採用担当者の本音をチェック 面接でカラコンはあり? なし?
今や定番のメイクアイテムとなったカラコン(カラーコンタクトレンズ)。就職やバイトの面接にはしていてもよいのでしょうか?
面接でカラコンをしても良いのか、また面接官に与える印象を紹介します。
面接でカラコンはしないのが無難
職場の雰囲気や業種によっても異なりますが、一般的な就職・転職の面接ではカラコンはつけない方が無難です。
過度なメイクと同様に「ビジネスにふさわしくない」と判断され、面接官に悪印象を与えてしまう可能性があります。
たとえ自分では「カラコンをしている方が、目がぱっちりして印象が良くなる」と考えていても、世代の違う面接官からどう見られるかのほうが重要です。不自然でない黒コンであっても、つけないほうが無難です。
採用担当者はカラコンをどう見ているのか?
面接にカラコンをつけていくと、マイナス評価になる可能性はあってもプラスになることはありません。
実際の採用担当者に「応募者がカラコンをつけていたらどう思うか?」と尋ねてみました。
一般常識が問われている
(女性/人事/30歳)
(男性/公務員/48歳)
派手すぎるのはNG、人間性も見られている
相手の意識が自分の良い部分よりカラコンに向いていることがわからない人=コミュニケーションのセンスがない人、という印象を持ちます。
(女性/専門コンサルタント/30歳)
違和感がなければOK?
(男性/コンピュータ関連技術職/32歳)
プラスの印象になることはない
でもそもそも気が付かない可能性もあります。
(男性/Web制作系管理職/34歳)
「仕事ができれば問題ない」といった意見もあり、さまざまな考えがあるようですが、少なくとも「カラコンをつけてプラスになる」とは言い難い結果です。
ナチュラルなカラコンでもわかる人にはわかる
「ナチュラルなカラコンならばれないのでは?」と思うかもしれませんが、気づく人はすぐに気づきます。
また、日頃メイクをする女性面接官やこれまで何人もの応募者を見てきた熟練の面接官であれば、カラコンを入れていることに一瞬で気づくかもしれません。
カラコンをつけて不安を感じるくらいなら、外したほうが良いでしょう。
履歴書の証明写真でカラコン使用はOK?
「少しでも印象を良くしたい!」という気持ちもわかりますが、面接時と同じく良く思われない可能性があるため、履歴書の証明写真ではカラコンをつけずに撮影するのが無難です。
また、写真と実際会ったときのイメージが極端に違うと、面接官の印象を下げてしまう可能性もあります。採用で不利にならないためにもカラコンは外し、自然なメイクと就活にふさわしいヘアスタイルで撮影に臨みましょう。
カラコンをつける際のチェックポイント
面接ではカラコンをつけないのが無難ですが、普段からカラコンをつけている人にとっては、裸眼の状態こそ違和感があるかもしれません。
ここでは、「どうしてもカラコンをつけたい」という人に向けて、3つのチェックポイントを紹介します。
1業種や社風的にカラコンが許されるか?
カラコンが許される業種や社風かどうかも見極めましょう。
カラコンを「遊び、おしゃれ目的」と感じる人もいるため、金融・公務員などの堅い業種ではカラコンをつけているとわかった時点でアウトになるケースもあります。
一方、アパレル系やクリエイティブ・広告系ではあまり気にしないと言われていますが、ブランドイメージや社風によって許容範囲はそれぞれです。
2不自然な印象を与えていないか?
もとの目の大きさに対して大きすぎるカラコンや、ひと目でカラコンとわかるような派手なものは不自然な印象を与える可能性があります。
以下のようなカラコンは避け、仮につけるとしてもワントーンかつ、直径が小さめ(裸眼に近いサイズ)のものを選びましょう。
×こんなカラコンはNG
- 直径が大きく目のサイズに合っていない
- カーブが合っておらずズレやすい
- もとの瞳の色と明らかに違う(赤やブルー、グレーなど)
- いわゆるハーフ風カラコンなどの派手なデザイン
- ふちがくっきりしている
3目薬や替えのコンタクトは準備できているか?
カラコンは、普通のコンタクトより乾燥しやすいためカラコン用の目薬を持っておくと安心です。
また、カラコンが目に合わなかったり、アクシデントで不意に片方だけ外れてしまったりする可能性も考えられるため、替えのレンズ(もしくはメガネ)を用意しておきましょう。
身だしなみや持ち物、マナーや質問も確認!
カラコンのほか、ネイルやピアスなど、その他の身だしなみ・服装マナーについても、下記の記事からおさらいしておくと安心です。
身だしなみ・服装マナーをおさえたら、当日の持ち物や入退室のマナー、質問対策にうつりましょう。
▼当日の持ち物リスト
▼受付や入退室のマナー
▼質問対策