になったら、応募先企業のどんなところが自分の希望とマッチするのか整理してみましょう。求人票や採用ページはもちろん、口コミサイトなどもチェックして、応募先の特徴や強みをつかんでおくとスムーズです。
たとえば、「調査・企画・設計・運用・分析まで一貫して携わりたい」なら、「インハウスでマーケティング施策を運用していて計画立案から施策実行まで一気通関で担当できる点に魅力を感じた」といったように、「転職理由」と「応募した理由」に一貫性を持たせることができます。
活かせる経験/スキル・資格
次に、入社後に「活かせそうな経験/スキル・資格」を整理しましょう。
「○○の経験を活かして貢献したい」といった形で、志望動機を通して過去の経験/スキル・資格もアピールできると「自社に入社しても活躍してくれそうだ」と思ってもらうことができます。
応募先の採用ニーズに合った経験・スキルを伝える
入社後に「活かせそうな経験/スキル・資格」を判断するには、応募先企業の業務内容や、そこで求められるスキル・経験への理解が欠かせません。
求人票などから「具体的な仕事内容」「必須/歓迎要件」をよく確認して、企業の採用ニーズに合う経験・スキルをアピールしましょう。
(例)営業職で活かせる経験
- 営業職の経験
- 応募先の業界での業務経験
- プロジェクトマネジメントの経験
- 顧客や取引先と折衝を行った経験
- 目標達成に向けて粘り強く取り組んだ経験
- 計画的、自発的に課題解決に取り組んだ経験
…など
(例)営業職で活かせるスキル・資格
- コミュニケーション能力・交渉力
- 課題発見力
- プレゼンテーション力
- マネジメント能力
- 営業士
- セールスレップ
- 販売士
- セールススキル検定
- プレゼンテーション検定
- TOEIC
- 中小企業診断士
…など
営業職の志望動機の書き方
ここでは、営業職の志望動機の書き方を解説します。
まず、営業職の志望動機の基本構成と、その構成にしたがって作成した例文を確認してみましょう。
〈営業職(経験者)の志望動機の例文〉
- 貴社を志望した理由は、顧客企業のIT課題解決に貢献したいと考えたからです。
- 現職では5年間法人営業を担当しております。顧客の要望を深く理解し、最適なソリューションを提案してまいりました。近年、IT関連課題について要望を受けることが増えたことから、営業職としてITの知識と業務経験を深めたいと考え、転職を決意しました。貴社はSIerとしてトップクラスの実績を持つことに加え、顧客の潜在ニーズを掘り起こすための細やかなコミュニケーションを重視していると伺い、魅力に感じております。
- 現職では、顧客の販売データを分析し、それに基づいた提案を行うことで年間売り上げを15%向上させた経験があります。これまでの経験を活かし、顧客の課題解決に取り組むことで、貴社の事業拡大に貢献したく存じます。
(342文字)
1.応募した理由(結論)
志望動機の書き出しではまず、応募した理由を結論として一言で述べます。「○○に魅力を感じた」「○○に携わりたいと考えた」などと、応募先企業に惹かれたポイントや応募先企業でやりたいことを端的に伝えるのがおすすめです。
〈応募した理由(結論)〉
- 貴社を志望した理由は、顧客企業のIT課題解決に貢献したいと考えたからです
志望動機の書き出しに明確なルールはありませんが、表現に迷う場合は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
2.その背景やエピソード
次に、なぜ転職しようと考えたのかと、その企業のどんなところに魅力を感じたのか、応募した背景や裏付けとなるエピソードを記載します。未経験者の場合は、「なぜ営業職を志望したのか」も伝えてください。
〈転職理由〉
- 近年、IT関連課題について要望を受けることが増えたことから、営業職としてITの知識と業務経験を深めたいと考え、転職を決意しました
〈魅力を感じた点〉
- 貴社はSIerとしてトップクラスの実績を持つことに加え、顧客の潜在ニーズを掘り起こすための細やかなコミュニケーションを重視していると伺い、魅力に感じております
3.入社後の意気込み
最後に、入社後の意気込みを語って締めます。現職(前職)での経験を活かしていきたいという姿勢をアピールするとよいでしょう。あわせて、応募先の採用ニーズとマッチする業務経験と身につけたスキルを記載できると、入社後の活躍イメージを抱いてもらうことができるでしょう。
締めくくりの表現に迷う場合は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
【ルート営業・法人営業など】職種別の志望動機の例文
ここでは営業職の志望動機の例文を、5つの職種別に紹介します。
ルート営業の志望動機例文
〈例文〉
- 実際に聞いた顧客の声を業務に活かせる環境で働きたいと考え、貴社の営業職を志望しました。
- これまで部品メーカーの営業職として3年間働いておりますが、自分が関わっている製品について消費者の意見をリアルに聞く機会がなく、自分の仕事が本当に役に立っているのか実感できずにいました。消費者の意見を実際に聞ける仕事をしたいと考え、転職を決意しました。貴社は在宅医療機器メーカーとして、営業スタッフ自らが医療機関へのルート営業だけでなく、実際に機器を利用している患者様へのヒアリングなども行っており、ユーザーのリアルな意見を業務に活かせる環境に魅力を感じています。
- 現職ではプロジェクトリーダーを務めました。メンバーの課題の発見とその克服をサポートした経験が、お客様の課題解決と信頼関係の構築に役立つと考えております。一日も早く貴社に貢献できるよう努めて参りますので、よろしくお願いいたします。
(391文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 転職を決意した理由と一貫性のある応募理由を伝えて、志望動機に説得力を持たせる
- 現職での取り組みや成果を伝えて、応募先への貢献意欲をアピールする
法人営業の志望動機例文
〈例文〉
- 商品を通して顧客の企業運営をサポートできる貴社で働きたいと考え、応募いたしました。
- 現職では保険代理店の営業スタッフとして、カウンターでの商品説明や提案を行っております。保険に加入するとき以外であまり接点を持てることが少ないため、顧客とより強固な関係性を築ける仕事がしたいと考え、転職を決意しました。貴社は中小企業に特化した保険商品を提供するなど、企業運営のコンサルティングの役割を持っており、保険の提案だけでなく保険を起点に顧客と深い関係性が持てる点を魅力に感じております。
- 現職では、SNSを使ったWebプロモーションを提案・実行し、SNSフォロワー数2万人超えに貢献しました。これまでの経験を活かしつつ新しい挑戦を続けて専門性を高め、貴社の事業拡大に貢献したく存じます。
(372文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 現職では自分がやりたい仕事ができないことを、具体的な理由とともに伝える
- 現職での経験のうち、応募先で活かせるものを定量的な成果とともにアピールする
企画営業の志望動機例文
〈例文〉
- SNSマーケティングの知見・経験を積んでクライアントの要望に応えられる企画営業になりたいと考えて貴社を志望しました。
- 現職ではマーケティング支援会社の営業職として、約3年間勤務しております。SNS利用者増加に伴い、顧客からSNSに関する知見を求められる場面が多く、「SNSマーケティングを得意とする企業で経験を積みたい」と考えて転職を決意しました。貴社はSNSを活用した企画・広告運用代行のエキスパートであり、最新の知見や技術が集まる環境で経験を積むことができる点に大変魅力を感じております。
- 現職では、クライアントのニーズに合わせた実効性の高い提案を行うことで、クライアントから信頼を寄せていただき、継続受注率は90%を超えております。自身の強みであるクライアントとの信頼関係構築力を活かして、貴社の事業拡大に貢献したく存じます。
(364文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 応募先企業の特徴や強みを理解した上で、なぜその企業を選んだのか、どこに魅力を感じたのかを具体的に伝える
- 現職で培った強みを伝えて、即戦力で活躍できることをアピールする
内勤営業(カウンターセールス)の志望動機例文
〈例文〉
- アパレル販売での接客を活かしつつ、以前から興味があった旅行業界で働きたいと思い、貴社のカウンターセールスを希望しました。
- 私は年に10回以上遠出をするほど旅行が好きで、将来は旅行に関係する仕事に就きたいと以前から考えておりました。先日、両親へのプレゼント購入のために貴社を利用した際、スタッフの方が両親の趣味や価値観を反映したプランを提案してくれたことから、カウンターセールスとアパレル販売は「お客様の好みや生活スタイルに合わせたものを提案する」という点で共通項があると感じ、現職での接客経験を業務に活かせると考えて転職を決意しました。
- 現職では、SNSを使った広告プロモーションを行い、商品販売数〇〇以上、売上〇〇万円を達成しました。これらの経験を活かし、貴社でも即戦力として貢献したく存じます。
(350文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 単なる憧れではなく、現職での経験を転職先の業務に活かせると考えて応募したことをアピールする
- 現職での成果を具体的な数値とともに伝えて、活躍イメージを持ってもらう
海外営業の志望動機例文
〈例文〉
- もともと貴社の商品である日本酒を愛飲していたことと、語学力をより活かせる仕事に就きたいと思い、貴社を志望しました。
- 私は前職ではモバイル端末の営業を行い、ここ数年増えている中国やアメリカからのお客様の対応を任されておりました。そこで語学に興味を持ち、英語・中国語をチャットアプリや短期留学などを駆使して独学で学びました。清酒業界の中でも貴社の日本酒は、和食ブームのアメリカやアジアでの需要が高く、また私自身好んで飲む機会が多かったため、自信を持って世界に広められる商品だと感じております。
- 語学力を活かして、主に英語圏・中国語圏での営業活動に従事したいと考えています。よろしくお願いいたします。
(295文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 自身の体験をもとに、応募先の企業を強く志望する具体的な理由を伝えて、意欲をアピールする
- 業務で海外の顧客とやりとりをしていた経験を伝え、即戦力になれることをアピールする
【メーカー・不動産など】業界別の志望動機の例文
ここからは、営業の志望動機の例文を7つの業界別に紹介します。
メーカー営業の志望動機例文
〈例文〉
- 幼い頃からの趣味である車に関わる仕事をしたいと思い、貴社の営業職に応募いたしました。
- 車に関わる仕事をするのがかねてからの夢であり、社会人として5年間の経験を積んだタイミングで転職を決意しました。貴社はどのメーカーよりも早く環境対策、安全対策に力を入れはじめ、自動運転技術の開発研究にも率先して携わっているなど、今後の自動車業界を席巻していく存在だと感じております。
- 前職では旅行代理店で、国内旅行の営業や添乗員をしておりました。老若男女さまざまな人々と接してきた経験から培ったコミュニケーション能力と、車に関する知識を活かして、顧客にとって頼れる営業として活躍したいと考えております。
(290文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- メーカーといってもさまざまな業界があるので、なぜ「この業界を志望するのか」「なぜこの会社を志望するのか」を明確にする
- これまでの経験や身につけた能力をどのように活かして貢献したいのか、具体的なイメージを伝える
不動産営業の志望動機例文
〈例文〉
- 祖父母がコミュニティハウスに引っ越したことをきっかけに、高齢者の方々の住宅選びや暮らしをサポートしたいと考え、貴社の営業職を志望しました。
- これまで5年間、証券会社でお客様に資産運用の提案をしてまいりました。高齢のお客様は介護のリスクや年金生活に不安を抱えており、その一方で若い方は老後を見据えた資産形成に関心がある方が多くいらっしゃいます。そんななか、貴社が古い団地やマンションをリノベーションして高齢者と若い人たちが安心して共存できる環境を提供していることを知り、住宅販売を行うだけでなく、その取り組みを広めていきたいと考えました。
- 現職では、お客様の年代ごとの不安や悩みごとを理解した上で定期的にコミュニケーションを取り、深い信頼関係をつくることを意識しております。これまで身に付けたコミュニケーションスキルを活かして、貴社に貢献したく存じます。
(374文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 不動産営業としてどういった仕事をしたいのか、自身の思いを具体的に伝える
- 不動産営業に必要なコミュニケーションスキルが備わっていることを伝え、活躍イメージを持ってもらう
銀行営業の志望動機例文
〈例文〉
- 父が経営していたような地域の中小企業の役に立ちたいと考え、貴行を志望しました。
- 私の父は地元で小さな会社を経営しております。以前、事業拡大の際に取引銀行の営業担当者から融資だけでなく人脈作りなどのサポートを受けたことから、コミュニティを活かした支援ができる地方銀行の重要性を実感し、私も地域に貢献したいと考えて転職を決意しました。貴行は、○○県で高いシェアを持つだけでなく、産業の中でも農業を重視し、地域の農業を支える活動に積極的に取り組んでいると聞き、大変魅力に感じております。
- 現職の制作会社では経理を担当しており、数字に対する正確性やミスを防ぐための工夫・経験は貴行でも活かせるものと考えております。貴行の営業職として、生まれ育った地域の活性化に取り組み、貴行の発展に貢献したく存じます。
(345文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- なぜ銀行の営業職を志したのか、なかでも応募先を志望した具体的な理由を伝える
- 生まれ育った地域の活性化に取り組みたいという強い気持ちを伝えて、熱意をアピールする
保険営業の志望動機例文
〈例文〉
- 仕事を通して地方の中小企業の経営を支えたいと考え、貴社を志望しました。
- 現職では5年間、不動産営業を経験しております。業務を通して、地元企業が小さな町や村を支えている現状を目の当たりにしたことから、地方の中小企業の経営に関わる仕事をしたいと考え、転職を決意しました。貴社は「保険で中小企業を支える」という理念の下、中小企業経営に特化した商品を開発・販売しているため、経営者の悩みに直接寄り添う営業活動をしたいという自身の理想が実現できるものと魅力を感じております。
- 大学時代には地方の過疎地の経済について研究していたほか、現職では、お客様との信頼関係を構築するために定期的な訪問や電話連絡を行うなど、地道な努力で契約につなげていました。これらの経験を活かして貴社に貢献したいと考えております。
(344文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 転職先で実現したいことを具体的に伝えて、志望の理由を明確にする
- 転職先で活かせる経験と貢献意欲を伝えて熱意をアピールする
IT・ソリューション営業の志望動機例文
〈例文〉
- 近年ニーズの高まっている「情報セキュリティー」分野に関わりたいと考え、貴社の営業職を志望いたしました。
- 現職の広告会社では、企業のIT活用に取り組み、リーダーとして多くのプロジェクトを進行してきました。その際、必ず情報セキュリティーが課題として浮上し、DX推進などにおいて情報セキュリティーは必ずクリアしていかなければならない重要テーマだと実感しました。導入のしやすさと安全性から、貴社が独自に開発されたシステムの成長性が高いと感じており、貴社の商品を通して、多くの企業の課題を解決したいと思っています。
- これまでさまざまなIT課題に取り組んだ経験を活かして、貴社の営業職としてクライアントの課題解決に取り組みたいと思います。
(311文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- 応募先の商材やサービスに魅力を感じた理由を具体的に伝えて、志望した理由に説得力を持たせる
- 現職での経験を応募先で活かせることを伝え、即戦力になれることをアピールする
医療機器営業の志望動機例文
〈例文〉
-
- 私の母が以前大病を患ったことをきっかけに、人々の健康を守る予防医学に関連する仕事をしたいと思い、貴社を志望しました。
-
- 現在母は元気に暮らしていますが、長くつらい闘病生活を送っていたことから、母と同じような思いをする人を1人でも減らしたいと考え、転職を決意しました。貴社は医療機器メーカーの中でも予防医学に貢献する体成分分析装置の開発・販売に力を入れており、営業職として予防医学に関わりながら、お客様の反応を直接受け止めることができる点に魅力を感じています。
- 現職では食品メーカーの営業職として、お客様の声を直接聞けることにやりがいと魅力を感じてきました。これまで培った営業のスキルや経験を活かして、貴社の発展に貢献したいと考えております。
(317文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- なぜ医療機器の営業職を志したのか、具体的な体験をもとにその理由を伝える
- 数ある会社の中でもなぜ応募先の企業に魅力を感じたのか、その理由を具体的に伝えて、説得力を持たせる
OA機器営業の志望動機例文
〈例文〉
- OA機器のセキュリティ分野で営業職としてのキャリアを積みたいと考え、志望しました。
- 現職では、法人向けITサービスの営業職として4年間勤務しております。業務を通して、リモートワークが進むなかでOA機器のセキュリティ強化に対する需要が高まっていることを感じ、セキュリティ分野での経験を積むために転職を決意しました。貴社の営業部門では顧客ニーズに合わせてオフィス環境を整備するコンサルティング業務に力を入れていると伺い、私もそのような環境に身を置いて経験を積みたいと考えております。
- 現職では支社の営業職100人の中でTOP5に選ばれたこともあります。これまでの営業経験を活かして、即戦力として貴社に貢献したく存じます。
(306文字)
〈おさえておきたいポイント〉
- なぜ応募先の企業を選んだのか、転職理由と一貫性のある応募理由を伝えて説得力を持たせる
- 現職での実績を具体的に伝えて、即戦力として活躍できることをアピールする
志望動機の不安を解消するには…
志望動機は合否に関わる大切な質問項目。一度書き終えたからといって気を抜かず、採用担当者の印象に残る内容になっているか、時間を置いて読み直しましょう。
下記の記事では、志望動機を書く上での大切なポイントや、効果的なアピールにつなげるためのコツなどについて解説しています。
こちらもあわせてチェックしておきましょう。
この記事の執筆者

「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。
