欠勤する場合の注意点を解説 「会社を休みたい」と思ったら休んでいい?
「会社を休みたい」と思うことは、誰しもあるでしょう。ただ実際には、担当している業務や、職場の同僚に負担をかけてしまうことを考えると、後ろめたさや罪悪感を覚え、本当に仕事を休むべきか悩みますよね。
今回は、会社を休むかどうか悩んだときの考え方を紹介します。また、休むと決めた場合に注意すべき点も4つ解説します。
会社を休みたいと思ったら休んでいい?
休みたいなら無理せず休んでいい
会社を休みたいと思うのは、肉体的・精神的な疲れを感じている証拠。「職場の人に迷惑をかけるのでは」と躊躇するかもしれませんが、たまには無理をせずに休む判断をしましょう。
疲れている状態で仕事を頑張ろうと思っても、最大限のパフォーマンスを発揮できず成果につながらなかったり、体力・気力が限界に来てしまえば、仕事を長く続けることが難しくなったりします。
なかには「会社を休むと上司から良く思われないのでは」といった不安がある人もいるかもしれませんが、会社側は従業員にできるだけ長く健康的に働いてほしいと思っています。
そのため、状況によっては、無理を重ねて急に辞めることになるより、我慢しすぎず適度に休むことが大事です。
精神的にしんどいなら休職も考えよう
「最近、何に対してもやる気がでない」「理由もなく涙が出る」など、精神的にしんどい状態で限界を感じているなら、数日間の休みではなく休職して長期的に休むのもアリです。
身体的な疲れは数日休めばとれることもありますが、精神的な疲れを短期間で癒すことは簡単ではありません。
メンタルクリニックや病院の精神科へ行き、医師から診断書をもらうと数週間から数ヶ月間休職することができます。ただし、診断書をもらうと管理職への昇格が難しくなる、生命保険の審査が通りにくくなる可能性もあるため、慎重に判断しましょう。
会社を休むときの4つの注意点
本当にしんどいときは会社を休んでも大丈夫。
ただしトラブルを防ぐために、次の4つの点に注意しましょう。
それぞれの注意点について、気を付けるべき理由や具体的な取り組み方を解説します。
無断欠勤は絶対にしない
会社に休みの連絡を入れず無断で欠勤をすることは絶対に避けましょう。
無断欠勤は職場に大きな迷惑をかけ、会社からの信用を一気に失う行為です。また、自分自身も後ろめたさを感じて、次の出社が億劫になる可能性も高いでしょう。
当日に会社を休むときは、電話で直属の上司に理由を伝えてください。上司の出勤時間がわかる場合はその時間に、出勤時間がわからない場合はまず始業時間の10分前に電話してみましょう。
もし最初の電話でつながらなければ数分後にかけ直し、上司とコンタクトが取れるまで連絡することが大切です。
▼例文はこちら…
仕事の引き継ぎはしっかり行う
個人の業務しかない場合は休んでも特段問題はありませんが、他のメンバーやチーム全体に影響が出る業務がある場合は、仕事の引き継ぎをしっかり行うことが大切です。
欠勤の連絡をする際に「今日中に対応すべき仕事はどれか」「自分宛の連絡がきた場合はどう対応すべきか」などを漏れなく伝えましょう。
SNSの投稿・リアクションは控える
会社を休んだ日はSNSの投稿・リアクションをなるべく控えるようにしましょう。
仮に同僚が自身のSNSを知っている場合、その更新が見つかると「自分は一生懸命働いているのに休んで気楽に過ごしている」と反感を買ってしまうかもしれません。
また、体調不良で欠勤した場合は「SNSに投稿する元気があるならズル休みでは?」と疑われる可能性もあります。
長期になりそうなら上司に相談する
数日間の休みで体調が回復する見込みがない場合は、欠勤を繰り返すのではなく、長期的に休めないかを上司に相談しましょう。
短期間のうちに何度も仕事を休むと、同僚に余計な心配をかけてしまったり、会社に居づらくなってしまったりする可能性があります。
そもそも欠勤連絡は罪悪感を覚えたりストレスを感じたりする行為です。しばらく仕事から離れたいと思ったら、遠慮せず上司に相談して、休職など長期的な休暇を取ることを検討しましょう。
▼「休みづらい…」を解消するには?
仕事のストレスを抱え込まないためには…
「会社を休みたい」と思う背景には、知らず知らずのうちに仕事で多くのストレスをため込んでいる可能性があります。
仕事を長く続けるためには、適度にストレスを解消することが大切。以下の記事を参考に、ストレス解消の習慣を身に付けましょう。
▼ストレスを溜めないためにできること
▼「休むこと」も仕事のうち
▼休むのは悪いことじゃない
この記事の執筆者
「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。