設計(機械・筐体・機構・工業デザイン)
仕事概要
小さなものであれば歯車やネジ・ベアリングのようなものから巨大な機構装置まで外装・筺体の設計を行います。設計対象により、耐久性や放熱性などを材料レベルから検討しながら設計を行ったり、組み立て時のコストや工数など作業性や生産性といった要素を踏まえて設計したりと、単純にCADスキルが高いから良いということではありません。担当する製品に付随する様々な要素を熟知した上で業務に携わっていただくこととなります。工業デザイナーは、開発・設計技術者とチームを組みファッション性や話題性に富むニューモデルのスタイリングやカラーリングなどを考案する仕事です。
転職事情・アドバイス
募集企業の多くは経験をした製品まで募集スペックとして捕らえることが多いようです。ただしそうなりますと競合他社からしか人材の採用が出来なくなってしまいますので、ボトムラインとしては「使用する材料の特性、設計するものの大きさ・精密さ」などが設定されることが多いです。受験企業の範囲をキャリアアップという視点で検討する場合は、経験をされた製品を客観的に上記基準に当てはめてみるのも良いと思います。同時に求められるスキルとしては、製品を問わず「3D CAD」のスキルがスタンダードになっています。自己研鑽としては3Dのスキルを実務レベルであげることを特に強く意識してください。工業デザイナーは、各メーカーの外注としてフリーランスや専門のデザイン事務所などに所属をするケースがほとんどで、メーカー直接の雇用でこのポジションを募集することは即戦力採用市場では珍しいケースだといえます。