最終確認で忘れ物なし! 面接の持ち物
面接当日に必須の持ち物は12点。
このほか、持っていると役に立つアイテムや、持ち物がわからない場合の企業への問い合わせ方法についても解説します。
12点|面接に必須な持ち物
ここでは、面接当日に必ず持っていくべき持ち物12点を紹介します。
- 履歴書や職務経歴書
- 履歴書・職務経歴書のコピー
- クリアファイル
- 求人票や会社案内などの資料
- スケジュール帳
- 筆記用具(鉛筆・消しゴム、ボールペン)
- スマートフォン
- 腕時計
- 財布(現金)・ICカード
- 身分証明書
- 印鑑
- ハンカチ・ティッシュ
1.履歴書や職務経歴書
履歴書や職務経歴書など、企業から面接時に持参するよう指示されたものがあれば、忘れずに持っていきましょう。
デザイナーやイラストレイターの場合、作品(ポートフォリオ)などの提出を求められることがあります。募集要項や求人票の内容を確認し、事前に準備しておきましょう。
2.履歴書・職務経歴書のコピー
履歴書と職務経歴書は、書いた時点で自分用にコピーしておき、当日持っていくとよいでしょう。企業に向かう電車の中や面接までの空き時間に、読み返すことができます。
3.クリアファイル
大事な資料を折ったり破いたりしないために、クリアファイルを持参すると便利です。面接当日に履歴書などを持参する場合も、必ずクリアファイルに入れていきましょう。
▼クリアファイルの必要性・入れ方について
4.求人票や会社案内などの資料
求人票や会社案内などの資料は、念のため持っていきましょう。面接前、企業の基本情報について復習することができます。
また、遅刻など万が一の事態に備えて、企業の担当者名と連絡先をメモしておきましょう。
5.スケジュール帳
その場で次の面接の予定が決まる可能性があるため、スケジュール帳も面接の必須アイテムです。カレンダーアプリを使っている人も多いですが、面接中にスマートフォンを取り出すのは失礼にあたるので、避けましょう。
6.筆記用具(鉛筆・消しゴム、ボールペン)
面接で書類の記入を求められることもあるので、筆記用具は持っていきましょう。また、筆記試験や能力検査のために、鉛筆かシャープペンシル、消しゴムも用意しておくと安心です。
7.スマートフォン
遅刻など、急な連絡が必要になったときのためにも、スマートフォンは絶対に忘れないようにしましょう。
また、面接当日に地図アプリを使って面接会場までの経路を確認したり、乗換案内アプリで電車の運行状況を調べたりする可能性もあるので、必要なアプリは事前にダウンロードしておくのがベストです。
8.腕時計
時間をスマートフォンで確認するのはマナーが良くないので、腕時計は身につけていきましょう。金属製のシンプルなアナログタイプのものが無難です。
▼面接にふさわしい腕時計について
9.財布(現金)・ICカード
忘れ物を急遽現地で購入したいときのためにも、現金は持っておいたほうがよいでしょう。
ICカードは、残金が足りず精算・チャージしている間に電車に乗り遅れてしまう可能性もあるので、事前にチャージしておくと安心です。
10.身分証明書
書類に必要事項を記載するときに必要な場合もあるので、運転免許証などの身分証明書は常に持っておきましょう。セキュリティの厳しい企業では、建物やオフィスに入るときに提示を求められることもあります。
11.印鑑
交通費の精算のための書類や、個人情報の取り扱いに関する同意書などに印鑑を押すよう求められることも。念のため用意しておきましょう。
12.ハンカチ・ティッシュ
マナーとしても、ハンカチ・ティッシュは常備しましょう。ハンカチは、突然の雨や汗を拭くためにも役立ちます。
10点|持っていると役立つ持ち物
ここでは、持っていればいざというときに役に立つアイテムを10個、紹介します。
- 折りたたみ傘
- モバイルバッテリー
- エチケットブラシ
- 手鏡
- ヘアケア用品
- ソーイングセット
- 制汗剤
- 薬・絆創膏
- ストッキング
- 化粧道具
1.折りたたみ傘
折りたたみ傘は、事前に天気予報を確認し、雨予報であれば持っていくとよいでしょう。
▼面接に持っていく傘の選び方
2.モバイルバッテリー
スマートフォンの充電切れに備え、モバイルバッテリーを持っておくと安心です。
最近では小型で軽いものも数多く発売されているので、かさばらないものを1つ持っておくとよいかもしれません。
3.エチケットブラシ
糸くずやホコリをとってくれるエチケットブラシがあれば、面接前に身だしなみを最終チェックできます。
4.手鏡
面接直前に髪型やメイクなどを確認するための手鏡も、ポーチに入るような小さなものを持っておくとよいでしょう。
5.ヘアケア用品
ワックスやスプレーなどのヘアケア用品を持参していれば、面接前の最終チェックで髪型を整えられます。
面接での髪型・髪色については、以下の記事を確認してください。
6.ソーイングセット
ソーイングセットは、突然スーツやワイシャツのボタンがほつれたり、糸くずが出てきたりしたときに役に立つでしょう。
7.制汗剤
夏場の面接で汗やニオイが気になるという人は、制汗スプレーや汗拭きシートを持っておくとよいでしょう。
8.薬・絆創膏
緊張するとお腹の調子が悪くなりやすいという人は、胃腸薬などを準備しておくと安心です。履き慣れない靴で靴ずれができてしまったときのために、絆創膏も用意しておくとよいでしょう。
9.ストッキング
ストッキングは思いもよらないタイミングで伝線したり、穴が空いたりしやすいもの。念のための替えの1枚を持っておくと、もしものときに慌てずに済みます。
10.化粧道具
化粧直し用によく使うアイテムをいくつか用意しておきましょう。リップなどを入れた小さなポーチを作っておくのもおすすめです。
面接にふさわしいメイクは、以下の記事を参考にしてください。
コラム:保育士や看護師、美容師などは免許が必要なケースも
保育士や看護師、美容師など免許や資格が必須な職業では、面接時に免許証の提示を求められることがあります。原本が手元にない場合、コピーでもOKなので持参おくと安心です。
2015年に、40代無職の男性が看護師免許を偽造し、提出したとして「偽造公文書行使の疑い」で逮捕される事件がありました。この事件をきっかけにコンプライアンスへの取り組みが強化され、免許が必要な仕事では、面接の段階で免許の原本もしくはコピーの提示を求められることが多くなっています。
面接の持ち物についての問い合わせ方法
「履歴書を持参すべきか分からない」「持ち物についての記載がなく困っている」といった場合の、企業への問い合わせ方法と例文を紹介します。
【メール】問い合わせ例文
件名:【○月○日○時~】面接当日の持ち物について
本文:
株式会社○○○
人事部 △△様
お世話になっております。
私、○月○日の○時から○次面接を予定している田中太郎と申します。
面接日当日の持ち物について確認させていただきたくご連絡しました。
履歴書について特に記載がありませんでしたが、当日持参したほうがよろしいでしょうか。
また、その他に必要なものはありますでしょうか。
ご多忙なところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。
氏名:田中 太郎
PCメールアドレス:abc@123mail.jp
自宅電話番号:012-3456-7890
面接の持ち物についてメールで問い合わせる場合、件名で面接日時と「持ち物について聞きたい」という旨が分かるようにするのがマナー。この際、ほかにも必要なものがないか確認すると二度手間にならずよいでしょう。
【電話】問い合わせ例文
自分「お忙しいところ失礼します。私、○月○日の○時から○次選考で面接の予定がある田中太郎と申します。人事の△△様はいらっしゃいますでしょうか」
受付「少々お待ちください」
~~~保留音~~~
人事「お電話代わりました。〇〇です」
自分「お世話になっております。○月○日の○時から○次選考で面接の予定がある田中太郎と申します。次回の面接での持ち物についてお伺いしたいのですが」
人事「はい」
自分「当日交通費の精算があるということですが、印鑑は必要でしょうか?」
人事「そうですね。持ってきていただけますか?」
自分「承知しました。ありがとうございます。それでは当日、よろしくお願いいたします」
人事「よろしくお願いいたします」
自分「失礼いたします」
面接時の持ち物について電話で問い合わせる場合は、最初に自分がいつ面接予定の誰なのかを伝えるようにしましょう。
まとめ
必要なアイテムは面接前日までに用意してください。また、企業から面接当日に必ず持ってくるよう言われたものは、絶対に忘れないようにしましょう。
▼面接当日のマナーもあわせて確認!