傷ませないコツも紹介 写真でわかる、面接時の靴下の選び方
面接時の服装で見落としがちなのが、靴下。印象を下げない靴下選びについて、画像やチェックリストを使って紹介します。
面接時のベストな靴下とは?OK・NG例
OK例:無地で暗い色、程よい厚みの生地
色:濃紺、黒、ダークグレーなどが◎
面接時の靴下の色は、スーツと合う濃紺やダークグレーなど、暗く目立たない色がおすすめです。迷ったときは黒を選べば問題ありません。
デザイン:無地またはリブ編み、ふくらはぎが隠れる長さで
面接時の靴下のデザインは、無地や縦縞のリブ編みなど、遠目からは柄が見えないシンプルなものがいいでしょう。
座ったときに素肌が見えると清潔感に欠けるので、ふくらはぎが隠れるくらい長めのものがベスト。丈がより長い、ハイソックスでも問題ありません。
素材:ニオイが気になるなら綿100%がおすすめ
面接時の靴下は綿・ポリエステル混紡の薄手のものが一般的。そのようなベーシックなものでも問題ありませんが、保温や吸湿、消臭など機能付きの靴下もあるので、季節や体質に合わせて使い分けましょう。
また、通気性の悪い革靴を履くので、蒸れによるニオイが気になる場合は、ポリエステルよりも吸湿性の高い綿100%がおすすめです。
値段:リーズナブルなものをたくさん用意
面接時の靴下は、3足1000円セットや、1足300円程度のリーズナブルなものを多めに買いましょう。傷む速度も抑えられて、常にきれいな靴下で面接に臨むことができます。
ビジネス用だからといって、1足1000円以上するような値段の張るものは不要です。
また、絶対に失敗できない面接では新品の靴下を履いていくのがおすすめです。新品を履くことで気持ちが引き締まり、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。
【コラム】女性はパンツスーツでもストッキングで
面接などフォーマルな場では、女性はストッキングを履くのが望ましいとされています。女性がスーツに靴下を合わせるのは、カジュアルな印象になるからです。
たとえ靴下が見えにくいパンツスーツであっても、ストッキングを履きましょう。
一方、私服指定など比較的カジュアルな場面でスーツを着るときは、パンツスーツに靴下を合わせても問題ありません。
ただし、シンプルで目立たない色やデザインのものを選びましょう。
NG例:派手な色柄、厚すぎる・薄すぎるもの
色:赤、青、緑など鮮やかで目立つ色や白はNG
面接時の靴下は、赤、青、緑など、鮮やかで彩度が高く目立つ色は避けましょう。トーンが暗くても、えんじ色や深緑などはフォーマルな場面にふさわしくなく、印象が悪くなる恐れがあります。
また、白い靴下も、ビジネスシーンでは適切でないものとされています。
デザイン:太めのストライプ・ドットなどの柄物はNG
面接時の靴下は、遠目でもわかるはっきりとした柄が入っているものは避けましょう。太めのストライプや、大きめのドットなどは、カジュアルな印象を与えてしまいます。
ロゴなどのワンポイントも同様に、カジュアルなデザインとされているので、付いていないものを選びましょう。
素材:ニットや薄手のものは注意
厚みのあるニット素材の靴下は、暖かさという面では優れていますが、面接などのビジネスシーンでは望ましくありません。厚みでもこもこしていると不格好で、フォーマルな場にそぐわない印象を与えてしまいます。
逆に、薄手すぎるものにも注意が必要です。すね毛が透けてしまったり、靴下を突き抜けて出てしまったりしていると、清潔感に欠けます。ほどよく厚みがあり、肌が透けないものを選びましょう。
面接官が靴下から見ているポイント
短時間で応募者の人となりや性格を見極めなければならない面接官にとって、靴下も重要な情報源です。面接官は以下の2点を、靴下から判断しています。
細部まで気を遣えるかどうか
面接官や人事担当者は、靴下や足元など「意識して気を遣わなければならない部分に性格が表れる」と考えています。
靴下が汚れていたり、傷んでいたりすると「いい加減な性格なのではないか」とマイナスな印象を与えてしまいます。
TPOを理解できているかどうか
靴下を見て「面接はビジネスの場だと理解できているかどうか」を判断する面接官もいます。
靴下が派手だったり、ビジネスシーンに適したものでなかったりすると「TPOをわきまえられていない」「入社してからも同じようなことがあるのではないか」と、印象が悪くなってしまうこともあります。
面接では第一印象が大事です。見た目は減点方式なので、スーツや髪型がしっかりと整えられていても、靴下が悪目立ちするだけでイメージダウンしてしまいます。
面接用の靴下、買い替えのタイミングは?長持ちさせる方法
履き口のゴム、つま先、毛玉を確認しよう
靴下の傷みは、主に履き口のゴムとつま先、毛玉に現れてきます。以下の4つのうちどれかが当てはまるのであれば、面接用に新しいものを買い足したほうがいいでしょう。
まだ履ける靴下を使わないのはもったいないと感じますが、傷んだ靴下で印象を下げてしまう方がもったいないことです。思い切って捨てるか、面接用の靴下候補から外しましょう。
傷ませない洗濯、収納のコツ
面接時の靴下を長持ちさせるために、洗濯・収納では以下のことに気をつけましょう。
毛玉防止 | 洗うときは裏返しネットに入れる |
色あせ防止 | 日陰で干す |
ゴムの伸び防止 | 履き口を上にして乾かし、履き口のゴムを丸めずにたたむ |
小さなことですが、少し気をつけるだけで、傷む速度を抑えられます。面接時の靴下だけでなく、持っている靴下全てに応用できるので、参考にしてみてください。
面接時の靴下の選び方について、表にしてまとめました。
靴下だけで印象を下げてしまってはもったいないので、面接にふさわしい靴下を用意して、自信を持って面接に臨みましょう。
その他の服装や持ち物、マナーや質問も確認!
靴下のほか、靴やカバンなど、その他の身だしなみ・服装マナーについても、下記の記事からおさらいしておくと安心です。
身だしなみ・服装マナーをおさえたら、当日の持ち物や入退室のマナー、質問対策にうつりましょう。
▼当日の持ち物リスト
▼受付や入退室のマナー
▼質問対策