対処法を解説 履歴書の学歴が書ききれないときは?
学歴が書ききれない場合の履歴書の書き方を解説します。
Q.履歴書の学歴が書ききれない場合は?
A.そもそも学歴は高校卒業からでOK
転職者の場合、学歴は「高校卒業」から書けば問題ありません。義務教育を含む「小学校入学~高校入学」までの学歴は、省略するのが一般的です。
ちなみに、新卒の場合は「中学校卒業」から記載します。
中学卒業後に専門学校に進んだ場合は、「○○専門学校卒業」から書き始めましょう。
また、浪人期間中に予備校に通っていた経歴は、履歴書には記入しなくてOKです。
▼学歴・職歴欄の基本的な書き方は…
コラム:学校名が長すぎる場合は?
そもそも学校名や学科・専攻名が長くても、省略して記入するのはNGです。
ここでは、学校名や学科・専攻名が1行に収まりきらない場合の対処法を、2つのステップに沿って解説します。
- 文字サイズを小さくして1行に収める
- キリのいいところで切り、2行に分けて記入する
ステップ1/文字サイズを小さくして1行に収める
PC作成の場合、履歴書の文字サイズは10.5~11ptが基本です。それよりも大きい場合は、文字サイズを小さくして学校名や学科・専攻名が1行に収まるように調整しましょう。
手書きの場合は、枠の高さに対して8割程度までであれば小さくしてもOK。それよりも小さいと文字が潰れてしまって読みづらいのでNGです。
ステップ2/キリのいいところで切り、2行に分けて記入する
ステップ1で文字サイズを調整しても収まらないのあれば、学校名や学科・専攻名をキリのいいところで2行に分けて記入するほかないでしょう。
なお、記入する行が増えたことで欄が足りなくなってしまった場合は、学歴・職歴欄が大きな履歴書を使用しましょう。おすすめのテンプレートは「学歴・職歴欄が大きな履歴書を使うのもおすすめ」で紹介します。
Q.学歴の一部を省略してもいい?
A.空白期間が生まれるのでNG
「何度か中退や転入をしている」「複数の大学を卒業した」など、学歴が多い場合でも省略するのはNG。省略することで、空白期間ができたり経歴の辻褄があわなくなったりすると、採用担当者に不信感を与えかねません。
また、入社後に経歴を隠していることがバレると、最悪の場合経歴詐称で解雇される可能性もあります。
学歴も職歴も多く、欄に収まりきらない可能性が高い場合、まずは学歴を必ずすべて記入してから、職歴を調整するのがベターです。
▼職歴を調整する方法は…
学歴・職歴欄が大きな履歴書を使うのもおすすめ
学歴が多くて書ききれない場合は、学歴・職歴欄が大きな履歴書テンプレートを使用するのもひとつの手。左側だけでなく、右側にも学歴・職歴欄が続いている履歴書がおすすめです。
以下に学歴・職歴欄が大きな履歴書テンプレート2つを「見開きA3サイズ」と「A4サイズ・2枚版」、Word・Excel・PDFの3つの形式で用意しました。
自分に合ったものを選んで使用してください。
学歴・職歴欄が大きく、自由記述欄が1つだけの履歴書
Word(見開きA3) | Word(A4・2枚) |
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PDF(A4・2枚)
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学歴・職歴欄が大きく、自由記述欄が「志望動機」と「自己PR」の履歴書
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※手書きの場合 |
▼その他の履歴書フォーマットはこちら
下記の「履歴書の書き方ガイド」では、履歴書にあるすべての欄の書き方を解説しています。また、履歴書が完成したあとの企業への提出マナーについても紹介。封筒の書き方や送付状の作り方など、確認したい人は参考にしてください。
この記事の執筆者
「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。