履歴書への書き方も解説 ITパスポートの資格はアピールになる?

ITパスポートは転職活動で役立つ?」「転職活動を有利に進めるためにITパスポートを取得すべき?

転職活動でITパスポートを活用できるかどうか気になっている人に向けて、ITパスポートが転職活動でアピールにつながりやすいケース履歴書への書き方などを解説します。

ITパスポートはプラス評価になる?履歴書に書いた方がいい?

IT知識のアピールになるため記載すべき

ITパスポートはIT系の基本的な知識をアピールできるため、履歴書に記載すべきです。国家試験であることから認知度が高く、企業から信頼されやすいという特徴もあります。

そもそもITパスポートとは「ITに関する基本的な内容の理解」を目的とした資格です。ITは今やビジネスに不可欠であることから、ITに関する知識を身につけていることは一定のアドバンテージになるといえます

一方で、ITパスポートの合格率(2022年度)は、社会人であればIT系・非IT系の業種問わず50~60%程度で、比較的取得しやすい資格です。ITの基本知識があることを示す資格でありながら、IT分野以外の業種の方も多く取得しているので、アピールとして有効かどうかは転職先の業界や職種によって異なります

次の章から、「アピールにつながりやすいケース」と「実績をアピールすべきケース」のそれぞれについて解説します。

ITパスポートがアピールにつながりやすいケース

ここでは、ITパスポートの取得が転職時のアピールにつながりやすいケースを解説します。

以下のケースにあてはまるようであれば、ITパスポートを面接時のアピールに活用できるでしょう。

【ITパスポートがアピールにつながりやすいケース】未経験でIT業界に転職する場合/IT業界以外の業界・職種に転職する場合

未経験でIT業界に転職する場合

未経験からIT業界に転職したい場合、ITパスポートはアピールにつながりやすいでしょう。未経験で転職する場合、面接官はその業界に転職したいと考えた熱意や学習する意欲を評価したいと考えているためです。

IT業界は新しい技術が日々更新されていることで変化が早く、常に知識のアップデートが求められます。ITパスポートを取得していれば、ITに関する一定の知識はあると判断されるだけでなく、学習する意欲があり、日々知識を収集しながら業務に取り組んでもらえそうだと企業に思ってもらえるでしょう。

IT業界以外の業界・職種に転職する場合

ITパスポートは、IT業界以外の他業種に転職する場合にも役立ちます。他業種でも書類作成や勤怠管理などITを活用する場面が増えたことで、ITに関する知識が今や不可欠となっているため、企業は少しでもITの知見がある人材を求めています。

ITパスポートによってITの基礎知識があると示せることで、それを活かして自社の業務効率化を推進してくれるのではないかと企業に思ってもらえるでしょう。

ITパスポートよりも実績をアピールすべきケース

ITパスポートはITに関する基礎知識を身につけていることを示せる一方で、IT分野の専門性をアピールするには少し弱く、転職予定の職種・業界によっては能力・スキル不足だと思われてしまう可能性があります。

以下のケースにあてはまるようであれば、ITパスポートそのものよりも業務経験や実績のほうが重視されるでしょう。

【ITパスポートよりも実績をアピールすべきケース】高度なスキルが求められるIT専門職に転職する場合/IT業界内で転職する場合

職務経歴書への実績の書き方(見本)はこちら

高度なスキルが求められるIT専門職に転職する場合

プログラマーやシステムエンジニアなどの高度なスキルが求められるIT専門職に応募する場合は、履歴書に書いても問題ありませんが、ITパスポート試験に合格したことをアピールしても効果があまりないでしょう。

IT専門職に応募する場合、企業は即戦力を求めていることがほとんど。前職での業務経験や実績を求められるため、ITパスポート合格についてメインに話してしまうと求めているレベルに達していないと判断されかねません。

そのため、IT専門職に転職する場合は、あくまで基本的な知識があることの根拠としてITパスポート試験に合格していることを伝え主に前職での業務経験や実績を話すようにしましょう

なお、アピールできるほどの実績が特にないのであれば、ITパスポート試験よりも高度な「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などに合格していることをアピールするほうが評価につながりやすいでしょう。

IT業界内で転職する場合

IT業界内で転職する場合も、基本的な知識をもとに業務を遂行してきたことを企業側に伝える目的でITパスポート取得を履歴書に書いても問題ありません。しかし、何よりも実績が重視されるため、アピールにつながりにくいでしょう。

IT専門職の場合と同様に、ITパスポートを前面に出してアピールするよりも、業務経験や実績をメインにアピールした方が面接官には「入社後に活躍してくれそうだ」と判断されやすいです。

ITパスポートの履歴書への書き方

ここではITパスポートを履歴書の資格・免許欄に記載するときのポイントをまとめています。

以下の画像を参考に記載してください。

みほん/年/月/免許・資格/2023/4/ITパスポート試験合格

ポイント1)ITパスポート試験と正式名称で書く

ITパスポートを履歴書の資格・免許欄に書く際は、iパス(アイパス)と省略せず「ITパスポート試験」と書きます

取得している免許や資格は、履歴書では正式名称で書くのが原則。公式サイトでは「iパス(アイパス)」と略されていますが、あくまで正式名称はITパスポート試験です。

記入欄には「ITパスポート試験」+1文字分のスペースを空けて「合格」と書きましょう。

ポイント2)合格証書に書かれた年月を記入する

履歴書の資格欄の年月には、ITパスポートの合格証書に記載された日付を書きましょう。

試験の実施日や合格発表日だと思っている人が多いですが、それは間違いです。


履歴書の免許・資格欄の書き方・ルールは、下記の記事で解説しています。

コラム:ITパスポートは合格証書が届いてなくても履歴書に書ける?

ITパスポート合格の旨を履歴書に書く際は、基本的には合格証書が手元に届いてから記載するようにしましょう

しかし、合格証書が送られてくる前に直近の転職活動で記載したい場合、合格が確定しているのであれば「合格」の代わりに「取得見込み」と書いても問題ありません。

また、ITパスポート試験に向けて勉強している場合は、正式名称の後に「取得に向けて勉強中」と記載してもOKです。

履歴書にITパスポートを記載した後は…

ITパスポートと並んで社会人の取得者が多い資格に「MOS(Microsoft Office Specialist:マイクロソフトオフィススペシャリスト)」や「秘書検定」が挙げられます。

取得している人は、以下の記事もチェックしてください。

履歴書で資格の記入が済んだら、次は志望動機や自己PRです。書き方やポイントは以下の記事で解説しています。

この記事の執筆者

「転職Hacks」編集部

株式会社クイック

株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。

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