履歴書や面接で使える例文16種 営業の志望動機の書き方

履歴書や面接で必ず聞かれる志望動機。応募先企業や職種に関する理解度・志望度の高さをきちんと伝える必要があります。

この記事では、営業職に応募するときの志望動機の書き方を解説。企画営業や海外営業など営業タイプ別の例文や、メーカーや不動産などさまざまな業界を想定した例文も紹介します。

営業の志望動機の書き方

まず、すぐにできる営業の志望動機の書き方を紹介します。志望動機を組み立てるには、下記の3つの要素が必要になります。

みほん/志望動機/1.さまざまな分野のWeb媒体を運営している貴社で、さらに営業スキルを高めたいと考え、転職を決意いたしました。/2.私は前職でアパレル系Webメディアの広告営業を行っておりました。貴社は若者に人気のファッション系媒体〇〇のほか、△△など前衛的な媒体をリリースしており、常に新しいことに挑戦していく姿勢に大変魅力を感じました。失敗を恐れずチャレンジできる貴社なら、営業スキルをさらに伸ばすことができると思い、志望しました。/3.前職で培ったアパレル系企業に関する知識と人脈を生かし、即戦力として貴社に貢献できるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。/志望動機に盛り込むべき3つの要素/1.志望理由(結論)/2.その結論に至った具体的なエピソード/3.入社後の意気込み

それでは、志望動機に盛り込む3つの要素について詳しく見ていきましょう。

履歴書に書くときは貴社面接で答えるときは御社を使います。例文や具体例は履歴書・面接のどちらにも対応しています。状況に応じて貴社・御社を使い分けてください。

1.志望理由(結論)

志望動機の冒頭にはまず「なぜ営業志望なのか」「なぜ応募先の企業で働きたいのか」という志望理由を、結論として簡潔に書きます。

記載内容を決めるためには、志望先企業のホームページや採用サイトなどにある「経営理念」「求める人物像」などをチェックし、力を入れている取り組み・事業、求められる資質や能力を調べます。その上で、どのような部分に魅力や自分の適性を感じたのかを説明しましょう。

応募先の企業の特色について書く際は、その企業の商材やターゲット層を例に出すと具体的な内容になり説得力が増します。

〈具体例〉

  • 顧客の課題に直接アプローチできる営業として働きたいと考えるようになり、貴社の人材派遣の営業職に応募した。
  • 化粧品業界の中でも、高齢者向け商品に力を入れている貴社で営業として働きたい。

志望動機の書き出しに迷ったときは、下記の記事を参考にしてください。

2.その結論に至った具体的なエピソード

冒頭で志望理由の結論を述べたあとは、その結論に至った具体的なエピソードを書きます。理由・背景を説明することで、志望動機の説得力が増します。

その企業を知った・興味を持ったきっかけとなるエピソードや、仕事に対する価値観など「自分ならでは」の要素を組み合わせて「たくさんの企業がある中でなぜ応募先を選んだのか」を説明しましょう。

転職の場合は、前職の経験をどう活かすのかということを盛り込むと、採用担当者が採用後の働き方を想像しやすくなります。

〈具体例〉

  • 前職は大手○○メーカーで人事の仕事をしていた。社員がパフォーマンスを最も発揮できる場所に配置する人事の仕事にやりがいは感じていたが、人材派遣の外部パートナーが会社の課題を解決する施策を考えてくれたことをきっかけに、自分も顧客の課題に直接寄り添える営業職にチャレンジしてみたいと思った。
    転職活動を始めた際に、貴社が人材派遣分野の実績が豊富であることを知り、前職の経験を生かして、採用に課題を抱えている企業をサポートできるのではないかと感じた。
  • 大学のサークルで高齢者施設でのボランティアに参加しており、その中で利用者がメイクをすることで見違えるように元気になる姿を見てきた。メイクは見た目のみならず心まで変えられることを知り、もともと興味のあった化粧品業界で営業職として働きたいと思うようになった。
    就職活動を進める中で、貴社が他社に比べて高齢者向け商品を数多く販売していることを知り、高齢者の方に対してさまざまなアプローチができると考えた。

エピソードが思いつかない方はこちら

3.採用後の意気込み

志望動機の締めは、これまでの経験やスキルを応募先でどのように活かせるのかを説明します。

営業経験者の場合は前職で得たスキルや経験の活かし方を記載すると、入社後にどんなポジションでどのように働けるのか、採用担当者が想像しやすくなります。

新卒や未経験者の場合は大学生活やアルバイト、ゼミやサークル活動で得たスキルや経験の活かし方を具体的に伝えると良いでしょう。

〈具体例〉

  • 前職では社員が悩みを打ち明けやすいような仕組みづくりを考案し、実行していた。前職の取り組みを活かして、派遣スタッフや派遣先企業担当者といち早く信頼関係を構築し、貴社に貢献できるよう努力したい。
  • 大学のボランティア活動では相手の話を傾聴することを心がけ、一人ひとりにあった対応をして笑顔にすることを意識していた。貴社でも顧客のニーズに合わせた提案を行い、エンドユーザーである多くの高齢者の方を笑顔にしていきたい。

コラム:面接で志望動機を聞かれたときの答え方

面接で志望動機を聞かれたときは、言いたいことを簡潔にまとめて話すことが大切です。以下の3つのポイントを意識して答えるようにしましょう。

  • 最初に結論として志望先の企業・仕事内容で惹かれたポイントを答える
  • 長さは1~3分に収める
  • ありきたりな魅力を述べないように注意する

面接での志望動機の答え方について、くわしくは下記の記事をチェックしてください。

【ルート・法人など】営業タイプ別の志望動機の例文

ここからは、営業の志望動機の例文を、5つの営業タイプ別に紹介します。

「ルート営業」は関係づくりへの熱意がポイント

〈例文〉

  1. 実際に聞いた顧客の声を業務に活かせる環境で働きたいと思い、貴社の営業職を志望しました。
  2. 前職では開発職として働いていましたが、自分が関わっている製品について消費者の意見をリアルに聞く機会がなく、自分の仕事が本当に役に立っているのか実感できずにいました。消費者の意見を実際に聞ける仕事をしたいと思い、営業職への転職を考えるようになりました。
    貴社は在宅医療機器メーカーとして、営業スタッフ自らが医療機関へのルート営業だけでなく、実際に機器を利用している患者様へのヒアリングなども行っており、ユーザーのリアルな意見を業務に生かせる環境に魅力を感じています。
  3. 前職ではプロジェクトでチームリーダーを務めました。貴社のルート営業で重要となるお客様との長期にわたる関係構築力や、メンバーの課題の発見とその克服をサポートした経験などが役に立つと考えています。一日も早く貴社に貢献できるよう努めて参りますので、よろしくお願いいたします。

ルート営業に応募する場合は、コミュニケーション力がしっかり伝わる志望動機を書きましょう。

ルート営業は既存の顧客に対する営業であるため、長期にわたって良好な関係を築ける力や相手が必要としているものを見つける力が重要です。

また、契約を途切れさせず新たな契約につなげることも必要になるため、根気強さをアピールできるようなエピソードがあれば、盛り込むのも良いでしょう。

「企画営業」は企画提案力がポイント

〈例文〉

  1. SNSマーケティングの知見・経験を積んでクライアントの要望に応えられる企画営業になりたいと思い、貴社を志望しました。
  2. 前職ではWebマーケティング支援事業を行う会社で営業を担当していました。近年はSNS利用者が急増しているため、SNSに関する知見も求められる場面が多く、独学で勉強する中で「SNSマーケティングを得意とする企業で経験を積みたい」と考えるようになり転職を決意しました。
    貴社は日本で最も利用者数の多いSNSを活用した企画・広告運用代行のエキスパートであるため、最新の知見や技術が集まる環境で経験を積むことができると思い、志望しました。
  3. 前職では、クライアントへの広告運用データに基づいた論理的な提案を大切にしていました。確度の高い広告効果予想を伝えることで、クライアントからも信頼を寄せていただき、継続受注率は90%を超えております。貴社でもデータ分析をもとにした論理的な提案で、クライアントとの信頼関係構築に繋げていきたいと考えています。

企画営業は、問題解決型営業またはソリューション営業ともいい、IT業界や広告業界などで一般的です。

企画営業を志望する場合は、顧客のニーズに合わせた企画を提案する力があることをアピールしましょう。企画営業は単に商品をすすめるだけでなく、顧客の課題に合わせて商品の魅力や活用法を伝える必要があります。

未経験者は、前職や学生時代の所属団体などで課題解決のために取り組んだ経験をアピールしましょう。

「法人営業」は決裁プロセスを意識した営業力がポイント

〈例文〉

  1. 商品を通して顧客の生涯をサポートできる貴社で働きたいと思い、志望しました。
  2. 私は保険代理店の営業スタッフとして、カウンターでの商品説明や提案を行っておりました。一般客向けの営業は、保険に加入するとき以外であまり接点を持てることが少なく、顧客とより強固な関係性を築ける仕事がしたいと思い、転職を決意しました。
    貴社は中小企業に特化した保険商品を提供するなど、企業運営のコンサルティングの役割を持っており、保険の提案だけでなく保険を起点に顧客と深い関係性が持てる点が魅力だと思っています。
  3. 前職ではご夫婦や親子で来られたお客様へ保険加入を勧める際に、誰にどのような順番で説明をすればよいかを考えながら提案していました。この工夫によって事業所内でトップクラスの成約数を達成しました。貴社の営業でも意思決定プロセスを意識して活動したいと思っています。

法人営業は窓口担当から決裁者まで話をつなげる営業力をアピールしましょう。

法人営業で商談を進めるためには、最終の意思決定をする部門責任者や経営層にアプローチする必要があります。そのため、担当者1人だけでなく、顧客である企業全体から信頼を得られるようなコミュニケーション力が求められます。

前職で経営層との商談経験がある場合は、商談に持ち込むために行った工夫や、商談中に意識していたことなどを説明すると営業力のアピールにつながります。

また、誰であっても物怖じせずに対話できるスキルも重宝されるので、前職や所属していた団体などで上の立場の人に掛け合った経験やエピソードがあれば伝えるようにしましょう。

「内勤営業」はニーズへの対応力がポイント

〈例文〉

  1. アパレル販売での接客を活かしつつ、以前から興味があった旅行業界で働きたいと思い、貴社の旅行カウンター業務を希望しました。
  2. 私は年に10回以上遠出をするほど、旅行が好きです。以前、両親の結婚30年のプレゼント購入のために貴社を利用し、スタッフの方が両親の趣味や価値観を反映したプランを提案してくれました。
    旅行カウンター業とアパレル販売は「お客様の好みや生活スタイルに合わせたものを提案する」という点で共通項があると感じました。カウンタースタッフなら、前職での接客経験を活かしながら仕事で旅行に携わることができると思い、転職を決意しました。
  3. 前職では、お客様の好みや価値観、コンプレックスなどをお客様とのコミュニケーションを通じて引き出し、最適なスタイリングを提案することで売上達成に貢献してきました。このスキルも生かしながら、いち早く専門知識を身に付けて貴社に貢献していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

内勤営業では顧客の話をよく聞き、ニーズに応じて上手に商品を説明・販売するスキルが求められます。

前職で接客や顧客対応の経験がある場合は、本心を引き出すために顧客とのコミュニケーションで重視していたことを説明すると対応力のアピールにつながります。

未経験で顧客と接した経験がない場合は、仕事や組織のチームメンバーと意思疎通を図るために意識してきたことを記載しましょう。

「海外営業」は外国語でのコミュニケーション力がポイント

〈例文〉

  1. もともと貴社の商品である日本酒を愛飲していたことと、語学力をより生かせる仕事に就きたいと思い、貴社を志望しました。
  2. 私は前職ではモバイル端末の営業を行い、ここ数年増えている中国やアメリカからのお客様の対応を任されておりました。そこで語学に興味を持ち、英語・中国語をチャットアプリや短期留学などを駆使して独学で学びました。
    清酒業界の中でも貴社の日本酒は、和食ブームのアメリカやアジアでの需要が高く、また私自身好んで飲む機会が多かったため、自信を持って世界に広められる商品だと感じております。
  3. 語学力を生かして、主に英語圏・中国語圏での営業活動に従事したいと考えています。よろしくお願いいたします。

海外営業では単に外国語が話せるだけでなく、スムーズにコミュニケーションがとれることが重要です。経験者はビジネスで外国の方とやりとりしていた経験を具体的に盛り込むと、即戦力になれることをアピールできます

応募先が中小企業の場合は、大企業に比べて社内リソースが限られるため「少ないリソースで最大限の結果を出すための工夫」や「商社や専門機関などの外部組織と連携する力」も求められます。過去の営業経験からこれらの工夫や能力をアピールできるエピソードがあれば、語学力と合わせて伝えるようにしましょう。

コラム:「営業事務」はサポート力がポイント

営業事務は、営業職のサポート業務が主な仕事です。よく営業職は「会社の花形」と言われますが、それは営業事務の細やかなサポートがあるからです。

営業事務は、営業先で提出する資料や会議等の社内資料の作成、顧客や在庫の管理、ほかにも来客や電話への対応など、多岐にわたり営業部門をバックアップします。

こうしたことから営業事務にはパソコンなど事務仕事にまつわる高いスキル、社内はもちろん顧客からも信頼される人柄が求められます。志望動機では、具体的な事務経験や接客などで顧客と関わった経験を記載すると良いでしょう。

〈例文〉

  1. 雑貨屋の店舗管理のスキルをさらに磨くことができる環境で働きたいと考え、貴社への転職を決意いたしました。
  2. 前職では主に売り上げや仕入れの管理を担当していましたが、一店舗の管理だけではなくより規模の大きな環境で事務スキルを向上させたいと思うようになりました。
    貴社は輸入雑貨の取り扱い量が国内トップクラスで、日々の対応業務が多く、効率的に業務を進めることが必要になると思うので、前職の知識を役立てながら事務職としても成長できると考えました。
  3. 売り上げデータの作成、販売資料やチラシの作成などの業務経験から、Word、Excel、PowerPointなどのオフィス系ソフトは一通り使用できます。接客で培ったコミュニケーション能力を活用して、いち早く貴社に貢献できるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。

事務系職種の志望動機について、詳しくは下記の記事で解説しています。

【メーカー・不動産・銀行など】業界別の志望動機の例文

ここからは営業の志望動機の例文を、7つの業界別に紹介します。

「メーカー営業」志望は、企業の特色を押さえることがポイント

〈例文〉

  1. 幼い頃からの趣味である車に関わる仕事をしたいと思い、今回の営業職の求人に応募させていただきました。
  2. 車に関わる仕事をするのがかねてより夢であり、社会人として5年間の経験を積んだタイミングで転職を決意しました。
    貴社はどのメーカーよりも早く環境対策、安全対策に力を入れはじめ、自動運転技術の開発研究にも率先して携わっているなど、今後の自動車業界を席巻していく存在だと感じております。
  3. 前職では旅行代理店で、国内旅行の営業や添乗員をしておりました。老若男女さまざまな人々と接してきた経験から培ったコミュニケーション能力と、車に関する知識を活かして、顧客にとって頼れる営業として活躍したいと考えております。

メーカー志望者は「なぜこの『業界』を希望するのか」「なぜこの『会社』を希望するのか」を明確にして志望動機を書きましょう。

メーカーには自動車や鉄鋼、住宅などさまざまな業界があるので、ただ単にメーカーの営業を希望するだけではアピールになりません。

志望先の商品のどういったところに魅力を感じているか、それを売るためにどんなことができるのかを伝えることが、他社との差別化になり評価につながります。

メーカーの志望動機について、くわしくは下記の記事で解説しています。

「不動産営業」志望は、安心感や信頼感を与える対人スキルがポイント

〈例文〉

  1. 祖父母がコミュニティハウスに引っ越したことをきっかけに、高齢者の方々が地域コミュニティーが充実した住宅を求めていることを知り、仕事を通してそうした暮らし方をサポートしていきたいと思い、貴社の営業職を志望しました。
  2. これまで私は、証券会社で資産運用の提案をする業務をしていました。高齢のお客様は介護のリスクや年金生活に不安を抱えており、その一方で若い方は老後を見据えた資産形成に関心がある方が多くいらっしゃいます。
    そんな中、貴社が古い団地やマンションをリノベーションして高齢者と若い人たちが安心して共存できる環境を提供していることを知り、住宅販売を行うだけでなく、その取り組みを広めていきたいと考えました。
  3. 前職では、お客様の年代ごとの不安や悩みごとを理解した上で定期的にコミュニケーションを取り、深い信頼関係をつくることを意識しておりました。貴社の業務でも、これまで身に付けたコミュニケーションスキルを生かして活躍したいと考えております。

土地や住宅の購入・賃貸は顧客にとって高額な買い物なので、顧客は決断まで慎重になります。

そのため不動産営業志望者は、顧客の決断を後押しできるような安心感・信頼感のあるコミュニケーションスキルや知識があることをアピールしましょう。

不動産業界の志望動機について、くわしくは下記の記事で解説しています。

「銀行営業」志望は、信頼を得るスキルがポイント

〈例文〉

  1. 父が経営していたような地域の中小企業の役に立ちたいと思うようになり、貴行を志望しました。
  2. 地元の中小企業の経営者だった父が事業拡大の際に、取引銀行の営業担当者から融資だけでなく人脈作りなどのサポートを受けたことで、順調に事が進んだと知り、コミュニティを活かした支援ができる地方銀行の重要性を実感いたしました。
    私も地域に貢献したいと思い、地元企業への融資を積極的に行い、地域活性の柱となっている貴行に魅力を感じております。
  3. 私は現在、制作会社で経理を担当しています。経理で培った数字に対する正確性やミスを防ぐための工夫・経験を生かし、貴行の信頼のおける営業職として、ぜひ生まれ育った地域の活性化に貢献したいと考えております。

銀行の営業マンの仕事には個人向け、法人向け(B to B)の2種類があり、それぞれ預金や融資、資産運用などの業務を行います。いずれも相手の資産を扱う仕事であるため、「この人なら任せられる」という信頼を得るスキルや能力が求められます。

志望動機では、これまでの経験から「相手の興味・関心に合わせた話題で定期的に交流を図った」「顧客に関わる重大なミスを起こさないように業務を見直した」など、顧客との信頼関係を構築・維持するために取り組んだことをアピールしましょう。

金融業界(銀行、証券、保険など)の志望動機について、くわしくは下記の記事で解説しています。

「保険営業」志望は、関係構築力がポイント

〈例文〉

  1. 仕事を通して地方の中小企業の経営を支えたいと思い、志望しました。
  2. 前職では5年間、地方企業で不動産営業を経験しました。その中で地元企業が小さな町や村を支えている現状を目の当たりにし、地方の中小企業の経営に関わる仕事をしたいと思ったため、転職を決意しました。
    貴社は「保険で中小企業を支える」という理念の下、中小企業経営に特化した商品を開発・販売しているため、経営者の悩みに直接寄り添う営業活動が地方の中小企業を守るという自分の使命とつながると考え、志望しました。
  3. 大学時代には地方の過疎地の経済について研究していました。また前職では、お客様との信頼関係を構築するために定期的な訪問や電話連絡を行うなど、地道な努力で契約につなげていました。この経験を活かして貴社に貢献したいと考えております。

保険は商品の差別化が難しいことから、営業担当の人柄や対応といった「関係構築力」が契約の鍵を握っています。

転職の場合は、前職で顧客との信頼関係を築くために工夫したことをアピールしましょう。

生命保険会社の志望動機について、くわしくは下記の記事で解説しています。

「IT・ソリューション営業」志望は、チームマネジメント力がポイント

〈例文〉

  1. 近年ニーズの高まっている「情報セキュリティー」分野に関わりたいと思うようになり、貴社の営業職を志望いたしました。
  2. 私は広告会社で企業のIT戦略に取り組み、リーダーとして多くのプロジェクトを進行してきました。その際、必ず情報セキュリティーが課題として浮上し、DX推進などにおいて、情報セキュリティーは必ずクリアしていかなければならない重要テーマだと実感しました。
    導入のしやすさと安全性から、貴社が独自に開発されたシステムの成長性が高いと感じており、貴社の商品を通して、多くの企業の課題を解決したいと思っています。
  3. 前職でさまざまなIT課題に取り組んだ経験を生かして、貴社の営業としてクライアントの課題解決に取り組みたいと思います。

IT・ソリューション系では、会社によって取り扱う商材や提供するサービスが異なるので、自分がなぜこの商材を扱いたいのか・業務に携わりたいのかを説明できるようにしてください。

なお、ウェブサイトの制作などを行う企業に応募する場合、チームマネジメント力をアピールできると良いでしょう。デザイナーやプログラマーなどのスタッフをまとめ、顧客の課題解決に向けてチームでプロジェクトを進める必要があるからです。

IT業界の職種別の志望動機は、下記の記事でくわしく解説しています。

「医療機器営業」志望は、医療者と関わる姿勢がポイント

〈例文〉

  1. 私の母が以前大病を患ったことをきっかけに、人々の健康を守る予防医学に関連する仕事をしたいと思い、貴社を志望しました。
  2. 現在母は元気に暮らしていますが、治療中は長くつらい闘病生活を送っていたので、母と同じような思いをする人を1人でも少なくしたいと考えるようになりました。
    貴社は医療機器メーカーの中でも予防医学に貢献する体成分分析装置の開発・販売に力を入れているため、予防医学に関わることができると考えました。また、お客様の反応を一番近いところで得ることができる点に魅力を感じています。
  3. 前職で食品メーカーの営業職を経験し、お客様の反応を一番近いところで得られる仕事にやりがいと魅力を感じてきました。これまで培った販売のスキルや経験を活かして、貴社に貢献したいと考えています。

医療機器メーカーの営業は、社内では技術職・開発担当者と、社外では顧客である医師や医療関係者とやりとりをすることになります。

そのため、さまざまな医療の専門家の間に立って、商談や課題解決をスムーズに進める積極的な姿勢が必要です。

関連職種である製薬業界の営業(MR)の志望動機は、下記の記事で解説しています。

「OA機器営業」志望は、顧客ニーズを把握する姿勢がポイント

〈例文〉

  1. OA機器メーカーのセキュリティ分野で第一線を張る貴社で、営業としてのキャリアを積みたいと思い、志望しました。
  2. これまで法人向けITサービスの営業として4年間勤務しました。転職を考え始めたタイミングで、営業活動でお客様と話している際、リモートワークが増える中でOA機器のセキュリティ強化に対する需要が高まっていると気づき、セキュリティ分野において第一線を行く貴社で働きたいと考えるようになりました。
    お客様へのヒアリングから自社に何を求めているのかを想像し、そのニーズに合わせて商品の良さを考え、直接お客様に伝えられることに魅力を感じているため、前職に引き続き営業職として働きたいと考えています。
  3. 前職では支社の営業職100人の中でTOP10に選ばれたこともあります。この営業経験を活かして、即戦力として売上に貢献したいです。

OA機器・通信機器営業はオフィス、病院、行政関連施設など営業先の業種が幅広いため、顧客の事業や業界についてどん欲に学ぼうとする姿勢や向上心が求められます。

これまでに、顧客のニーズを把握するためにどのような努力をしたのかを記載すると自己アピールにつながります。

職務経歴書を作成する場合は、下記の記事も合わせてチェックしてください。

志望動機が完成したあとは…

志望動機が完成したあとは、履歴書の提出マナーを提出方法別におさらいしておきましょう。

下記の「履歴書の書き方ガイド」では、印刷の仕方よくある疑問についてもまるっと解説してるので、ぜひチェックしてみてください。

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