失敗しない転職時期を見極めるには?知っておきたいポイントまとめ

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カレンダーと手帳

「転職が有利になる時期ってあるの?」
「スムーズに転職活動を進められるタイミングは?」
「自分が転職すべき時期はいつ?」

など、転職活動を「いつ」進めたらいいかは気になりますよね。
転職に最適な時期はいつなのかを見極めるために、押さえておきたいポイントをまとめます。

【目次】
1.転職活動に最適な時期は1年の中でいつ?
中途採用の求人が増える時期は2~3月と9~11月
転職希望者が多い時期はボーナス後と年度末
時期が大きく影響する2パターン
転職活動は「少し早めに」始めるのがコツ
転職活動には「準備期間」も必要
退職のタイミングは繁忙期を避けるべし
2.年代別・求められるものを知ろう
第二新卒に求められるのは「社会人としての基礎」
20代後半に求められるのは「業務遂行能力」
30代に求められるのは「専門分野における成果」
3.おわりに

1.転職活動に最適な時期は1年の中でいつ?

 いざ転職しよう!と思っても、今の仕事の繁忙期や、転職したい先の状況を考えて「いつ」動いたらいいかを迷うことはありませんか?また、時期によって求人状況も変わるため、時期によって有利・不利があるのでは・・・と考えるかもしれません。
転職成功への第一歩として、転職の時期について知っておくべきポイントを確認しましょう。 

中途採用の求人が増える時期は2~3月と9~11月

中途採用では、季節によって、求人数・転職希望者数の増減があります。
まずは全体の動きを知り、自分の希望する業界・業種にあわせて準備をしましょう。

2017年求人広告掲載件数グラフ

出所:調査発表/求人広告掲載件数「オリジナルデータ」― 公益社団法人全国求人情報協会

上記は中途採用の求人広告件数の推移です。これを見ると、中途採用の求人数が多いのは、2月と10月。 ここ数年のデータでは、2~3月と9~11月にピークを迎えることが多くなっています。
3月は年度末、10月は半期の変わり目です。そのため、

  • 1年または半期毎の事業計画に基づいた求人
  • 年度末で退職した人員の補充
  • 新卒の社員と同じタイミングで研修等を行うため

といった理由で求人が多くなっていると考えられます。

ただ、上記の期間中に増えている求人のなかには、採用目標数を達成できなかった企業が急いで再募集をかけているケースもありますので、必ずしも魅力的な求人ばかりではない可能性があります
採用計画に沿って着実に採用を行えるような企業の場合は、前倒しで募集を積極化させている場合が多いため、注意が必要です。

※上記のような動きはあくまで全体の傾向です。業界や職種によって、季節によるトレンドが違う場合もありますので、自分の希望業界や企業の求人情報をチェックしておきましょう。 

転職希望者が多い時期はボーナス後と年度末

一方で、転職希望者の多い時期・少ない時期はあるのでしょうか。
総務省が行った労働力調査によると、月による大きな変動は見られません。
若干増える傾向がみられるのは9月~10月と2月~3月。
9~10月は、ボーナス後に転職を考え始める人が増え、2~3月は、年度初めの4月に入社することを見据えて活動を始めていると考えられます。

 日本の人事部「中途採用の現状と傾向」

出所:総務省「労働力調査」
グラフ引用:日本の人事部「中途採用の現状と傾向」

★時期が大きく影響する2パターン

転職希望者が多いほど、ライバルが多いということ。

  • 人気が集中する企業に応募する場合
  • 通年募集の求人に応募する場合

に限っては、転職希望者が多い時期はライバルが増え、狭き門になる可能性があるため、活動時期をずらすことで転職の成功確率が変わるかもしれません。
上記以外の場合、気にしすぎは禁物です。転職の成功はあくまで、相対評価よりもあなた自身のスキルや経験に拠るところが大きいというのが大前提であることを忘れずに。 

また、業種や職種によって、上記の動きとは違うトレンドがある場合も。
たとえば経理関連の職種なら、3月~6月頃までは決算業務等の繁忙期なので転職活動を行う人は少ないと思われます。
自分の希望する業界・業種の繁忙期等をきちんとリサーチし、どう動くべきかを考えましょう。 

転職活動は「少し早めに」始めるのがコツ

前述のように、中途採用は通年で行われていますが、季節によって求人数・転職希望者の増減はあります。
でも実は、その時期にあわせて活動をスタートさせるのでは遅いのです。
転職活動には準備期間が必要です。それを踏まえて、「少し早めに活動を始める」のがコツ。おさえるべきポイントは2つです。

1.転職活動には「準備期間」も必要

カレンダーを広げるビジネスマン

転職活動においては、企業に応募したり、面接を受けたりする前に、キャリアの整理を行い、履歴書・職務経歴書を用意するなどの準備や業界動向の下調べ等が必要です。

転職活動を始めてから入社するまでには、少なくとも1ヶ月~3ヶ月程度はかかります。更に1~2ヶ月前には上記のような準備を始めておくと安心です。

2.退職のタイミングは繁忙期を避けるべし

どんな転職でも、転職を思い立った翌日には新しい会社に入社できる、なんてことはなかなかありません。上記のように準備が必要ですし、今勤めている会社を退職するためには、就業規則に則って最低でも2週間前には申し出る義務があります。
場合によっては退職交渉に時間がかかることもあるので、転職先に入社したい時期が決まっている場合は、準備~退職までにかかる期間を逆算して考えておく必要があります。 

また、社会人として、現在の勤務先に迷惑をかけて退職することは避けるべきです。
例えば繁忙期やプロジェクトの途中などに退職されると、残る社員に多大な迷惑がかかるだけでなく、企業にとって大きな損失に繋がります。
前の会社に迷惑をかけて退職した場合、例えば同業種であれば、次の職場にその情報が渡らないとも限りません。あくまで円満退職を目指しましょう。 

2.年代別・求められるものを知ろう

積み木の階段とビジネスマン

すぐに転職するわけではなくても「自分のキャリアプランの中で、いつ転職すべきか」を考えることはあると思います。
自分が転職すべき時はいつかを見極めるためには、自身の叶えたいキャリアプランだけでなく、自分がビジネスパーソンとして求められているスキルや期待される役割を知ることも重要です。
中途採用では新卒と違って、即戦力となる人材が求められます。
当然ながら、年齢・経験年数によって、求められる経験・スキルは変わってきます。
それぞれの年代ごとに求められるポイントを確認して、自分の経験を整理する際の参考にしてください。 

第二新卒に求められるのは「社会人としての基礎」

入社から3年目までの間に転職をこころざす若手社会人を「第二新卒」といいます。第二新卒の場合は、就職してから日が浅くそれほど経験もないため、求められるスキルは社会人としての基礎的な部分が大きくなります。
具体的には、基礎的な業務遂行能力、マナー、人間性、ビジネスマインドなど。
この年代であれば、企業側も未経験を前提にして採用活動を行うため、異業界への転職を目指すことも可能です。

20代後半に求められるのは「業務遂行能力」

20代後半は、転職する人がもっとも多い年代です。エンジャパンが行った調査では、採用した年齢層のうち最も多かったのが「25~29歳」でした。(出典:エン人事のミカタ アンケート集計結果レポート
企業としては、即戦力としてだけでなく、今後その企業で活躍してくれるポテンシャルを秘めた人材を求めています。ある程度の経験を積んでいるとみなされるので、その職種における高い業務遂行能力とそれによる実績が求められます。 

30代に求められるのは「専門分野における成果」

30代になると、その分野におけるプロフェッショナルとして経験を深め、若手を育てる存在としても期待されます。すなわち、その業界・職種での高い専門性と実績・成功体験、マネジメントスキルなどが求められます。

3.おわりに

以上、転職の時期を考える際に知っておきたいポイントをまとめました。
市場動向を知った上で自分を振り返り整理することで、スムーズに転職活動を行えるだけでなく、転職した後の納得度も変わってきます。ぜひ一度じっくり時間をとってみてください。

更新日:2017年6月15日
(公開日:2015年5月26日)