履歴書写真大全-写真館・スピード写真…受かる撮り方丸わかり

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
履歴書写真

履歴書に貼る写真は、実は応募書類で最も落とし穴が多いと言われています。

ただでさえ、履歴書・職務経歴書を書き上げたあとで気が抜けやすいタイミング。その上、どこまで手間を掛けるべきなのか、どんな写真がOKラインか、服装・髪型、サイズや貼り方…考え出したらきりがありません。

写真は、履歴書の中でも真っ先に目に入る部分。どんなに良い内容が書かれた履歴書も、貼られた写真が良くないとあっさり不採用になってしまう…それほど履歴書の写真は重要です。正しいルールと好印象を与えるポイントを押さえ、手間を掛けずに受かる写真を目指しましょう。

【目次】
1.「手を抜くな」上場企業の人事担当者が話す、履歴書写真の重要性
2.押さえておきたい履歴書写真の4大ルール
3.好印象を与える履歴書写真のポイント
仕上がりが良い写真かを見極める10のチェックポイント
正しい撮影姿勢と笑顔の作り方
4.履歴書の写真はどんな服装で臨むべき?
証明写真に相応しい服装 社会人はスーツが基本
証明写真に相応しい服装 パート・アルバイトは私服可の場合も
メイクは社会人もパートもナチュラルで
5.気をつけたい!よくある履歴書写真のNG例と対処法
髪型のNG例
表情のNG例
服装のNG例
姿勢のNG例
6.写真館で失敗しないための写真撮影の流れ
7.履歴書に写真を貼る際に意識したい5つのポイント
8.時間がない人必見!スピード写真で写真館並みに撮る方法
撮ってもOK? 知っておきたいスピード写真のデメリット
スピード写真でも綺麗に撮るためのコツ
せっかく撮るなら機械を選びたい…代表的な証明写真撮影機の比較
9.自作は可能? オススメ証明写真作成ソフトと撮影環境

 1.「手を抜くな」上場企業の人事担当者が話す、履歴書写真の重要性

履歴書の写真は、その人の第一印象となり、面接で実際にお会いするまで、ずっと塗り替えられることがありません。だからこそ、履歴書の写真で手を抜くのは御法度。新卒・中途採用で年間1万人以上の応募があるという上場企業の人事担当者にお話を伺うと、主に次のような写真の履歴書は、どんなに良い内容が書かれていても、採用をためらうことがあると言います。

  • スピード写真や自作写真
  • 解像度が粗い・色合いが悪い・暗い写真
  • 表情が暗い・人相が悪い写真

いずれも共通するのは、手間を惜しんでクオリティの低い写真を提出している、という点。それだけ志望度が低いと見なされることはもちろん、低品質の写真を平気で出してくる姿勢から、「この人は仕事の完成度も低いに違いない」とスキル面の評価も落としかねません。

では、好印象を与える写真はどう撮れば良いのでしょう? 順を追って解説していきます。

2.押さえておきたい履歴書写真の4大ルール

どんなに良い写真でも、ルールを守っていなければ悪印象のもと。基本的なことですが、まずは履歴書写真にまつわる4つのルールをチェックしておきましょう。

サイズ:タテ4センチ×ヨコ3センチの縦長長方形

一般には縦36〜40mm、横24〜30mmと幅を持たせたサイズで言われているものの、ほとんどの履歴書の写真貼付枠は、40mm×30mmで作成されています。

時期:最低3ヶ月以内に撮影した「無帽・目線有り」もの

履歴書のルールでは、履歴書を提出する日の3ヶ月以内と言われています。ですが、あくまでこれは最低限。その間に髪型が変わったり、太った・痩せたなど、顔の印象が変わっていたら、もう一度撮り直すのが鉄則です。「本人とわかる写真」が原則ですから、帽子屋サングラスの着用はNG(眼鏡は普段掛けているなら可)。目線もカメラ目線が鉄則です。

背景:ブルー(水色)または白

最近の証明写真は背景色にピンクやグリーンなど好きな色を選べるようになりました。ですが、企業に提出することを考えると、伝統的でオーソドックスなブルー(水色)または白・グレー系無難。ブルーは顔色がよく見え、印象を引き立てる効果があります。白はシンプルで清潔ですが、ワイシャツと同化してしまうデメリットがありますので、暗い印象にならない範囲の、薄いグレーを選択するというのも手です。

撮影:写真館で撮影が望ましい

携帯電話やスマホで撮影したり、スナップ写真の切り抜きは不可。写真館は、ブルーの背景を用い、高画質な業務用カメラで撮影してくれるためクオリティが高く、絶対に内定を取りたい企業には写真館がオススメです。自然な笑顔を引き出してくれたり、最も美しい姿勢で撮影してくれるほか、顔色や肌荒れなどの修正(レタッチ)も行ってくれる場合があります。プリントには2~3日かかるところもありますが、その場(10~30分程度)で受け取れる即日仕上げのところもあります。

基本ルールを押さえたら、次は良い写真のポイントを見てみましょう。

3.好印象を与える履歴書写真のポイント

それでは、具体的に好印象を与えやすい写真の典型を見ていきましょう。
履歴書写真

仕上がりが良い写真かを見極める10のチェックポイント

  1. 前髪が目や眉に掛かっていない
  2. 顔は真正面を向いている
  3. あごが上がっていない
  4. 上目遣いになっていない
  5. 口元は微笑んでいる
  6. 額や鼻筋が皮脂でテカっていない
  7. 左右の肩の高さはそろっている
  8. ネクタイや襟が乱れていない
  9. 髪の毛でジャケットやブラウスの襟が隠れていない
  10. 背筋が伸びている

好印象を与える写真に共通しているのは、清潔感があり、相手に安心感を与える雰囲気が表現されているもの。姿勢を良くし、上目遣いになっていない、明るい微笑み顔を意識しましょう。

正しい撮影姿勢と笑顔の作り方

正しい着座姿勢

両足は組まずにかかとをしっかり地面に付けて、がに股にも内股にもならないまっすぐな状態に。両手はまっすぐ降ろした状態のまま、肘を軽く曲げ、拳を軽く握って太ももの上に。手を組んでしまうと肩がすぼまりやすいので、必ず左手は左太ももの上、右手は右太ももの上に。肩や首が前に出ないよう注意。頭のてっぺんが上から引っ張られているのをイメージすると背筋を伸ばしやすいです。

笑顔は歯を見せない程度に。ただ口角を上げるのではなく、実際に鼻から「ふぅーっ」と息を吐きながら行うと、自然な微笑になるでしょう。なかなかぎこちなくなってしまう人は、撮影の直前に、「いー」「うー」と交互に口を動かして、筋肉をほぐしておくと効果的です。

どうしても笑顔がニガテ…という場合は、カメラを意識せず、楽しいことや好きなこと、最近の面白かった出来事などを思い浮かべてみると、自然と笑みが出てくるはずです。

4.履歴書の写真はどんな服装で臨むべき?

証明写真に相応しい服装 社会人はスーツが基本

アパレル系やコスメ業界など一部の業界を除き、社会人の履歴書はスーツが基本です。面接に行くときと同様と考えるとわかりやすいかもしれません。

男性の場合履歴書の写真の服装・男性はスーツ

黒または紺のスーツに白い無地のシャツ、派手過ぎないネクタイ。

なお、ボタンダウンのシャツはカジュアルな印象のためNG。

また、襟の高いドゥエ・ボットーニもネクタイが緩んだり、上まで締まらない可能性があるので避けましょう。

ジャケットの襟に社章やバッジが付いていないか確認を。

 

女性の場合履歴書の写真の服装・女性はスーツ

黒か紺のスーツが基本。

インナーは白いブラウスか、胸元が開きすぎないシンプルなデザインのカットソーを。

ネックレスなどのアクセサリーはせず、髪が襟にかかるようなら後ろに流すか結びましょう。

 

証明写真に相応しい服装・髪型 パート・アルバイトは私服可の場合も

・パート・アルバイト勤務時がスーツの場合…スーツで撮影

塾講師や一般企業のオフィスで働く仕事など、勤務時がスーツとなる場合は、社会人同様、スーツで撮影に臨みましょう。詳しくは「証明写真に相応しい服装 社会人はスーツが基本」を参照下さい。

・パート・アルバイト勤務時が私服の場合…私服でも可

履歴書写真パート・アルバイトの服装

男女とも襟付きのシンプルなシャツ、またはその上にジャケットかカーディガンがベター。

勤務時が私服となる場合は、履歴書の写真が私服でOKなケースが多いです。

ただし、派手なデザインのものや、露出が多いもの、Tシャツやタンクトップのようなラフなものはマナーから言っても避けるべき。男性も女性も、無地またはシンプルな柄の襟付きシャツがベター。ボタンは一番上まで留めるか、開けるとしても1段目だけ。

肌寒い時期はジャケットまたはカーディガンを羽織り、前のボタンを留めましょう。

履歴書写真パートアルバイトNG例

ハードな格好や露出の多い服、個性的なスタイルはあまり向きません。

 女性の場合、胸元が開きすぎていないカットソーにジャケットを合わせるのも可です。

いずれの場合も露出を控え、髪型や髪の色、メイクもできるだけナチュラルにすることが望ましいとされています。

コンビニや飲食店など接客業の場合には、とにかく清潔感と爽やかさが重要視されますから、中に着るシャツも白などの明るいものを選ぶと良いでしょう。

アパレル販売員の場合…ショップに合うコーディネートで

カジュアル系のアパレルショップなら、私服で。コーディネートのセンスを見られることを想定し、そのブランドのイメージに合う、一番自信のある合わせで臨むと良いでしょう。スーツショップの場合は、やはりスーツの着こなしが重要になりますから、しっかりスーツを着て撮影に臨みましょう。

パート・アルバイトの服装…迷ったらスーツや制服が◎

履歴書写真・高校生は制服で

企業によっては、私服勤務であっても「履歴書はスーツが常識」と考えていたり、「いい歳してスーツも持っていないのか」と違和感を覚えることも。

本当に私服で写真を撮って大丈夫か、迷った人はスーツ(高校生の場合は制服)で写真を撮るのがベターです。

 なお、夏場に制服で写真を撮る場合は、写真のようにジャケットを着ずに夏服のままで構いません。

 

メイクは社会人もパート・アルバイトもナチュラルで

履歴書写真のメイクはナチュラルに

ナチュラルメイクで目元だけ少ししっかりめ、が基本。厚化粧にならない範囲で。

  •  ナチュラルメイク
  • 目元だけ自然な範囲で少し濃く
  • 清潔感と血色の良さがポイント

社会人の場合もアルバイトの場合も、清潔感があり、血色の良い印象を与えられるナチュラルメイクが推奨されています(マスコミ系やコスメ系などの一部の業界を除く)。

ただし、写真撮影時は目元を自然な範囲で少しだけ濃くするように意識しましょう。

これは、スタジオ照明を受ける撮影の場合、眉や目元が薄いと光で飛んでメリハリなく写ってしまうため。カバー力の高いファンデーションで肌を整えつつも、厚塗りな印象にならないよう仕上げましょう。つけまつげや濃いマスカラ・アイライナーなどもNGです。

アイシャドウはベージュまたはブラウン系、口元はピンクまたはオレンジ系がオススメです。自然な範囲でピンクのチークを使えば顔色がよく見えます。ブラウン系のチークは顔の立体感を出す効果が。希望する業界のイメージに合わせて使い分けても良いでしょう。ビビッドカラーやレッドなどの強い色は使わない、寒色も顔色が悪く見えるため避けましょう。

5.気をつけたい!よくある履歴書写真のNG例と対処法

髪型のNG例

履歴書写真NG髪型

×前髪が目や眉にかかっている

○前髪を分ける・流す

前髪が顔を隠すのは暗い印象のもと。

普段と違う髪型にするのは少し恥ずかしいものですが、表情の動きが伝わらない写真では、いつも以上に爽やかさや誠実さを意識したヘアスタイルを心がけましょう。

前髪は表情にも直結する部分。少々シビアですが、写真くらいの長さでも、目に掛かりそうだと判断される可能性があります。しっかり分けた方が無難です。

前身頃が隠れる髪型はNG

×髪の毛でジャケットやブラウスの前身頃が隠れている

○髪を後ろに流すか1つに結ぶ

写真のようにジャケットの襟を覆ってしまう髪型はNGです。

襟に掛かってしまうくらい髪が長い場合は、後ろに流すか結んでスッキリさせること。

 

履歴書写真寝ぐせはNG

×寝ぐせや無造作ヘア

○ハネが少なく、クシの通った自然な髪型に

クシが通っていないボサボサ髪や、ところどころ跳ねた寝ぐせはもってのほかですが、整髪料でしっかりセットしていても、寝ぐせやハネを模した無造作ヘアは封印を。

毛量が多い人は、ハネに注意するだけでなく、ボリュームを抑え気味にしましょう。

履歴書写真ハードな髪型もNG

×ガチガチ、ツンツンに固めすぎ

○固めすぎないナチュラルヘアに

整髪料で清潔感あるセットを心がけた短髪の男性が陥りがちなのは、刺さってしまいそうなほどガチガチに固めたヘアスタイル。相手によっては攻撃的に取られてしまう場合もあるため、ナチュラルなセットを心がけましょう。

「固めすぎ」「立たせすぎ」以外にも、不自然さを感じる髪型や個性的な髪型は好みが分かれるため避けた方が無難です。

表情のNG例

履歴書写真の表情NG例3枚×上目遣い、見下したような視線

○まっすぐ前を見つめ、黒目が一番よく見える位置で

あごが上がっているのは相手に見下したような印象を与えるためNG。

引きすぎも上目遣いとなり、なんだか睨んでいるような印象に。まっすぐ前を向き、いちばん黒目がしっかり見える位置をキープしましょう。

履歴書写真の表情NG例。無表情もNG。×無表情、口が「へ」の字

○口元は歯を見せない程度に微笑む

無表情は相手に暗い印象や威圧感を与えるためNG。取っつきにくそうな印象は、人事担当者の「面接したい」という気持ちを減退させてしまい危険です。

パスポートの証明写真は微笑禁止ですが、履歴書では歯を見せない程度に微笑みを作りましょう。

履歴書写真歯を見せて笑うのはNG意識しているつもりでも意外と口角は上がらないので、事前に鏡の前で練習してから望むこと。

なお、歯を見せて笑ってもOKなのは、放送業界やCAなど一部の業種・職種のみです。それ以外の業種では、歯が見えてしまうとかえってマイナスになることがあるので要注意。

 

服装のNG例

履歴書写真ネクタイ曲がり×ネクタイが曲がっている・緩んでいる

○まっすぐにした上で、緩んでこないようタイピンで固定

ネクタイ曲がり・緩みは気がつきにくく、男性に多いミスポイント。しっかりとシャツの第一ボタンまで留めた上で、ネクタイを締めるときはディンプル(結び目の下にできるえくぼ)が中央に来るよう意識して。形を整えたら、曲がったり、揺るんだりしないようタイピンで固定すると良いでしょう。

写真左のように思いっきり乱れていれば発見しやすいですが、大抵の場合は右のように微妙に曲がっているものです。正面から写真に撮られると目立つので、あらかじめ注意深く確認を。

履歴書写真の襟×襟が曲がっている・立っている

○まっすぐに直す

写真のタイプの襟は特に注意。
スキッパータイプのブラウスを着た女性は、左右で開襟の幅や角度がずれてしまうことが。

男性でも何かの拍子にジャケットの襟の後ろがよじれたり立ってしまうことがあります。動くとまたずれてしまうので、できるだけ撮影直前まで調整を怠らないようにしましょう。

姿勢のNG例

×猫背になっている

○胸を張る

座高が高かろうが写真には写りません。思いっきり背筋を伸ばし、胸を張りましょう。また、首だけ前に出てしまわないよう注意。

履歴書の写真で肩の高さが合わなかったら×片方の肩が上がっている

○まっすぐに揃えるか、思い切って身体の向きを斜めに

自分ではまっすぐにしているつもりでも、肩の高さが左右不揃いというのはよくあること。利き手や利き足などの関係で、成人男女の骨格は必ずしもシンメトリーではないからです。

どうしてもうまくまっすぐにできないときは、右の写真のように、顔を正面に向けたまま、首から下を少し斜めに向けると自然な写真が撮れるでしょう。

×顔が正面を向いていない

○必ず両方の耳が見える程度で

身体の向きを斜めにすることは構いませんが、顔の向きは原則正面。肩を斜めにする場合など、真正面を向くことが難しい場合には、少しだけ斜めになっても構いません。目安は両耳が見えること。片方の耳が顔に隠れてしまうようだと横を向きすぎです。

 

6.写真館で失敗しないための写真撮影の流れ

1.写真館(フォトスタジオ)を選ぶ

写真館(フォトスタジオ)なら一定以上のクオリティは期待できますが、そのサービスはピンキリ。こだわるなら立地や仕上がり時間(※)だけで選ぶのではなく、自分に合う場所・評判の良いところをリサーチしてみましょう。

履歴書の写真を専門としたカメラマンとメイクサービスの付いた写真館、履歴書の中でも例えばアナウンサー志望など放送業界を専門とした写真館、合格率○%以上をうたい文句にした写真館など…様々なお店があります。ネットの評判なども参考にしながら、自分に合う場所を見つけましょう。

ちなみに相場は2000円~3000円が一般的ですが、メイクも行ってくれるところは1万円を超える場合もあります。クオリティに応じて予算もアップすることは肝に銘じておきましょう。

 →証明写真に強いフォトスタジオを探せるサイト「フォトスタジオナビ


※スピード写真と異なり、即日仕上げ(撮ったその場でプリントしてもらえる)の写真館ばかりではない点には注意しましょう。後日受け取りの場合は、2~3日後が一般的です。

2.申し込む

「履歴書の証明写真用で」と目的をハッキリ伝えること。単にサイズの問題だけでなく、カメラマンが採用に相応しい表情や雰囲気の写真を意識してくれます。背景色を選べる場合はブルーがベター。メイク付きの写真館や履歴書専門の写真館などでは、業界・業種などを伝えるカウンセリングシートの記入を行う場合も。

3.鏡を見る

撮影の前に一度大きめの鏡で胸から上をチェック。服装や髪の乱れを整えたり、笑顔の練習を行います。また、肌荒れやニキビなど気になりそうなものがあれば、事前にカメラマンに伝えておくと良いでしょう。

4.姿勢に気をつけながら座る

写真館奥のフォトスタジオで、カメラマンの指示に従ってスツールに座りましょう。このとき、ジャケットの一番下のボタンは外すこと。映っていないと思って全てのボタンを締めたり、逆に開けてしまったりすると、根や肩下に変なシワができてしまう可能性があります。

姿勢や表情はカメラマンから指示があるのが一般的ですが、心配な場合は「猫背になってませんか?」「肩の高さ合ってますか?」「ちゃんと笑えてますか?」と撮影前に質問してみると良いでしょう。また、両手は組まずにまっすぐ降ろし、肘を軽く曲げ、拳を軽く握って膝の上に置くと胸を張りやすくなります。

写真館撮影

5.撮影

撮影中はカメラマンの指示に従って。

何枚も撮ってくれるはずですから、まばたきのことは気にせず、良い表情と良い姿勢を維持することに集中を。

6.できあがりをチェック

撮影が終わったら、専用のモニターで仕上がりをチェック。撮影した写真の中から実際に使用したいものを選び、明るさや色味の調整をしてもらいます。肌荒れや吹き出物などが気になる場合はここで修正・レタッチをしてもらい、服装や髪型・姿勢の乱れは場合によっては撮り直してもらいましょう。印刷してからだと遅いので、気になったことは全てその場で伝えておくと良いでしょう。

7.レタッチ(画像修正)・プリント

使用写真が決まったら、肌の調子を整えたり、シミや吹き出物を消したり、といったレタッチ(画像修正)をお願いしましょう。但し、レタッチは自然な範囲で。過剰にレタッチした写真は、書類選考を通過できたとしても、面接で面接官と会った際に「別人?」と思われ、その後の印象を悪くしてしまいます。あれこれ修正したい気持ちをグッとこらえて、やりすぎにならない範囲で、写真館の人と相談しながら進めましょう。

プリントでいよいよできあがり。即日仕上げなら、10~30分後には受け取れるでしょう。遠方からわざわざ撮影に来て後日受け渡しとなった場合は郵送してもらえないか確認を。

8.モノクロでコピーを取ってみる

写真を受け取ったら、コンビニで一枚だけモノクロコピーを撮ってみましょう。企業では、履歴書がコピーされて管理される場合が多いため、白黒で印刷したときに黒つぶれしたり、お化けのようになってしまわないかも重要なポイントです。多少のつぶれは構いませんが、あまりにもひどい(見た目が怖い、顔に見えない、など)場合は、写真館にすぐ相談してみましょう。プリントの仕方を調整してくれるかもしれません。

7.履歴書に写真を貼る際に意識したい5つのポイント

履歴書の写真欄の罫線よりも少し大きめに切る

写真のサイズは4cm×3cmですが、ジャストサイズで切ると、履歴書に貼り付けたとき、ほんの少しずれただけで、貼付欄の線が見えてしまい、不格好。実際のサイズよりもほんの少し大きめに切り取りましょう。あまり大きすぎるのも微妙ですから、1mm未満を目安に。

切断した部分が曲がらないように

切るのはハサミを使いますが、くれぐれも歪んだり、曲がったりしないように。あらかじめ写真のウラに定規で線を引き、それに沿って切るとよいでしょう。写真館やスピード写真で撮影すると、最低でも6枚程度、写真をもらえるはず。もし失敗したら、ケチらず新しい写真を使いましょう。

鼻筋が真ん中に来るように

写真を切り取る際は、頭の上に余白がなくなってしまったり、左右どちらかに寄ってしまうことがないよう、中心をどこに置くかに要注意。ポイントは、口より上、鼻筋が上下左右の中心に来るようにすることです。

糊がはみ出さないように注意しながらまっすぐ貼る

貼り付けてから位置を調整すると、周辺に糊がはみ出してしまうため、一気に貼るのではなく、ピンセットなどを使ってまず写真上部の角を合わせてから貼りましょう。糊はスティック糊が扱いやすくてベターです。セロテープや両面テープなど、糊以外のものを使うのは避け、糊の付けすぎ、足りなすぎにも注意しましょう。

万が一剥がれてしまう場合に備えて裏には名前を書いておく

しっかり貼ったつもりでも、気温の変化や他の書類とこすれたりした拍子に写真が剥がれてしまう可能性が。万が一剥がれてしまっても、裏に名前を書いておけば、あとで見つかる可能性があり、写真の裏に名前を書くことはマナーの1つとされています。当たり前ですが、サインペンなど消えにくいもので、糊付けする前に書きましょう。

8.時間がない人必見!スピード写真で写真館並みに撮る方法

撮ってもOK? 知っておきたいスピード写真のデメリット

これまで、履歴書の写真撮影は写真館が望ましいとされてきました。

ここ最近は、スピード写真機の中にスタジオ撮影で使用される一眼レフカメラが組み込まれたモデルが存在するなど、スピード写真機も性能が上がってきています。とはいえ、まだまだデメリットは存在します。

デメリット1.照明が暗い

カメラ側の性能が上がっても、スピード写真の照明はいわゆる簡易的なもの。豊富な光源で顔全体を影なく照らす写真館のライティングに比べると、どうしても薄暗く、顔色が悪く写りがちです。

デメリット2.表情を引き出してもらえない

写真館と違って、スピード写真は基本、全てセルフ撮影です。カメラマンとコミュニケーションを取りながら自然な笑顔を引き出してもらうことはできず、100%自分で笑顔になる努力をしなければなりません。また、モニターを見ながら撮影を行うと、つい写真写りを気にして上目遣いになってしまったり、不自然な表情になってしまうことも。

デメリット3.正しい姿勢に苦戦する

カメラの位置が決まっている上、椅子の位置は動かせず、しかも狭いスピード写真機の中。制限時間に追われながら、モニターで顔の高さを確認しつつ肩の位置や背筋の伸ばし方を調整するのは至難の業。

とはいえ、ちょっとした時間に手軽に済ませられるのがスピード写真の良いところ。写真館になかなか足を運べずスピード写真を検討する場合は、これらのデメリットを理解した上で臨むことが必要でしょう。

スピード写真でも綺麗に撮るためのコツ

白いシャツに黒いジャケットで

写真館よりもライティングが弱いスピード写真では、全体的な色調がメリハリなく映りやすい傾向にあります。紺やグレーよりも黒いジャケットと白いシャツを選びましょう。

ライトの位置を確認する

機械の中に入ったら、まずカーテンをしっかりと閉め、ライト・ストロボの位置を確かめます。少しでもふさいでしまうといっそう暗くなってしまうため、ライトの前に荷物や足は置かないこと。

カメラの付いているガラスをウェスで拭く

カメラのあるガラスは指紋などで意外と汚れている可能性が。念のため眼鏡拭きのような柔らかい布で拭きましょう。ティッシュは傷が付いてしまう可能性があり、ウェットティッシュは水垢汚れや水滴が映り込むためNG。

スピード写真を撮るときの目の高さ椅子の高さを「やや見下ろし位置」に調整する

備え付けの椅子は位置こそ変えられないものの、高さの調整ができる場合が多いです。背筋を伸ばして椅子に座った状態で、カメラが目線よりもほんの少し下に来る「やや見下ろし位置」に調整。撮影時にあごを引いてカメラをまっすぐ見つめると、姿勢・顔の角度ともにベストな位置になります。

膝の上にA3の白い紙を広げる

これは、スピード写真の弱点であるライトの暗さを緩和する、いわばレフ版がわりのもの。白い紙がない場合は、白いハンカチでも構いません。上からの光を反射して、顔の下方向に影ができにくくするため、クマを隠したい人にも最適です。

姿勢と表情を固定

背筋を伸ばし、まっすぐカメラを見つめ、微笑みを浮かべます。

ベストなタイミングで撮影ボタンを押す

スピード写真には制限時間がありますが、慌てず焦らず落ち着いて撮影に臨みたいもの。必要な準備はお金を入れる前に大方済ませておくと良いでしょう。

また、撮り終わった写真は、写真館での撮影同様、モノクロコピーして、黒つぶれがないか、不気味じゃないか、確かめてみることをお忘れなく。

せっかく撮るなら機械を選びたい…代表的な証明写真撮影機の比較

 スピード写真機ならどれも同じだと思っていませんか?

メーカーによって、「撮り直し回数が多いもの」や「高画質なもの」、「修正が行えるもの」など特徴は様々です。
ここでは代表的な5つの機種をご紹介します。

富士フイルム 証明写真ボックス富士フイルム証明写真ボックス

料金相場:700円前後

撮り直し1回まで

プリント時間 18秒

スタジオ風ライティング(三灯方式)

日本を代表するフイルム・カメラ・レンズメーカー。写真館では現在も富士フイルムの撮影機材やプリント機械が使われているだけあって、スピード写真でありながらも写真館並みの写りが実現。「美肌仕上げ」は自然で発色の良く、肌が明るく若々しく写る。また、耐久性の高いプリントがされるため、キズやコスレにも強い。

設置場所検索:http://as.chizumaru.com/ffdips/top?account=ffdips

 ki-re-iDNPフォトイメージング証明写真Ki-Re-i

料金相場:700~1200円(オプションにより異なる)

撮り直し:1回まで

プリント時間:12秒

スタジオ風ライティング 

全国のファミリーマートを中心に設置されている機種。撮影データをスマートフォンに送っておき、後で何度でも再プリントができる「withスマホ」や、背景色を自由に変えられる「エクセレントモード」、撮影した写真のレタッチ・修正が行える「肌美+」、男性の肌質アップに特化した「男前+」などのオプション機能を登載。

設置場所検索:http://www.dnpphoto.jp/CGI/search/search.cgi

日本オートフォート証明写真ボックス日本オート・フォート 証明写真

料金相場:800円前後

撮り直し:なし

日本で初めて証明写真機を設置したパイオニア。日焼け・標準・美肌1・美肌2の四段階に肌の明るさを調整できる「肌美人スーパー」機能と、背景を好みの色に変えられる「肌美人プレミアム」が特徴的。青背景を選び、肌美人スーパーで階調を整えることで、写真館のような雰囲気の写真に。

設置場所:http://photo-me.jp/

三吉工業Digital三吉工業Digital証明写真プロ写真館

料金相場:500~700円前後

撮り直し:何度でも

プリント時間:24秒(標準タイプ)、7秒(高速タイプ)

他社のようなスタジオ照明や肌質補正機能はないものの、何度でも撮り直し可能な点が魅力。また、場所によって500円で撮影可能な筐体があり、「500円証明写真」としてネットで紹介されている、リーズナブルな機種。

※料金やプリント時間、撮り直し回数などは設置店により異なる場合があります。

最寄りの証明写真機を探したい場合は…

 →各機種の設置場所を探せるサイト「証明写真MAP

9.自作は可能?オススメ証明写真作成ソフトと撮影環境

 スマートフォンのカメラの発達や一眼レフカメラの普及から、履歴書の写真を自作する人が徐々に増えています。果たして、証明写真の自作は許されるのでしょうか?

本格的にカメラを扱える人が、自宅であってもスタジオ並みのセットを組んで撮影できるなら、転職や就職活動にも使えるでしょう。ですが、照明器具やハイエンド一眼レフなどプロ並みの撮影機材がない場合、自作で提出OKなのは、下記のケースに限られます。

自作写真で許されるとしたらどんな場合?

  • パート・アルバイト用の履歴書(企業によっては悪印象の場合あり)
  • 応募書類を重視しない企業(形だけ提出してほしい場合)
  • 派遣会社等への登録用履歴書(選考に使われないもの)

 「形だけ提出して欲しい」という場合や、派遣会社等への登録時など書類選考ではない場合、他の応募者もそこまで証明写真に力を入れていないであろうパート・アルバイトの場合は、自作でも可能な場合があります。

履歴書写真を自作可能なカメラ・撮影場所の条件

履歴書写真を自作する場合

  • センサーサイズがAPS-C以上のデジタルカメラ(いわゆるデジタル一眼レフカメラ)
  • F値は4以上(できるだけ全体にピントが合うように)
  • 30mm未満の広角は使用しない(顔が歪むため)
  • シャッタースピードは最低でも1/30以上(手ぶれ防止のため)
  • 上記設定でもISO800以下で撮れる撮影場所

ノイズが出るため、コンパクトデジカメを使用するのはできるだけ避けましょう。
窓際などは白い壁に背を向けようとすると片側だけ明るくなるケースが多いため、撮影場所選びは慎重に。

履歴書写真を自分で撮影する方法

撮影に適した場所

自作と言っても、自撮りはNG。三脚を使ったとしても、ピントを合わせるのが大変だったり、姿勢が歪んでいることに気付きにくいため、必ず誰かに撮影してもらいましょう。

  1. 白い凹凸のない壁の前に立つ
  2. 顔にまっすぐ明かりが当たる位置に移動する
  3. 鏡を見ながら影が出ていないか確認
  4. スピード写真同様、白い紙を上向きで胸の高さ(ギリギリ入らない位置)に持つ
  5. 顔の真正面、同じ高さにカメラを構え、撮影してもらう
  6. 微妙に姿勢や表情を調整しながらできるだけたくさん撮影してもらう
  7. 撮影できた写真の中から良いものをセレクト
  8. 画像加工ソフトなどでタテ4cm×ヨコ3cmにサイズ変更し、光沢紙にプリント

画像加工ソフトがない場合は、下記のサイトが便利です。
 →Web上で履歴書写真が作成できるIDphotoGenerator

近年ではスマートフォンで作成する方法も…

 →ケータイプリン http://k-pri.jp/

スマートフォンで撮影した写真を、全国のセブンイレブンで証明写真用にプリントできるサービス。料金は200円と格安。選考に全く影響しない履歴書なら、上記のツールを使ってスマートフォンで作成するのもアリでしょう。手間が掛からず、とてもローコストで仕上がります。

但し、デジタル一眼レフカメラに比べて画質が劣るため、選考のための履歴書に貼るのはオススメできません。

いかがでしたか。

応募者にとって、履歴書の写真は、面接に進めるか否かを決める大切な要素。どうしても受かりたい本命企業に対しては、できる限りケチらず手を抜かず、良い写真で「感じの良い仕事がデキる人」と思わせたいですね。その履歴書が元で採用にいたり、給料がアップするのなら、たった1回の証明写真へ投資は、安いものですよ。