転職者・新卒者・未経験のポイントを解説 志望動機の書き出し

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「志望動機の書き出し方がわからず、履歴書が書けない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

ここでは転職者・新卒者・未経験、それぞれの志望動機の書き出しについて例文を用いて解説します。

志望動機の書き出し3パターン

志望動機の書き出しは大きく分けて3パターンあります。まずはその3パターンを例文とともに解説します。

【1】志望する理由は◯◯である

書き出しで志望理由をストレートに説明することで、自身の考え方を伝えるパターンです。

志望理由は企業側にとって、その求職者が自社に合っているかを見ることができる大切な判断材料です。

「より高度な技術を身に付けたかった」「より多くの方に良いものを提供したい」など、向上心が伝わる理由を書き、熱意を持って転職を決意したことを伝えるようにしましょう。

  • 「私が貴社を志望するのは、○○という理由です」
  • 「○○するために、貴社を志望しました」
  • 「より多くの方に○○を□□したかったので貴社を志望しました」

<例文>

私は貴社の事業を通して、より多くの人々にファッションを楽しんでもらいたく、今回の求人に応募いたしました。

前職ではアパレルショップで販売を担当し、お客様のニーズを汲み取りながら売り上げを達成することを目標にしておりました。しかし、販売という立場ではお客様のニーズを叶える手段が限られていると感じるようになり、転職を決意いたしました。

貴社はアパレル販売のみならず、洋服のレンタルやプロのスタイリストによるコーディネートサービスなどを展開し、さまざまな形でファッションの楽しみ方を提案しているところに魅力を感じました。

前職で得たアパレルの知識を生かしながら、貴社に貢献したいと考えております。

【2】貴社の○○に最も魅力を感じている

書き出しで数多くの企業からその会社を選択したポイントはどこかを伝えるというパターンです。

この内容が深ければ深いほど、入社したい思いをより強く伝えることができます。そのために企業研究をしたり、説明会に参加したりして、多くの知識を身に付けるようにしましょう。

  • 「私は貴社の○○に最も魅力を感じております」
  • 「貴社の○○は私にとって大きなチャンスだと考えております」
  • 「貴社の〇〇の分野に貢献したいと考えております」

<例文>

私は貴社の作る精巧なジオラマに大変魅力を感じております。

前職ではハウスメーカーで営業をしておりましたが、営業ツールのひとつとして貴社のジオラマの存在を知り、その美しさとクオリティーの高さに感銘を受けて転職を決意いたしました。

前職で培った営業力を生かし、貴社のジオラマの魅力をより多くの人々に伝えたいと考えております。いち早く即戦力になれるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。

【3】これまで○○を行ってきた

書き出しで前職やこれまでの経験を伝えることで、自分がどんな人間で何ができるのかを説明するパターンです。

企業側はどんな人が自社に応募してきたのかを知ることができるので、志望動機を読み進めやすくなります。わかりやすさを重要視して簡潔に書くようにしましょう。

  • 「私はこれまで○○の業務を行ってきました」
  • 「私は○○に力をいれ、学んでまいりました」
  • 「私は○○に興味を持ち、□□に取り組んでまいりました」

<例文>

私は、前職で自動車の営業をしておりました。

営業を通してさまざまな年代や立場の人々とかかわった経験を生かしつつ、新たなフィールドでより高い営業術を身に付けたいと思い、転職を決意いたしました。

貴社は社内外での勉強会や戦略会議、異業種交流などを行ってさまざまな方とコミュニケーションを取る場を設けており、営業スキルを高められる環境として大変魅力を感じました。

企業が志望動機の書き出しに求めていること

企業が志望動機の書き出しに求めているのは、あなたの経験またはビジョンをシンプルに伝えることです。

紹介した3パターンのいずれかを使って、これまで何をしてきたのか、もしくはどんなビジョンを持って志望先に応募したのかを端的に伝えましょう。志望動機の第一印象は書き出しで決まります。

奇抜なことを書く必要はありませんが、書類選考担当者があなたに興味を持って読み進められるよう、わかりやすく具体的に書くことは必ず意識しましょう。

コラム:公務員の書き出しのポイント

公務員に応募する場合の書き出しでは、地域貢献がポイントになります。

公務員の仕事は地域貢献と密接にかかわっているため、「なぜその自治体で働きたいと思ったのか」について、書き出しで具体的に伝えることが求められます。

応募先ならではの地域への取り組みや力を入れている分野を把握し、自分のやりたいことと照らし合わせましょう。

  • 「私は○○市の□□事業に携わりたいと考えております」
  • 「私は□□年間○○市で育ってまいりました」
  • 「○○市の□□という取り組みに大変感銘を受けたことが私の志望動機です」

<例文>

私は◯◯市の子育て事業に携わりたいと考えております。

○○市が昨年から行っている独自の子育て支援サイトの運営や年齢別の運動・食育プログラムなどの取り組みは、子育て環境を充実させ、地域活性化につながっていると感じました。

より○○市が子育てしやすい地域になるように尽力いたします。

転職者の志望動機の書き出し【例文付き】

転職者の志望動機の書き出しと例文を、アピールしたい内容に沿って紹介します

パターン1:前職の経験を生かしたい

前職の経験を生かしたい場合は、その経験をどのように生かしたいと考えて転職先を志望したのか、具体的に語る必要があります。前職の経験が生かせることが面接官に伝わる志望動機になっているのか、何度も推敲して書き出しを決めていきましょう。

また、前職の退職理由と転職理由がうまくつながるかを意識することも大切です。

  • 「前職では○○として働き、□□に力を注いでおりました」
  • 「私は○○に興味を持ち、前職では□□として働いておりました」

<例文>

前職では採用にまつわるコンサルティング営業として働いておりました。

この度、家庭の事情により地元にUターンすることになり、新たな環境で前職の経験を生かせる仕事に就きたく、貴社に応募させていただきました。

地元企業の採用をサポートしている貴社で、前職のノウハウが十分に生かせると考えております。 

パターン2:転職先の理念や事業に共感した

その企業の理念や事業に共感した場合は、どのような部分になぜ惹かれたのかを明記してください。

加えて、前職での経験をどのように生かせるかについても説明すれば即戦力になることが伝わります。

  • 「貴社の○○という理念に惹かれ、志望いたしました」
  • 「○○と□□を理念にした、貴社の△△という事業にとても魅力を感じております」

<例文>

貴社では、商品の開発から販売まで全ての工程においてお客様の声を反映させており、そうしたお客様を第一に考えた取り組みに強く惹かれました。

前職ではアクセサリーブランドの販売員として働いておりました。

接客を通してお客様から「こんな商品があったらうれしい」といったご希望を聞くことも多く、よりお客様のニーズを満たした商品を提供したいという思いが強くなりました。

未経験の業種・職種に転職する場合のポイントは?

未経験の業種・職種に転職する場合は、前職で培ったスキルで生かせる部分を綴ることと、前向きに学ぶ姿勢を見せることがポイントです。

まったく違う分野でも、行動力や忍耐力、分析力や考察力といったどんな業種や職種でも求められる基礎能力があることは評価されます。

例えば、販売職からSEへの転職を希望している場合、ITに関する知識や経験が乏しくても、販売職で培われたコミュニケーション能力や、売り上げ達成のために同僚と協力するチームワークなどをアピールすることができます。加えて、前向きに学ぶ姿勢を見せることで向上心ややる気を伝えられます。

  • 「前職では○○をしておりました。貴社の事業は前職とは全く違う分野ですが、○○で培った□□という経験を生かしたいと考えております」
  • 「前職での□□の経験が貴社の○○に活かすことができると考えております」

<例文>

スタートアップ企業の新規立ち上げに携わった前職では、厳しい仕事を乗り越える精神力や臨機応変な行動力を身に付けることができました。

未経験者を募集している貴社は、私にとって大きなチャンスだと考えております。

未経験の分野でご迷惑をおかけするかと思いますが、一から必要な知識を身に付け積極的に取り組む所存です。

転職者の志望動機の書き出しのNGパターン

「私は前職の◯◯な点に不満を持ち、転職を決意しました」など、志望動機に前職を批判するような内容を書くことはNGです。

前職の悪口や給与面での不満を書いてしまうと、自社でも不満を持ったらすぐに辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。

前職よりも転職先に惹かれる点を書くことで、前職が悪いのではなく貴社のほうが自分に合っていると伝えることが大切です。

新卒者の志望動機の書き出し【例文付き】

新卒採用に応募する場合の志望動機の書き出しを例文と併せて紹介します。

パターン1:学んだことを生かしたい

学んだことを生かしたいという場合は、在学中に何を学び、なぜそれを仕事にしたいと思ったのかを具体的に書いてください。働いた経験がなくとも学生時代に何を学んだのか、努力できる人なのか、素直に学んでいける人なのかを企業はみています。

  • 「在学中には○○を学び、□□に力を注いでおりました」
  • 「在学中は○○に興味を持ち、□□を専攻いたしました」

<例文>

在学中に学んだファッション造形の知識を貴社で生かしたく、志望いたしました。

子供服はファッション性だけでなく機能性も重視されるということを学び、貴社の商品に興味を持つようになりました。また、新商品の開発時には子育て中の保護者の方のアイデアを採用するなど、保護者や子供が本当に求めている商品を作るという姿勢に感銘を受けました。

いち早く貴社に貢献したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

パターン2:これまでの経験がきっかけ

学生時代に学んだことだけでなく、今までの経験から志望動機を書き出すことも可能です。その経験がなぜ志望先への興味につながったのかをわかりやすく伝えることが必要になります。

  • 「私は○○の経験から□□という職業に憧れ、貴社を志望いたしました」
  • 「○○の経験をしたことから、貴社の□□をより世間に広めたいと思うようになりました」

<例文>

私は趣味のランニングを通してケガ予防の大切さを知ったことから、貴社のサポートシューズに興味を持つようになりました。

貴社のサポートシューズをより多くの人に知ってもらい、スポーツ中のケガで悩む人が少しでも減ってほしいと考えております。

営業職として貴社に貢献するために頑張りますので、よろしくお願いいたします。

新卒者の志望動機の書き出しNGパターン

新卒の場合に陥ってしまいがちなのが、学習や部活、アルバイトやインターンといったエピソードを詰め込みすぎて内容がまとまらないというケース。

エピソードが絞れていない書き出しでは、何を伝えたいのかわからなくなってしまいます

簡潔にまとめ、採用担当者が読みやすい文章にすることを心がけましょう。

まとめ

志望動機の書き出しはさまざまなパターンがありますが、どの場合でもわかりやすさが求められます。

採用担当者が読んだときに、自分が言いたいことがしっかりと伝わるかを確かめながら書きましょう。

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