脱ぐタイミングや置き方も Q&Aでわかる!面接時のコートのマナー
冬場の面接にコートを着ていくとき「そもそもどんなコートが良いのか?」「面接中はどこに置けばいいのか?」と疑問に思う人も多いはず。この記事では、面接時におけるコートのマナーを解説します。
Q.面接に着ていくコートはどの種類・色がベスト?
A.無難な色のトレンチ・チェスターコート
面接というフォーマルな場にふさわしいコートは、トレンチコート、チェスターコート、ステンカラーコートです。色は黒、紺、グレー、ベージュなど、落ち着いたベーシックなものを選びましょう。
どれもスーツ量販店で購入でき、相場は1万~3万円です。
対して、Pコート、ダッフルコート、ダウンジャケットはNG。これらはカジュアルファッションに分類されるため、面接の場にはふさわしくありません。
また、原色などの派手な色は悪目立ちしてしまうので避けましょう。一方、生地と同系色のチェック、ストライプが入ったものは、主張が強くなければ問題ありません。
裏地や着丈にも要注意
面接に着ていくコートは、裏地の色やデザイン、着丈にも要注意。裏地は当日にたたんで折り返したとき、面接官の目に入る可能性があります。派手な色や柄のものは避け、表地に近い色味のものにしましょう。
また、カジュアルな印象にならないよう、コート丈の長さにも気を配りましょう。男性は中に着ているスーツの裾が見えてしまうのはNG。女性は膝上丈がベストです。
Q.面接当日にコートを脱ぐタイミングは?
A.面接会場の建物に入る前に脱ぐ
面接当日、コートは面接会場の建物に入る前に、玄関先で脱ぎます。寒いからといって建物の中に入ってから脱ぐのはマナー違反です。手袋やマフラーなど、他の防寒具も同じタイミングで外しましょう。
テナントビルの場合は、エントランスで脱いでも問題ありません。雨や雪などの悪天候で外で脱ぐのが難しい場合であっても、企業の受付などで名乗る前には必ず脱いでおくようにしましょう。
Q.面接時のコートのたたみ方とは?
A.裏返して縦半分に折った後、上下にたたむ
面接当日に脱いだコートは、表面の汚れや花粉などを室内に持ち込まないよう、裏地が見えるようにたたみましょう。
脱いだコートは、カバンを持っていない方の腕にかけ、面接会場に移動します。
- 脱いだコートの肩部分を持つ
- コートの裏地が見えるよう、内側から外側に向かって裏返すように縦に折る
- 縦長になったコートを、腕にかけるようにして上下に折ってたたむ
Q.面接中のコートの置き方、置き場所とは?
A.たたんだコートはカバンの上に置く
面接の間、たたんだコートはカバンの上に置く、あるいはカバンにかける形で置きます。膝の上に置くのはマナー違反です。
厚手のコートでどうしてもカバンに乗せられない、あるいはコートの裾が床についてしまう場合は、二つ折りの状態で椅子の背もたれにかけましょう。
ハンガーラックは許可を得てから使う
面接室にハンガーラックがある場合、面接官から使用を勧められてから使うようにしましょう。ひと目でわかる位置に置いてあったとしても、無断で使うのはNGです。
Q.面接後、コートを着るタイミングはいつ?
A.コートは建物を出てから着る
面接が終わった後、コートは退室してすぐ室内で着るのではなく、建物の外に出てから着るようにしましょう。マフラーや手袋なども同じタイミングで着用します。
面接の緊張から解き放たれてつい気を抜いてしまいがちですが、玄関を往来する人の邪魔にならないよう、最後まで気を抜かないようにしましょう。
なお、面接官から「寒いのでここで着ていい」と許可があった場合は、お礼を言ってからその場で着ましょう。
その他の服装や持ち物、マナーや質問も確認!
コート以外の身だしなみ・服装マナーについても、下記の記事からおさらいしておくと安心です。
身だしなみ・服装マナーをおさえたら、当日の持ち物や入退室のマナー、質問対策にうつりましょう。
▼当日の持ち物リスト
▼受付や入退室のマナー
▼質問対策