【状況別】 履歴書へのアルバイト経験の記入方法

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アルバイト経験を履歴書の職歴欄に書くことはできるのでしょうか?
この記事では、履歴書の職歴欄へのアルバイト経験の書き方と、自己PR欄でアルバイト経験をアピールする方法を例文つきで紹介します。

職歴欄へのアルバイト経験の書き方

ここでは履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書けるのはどんな人なのかを解説します。また、アルバイト経験を職歴欄に書く場合の記入方法を紹介するとともに、よくある疑問に答えます。

職歴欄にアルバイト経験を書いていい人ダメな人

【書いていい人】

  • 中途採用に応募する予定だが、職歴がアルバイトしかない人

【書かないほうがいい人】

  • 就職活動中の学生
  • 新卒採用に応募する既卒

中途採用に応募予定で仕事経験がアルバイトしかない人は、履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書いてOK。
アルバイト経験も立派な職歴となります。逆に、新卒でないのに最終学歴以降に職歴がないと、空白の期間が生まれマイナス評価となることもあるので注意しましょう。

新卒採用に応募する人は、職歴欄にアルバイト経験を書くのは原則NGです。学歴は最終学歴まで記入し、職歴は「なし」と記入しましょう。

職歴欄への記入例

履歴書の職歴欄への基本的な書き方を説明します。欄の中では簡潔に書くことを意識しましょう。

職歴欄の図:2014年4月株式会社〇〇入社(アルバイト)→(1)。販売・在庫管理業務に従事→(2)。2016年2月株式会社〇〇退社→(3)。一身上の都合による。2016年4月株式会社〇〇入社(アルバイト)現在に至る以上→(4)。

社名と業務内容は分けて記入する

職歴欄には社名と簡単な業務概要を書きます。業務概要は社名を書いた行の一段下に。株式会社は(株)と略さず、社名は正式名称で書きます。
アルバイトとして働いていたことが採用担当者にわかるように括弧書きしましょう。

2業務概要は簡潔に書く

業務概要は簡潔に書きましょう。例えば、スーパーでレジ打ちと商品の品出しを担当していた場合「販売・在庫管理業務」のように表現できます。
具体的な業務内容をアピールしたいのであれば、職歴欄ではなく自己PR欄や志望動機欄に書きましょう。

3「入社」「退社」表記は忘れずに

複数の会社でアルバイト経験がある場合、会社ごとに「入社」と「退社」を忘れずに書きましょう。
退職理由は書かなくてもかまいませんが、特に伝えておきたいことがあれば一段下の行に記入しましょう。

4継続中なら「現在に至る」

現在もアルバイトを続けている場合は社名の下に「現在に至る」と書きます。職歴欄の最後は、右端に「以上」と書いて締めましょう。

こんな場合どうする?アルバイト経験を職歴欄に書く際のQ&A

アルバイトの経験が多すぎて職歴欄に書ききれない場合

短い期間で入社退社を繰り返し、複数アルバイトを経験している場合は全て記入すべきですか?

「株式会社〇〇 他」というように社名と期間をまとめて記入するのをおすすめします。
職歴欄に1社ずつ書く場合は、3ヶ月~半年は続けたものにしましょう。
期間をまとめて社名を1つだけに絞り記入するのは、事実とは異なるのでNGです。

例 複数の会社で共通した業務に従事している場合

1日きりの単発アルバイトの経験がある場合

単発派遣のアルバイトの経験はどう書けばいいですか?

1日きりの単発のアルバイト経験は職歴欄に書いてもあまり意味がありません。そもそも職歴とは言い難いでしょう。
ただし、志望する職種に関係あるものならアピールする要素となりえるので、社名と簡単な業務概要を記入しましょう。

 音楽業界志望で音楽系単発派遣アルバイトに従事している場合

職歴欄の図:職歴。2016年4月株式会社〇〇(アルバイト)週4回音楽イベントでグッズ販売業務に従事。現在に至る。

自己PR 欄へのアルバイト経験の書き方

新卒採用に応募する際、学生時代に頑張っていたことがアルバイト経験だという場合は自己PR欄でアピールしましょう。

あなたの強みがアピールできるエピソード選びが大切

自己PR欄にアルバイト経験を書く場合は、あなたの強みが効果的にアピールできるエピソードを選ぶようにしましょう。

アルバイトだと担当業務をこなすだけになってしまいがちですが、工夫して行動したことや組織をより良くするために提案したようなことをエピソードとして選ぶといいでしょう。

 自己PRの組み立て方

アピールしたい強みとアルバイト経験のエピソードを决めたら、自己PR欄を下の表に沿って作ってみましょう。(1)(3)に当てはめて考えてみると簡単に自己PRを作ることができます。

ポイント

内容

(1)アピールしたい自分の強み

(2)自分が起こした具体的な行動と結果

(3)入社後に仕事に生かせること

上の自己PRの作り方に当てはめて考えた、アルバイト経験をアピールする例文を3つ紹介します。

アルバイト経験をアピールする例文3選

コンビニエンスストア

私の強みは提案力です。
大学3年間、自宅近くのコンビニエンスストアで週4回アルバイトをしていました。15時ごろになると50歳以上の女性(F3層)が複数のグループで来店し、イートインスペースで話をしていることに気づきました。私は大人数向けのお菓子をレジ付近に置けば販売促進となると考え、すぐに店長に提案しました。またF3層の常連さんには積極的に話しかけるようにしていき、商品陳列に関する意見や商品ニーズを引き出していきました。
結果、菓子類の売上は前年比17%で伸びました。ニーズを読み取りより満足してもらうために新しいことを提案する力は、貴社の広報の部門で生かしていくことができると考えています。(291文字)

塾講師

私は対話力に自信があります。
大学3年間、国語担当の塾講師として小6から高校3年生まで計11人を指導しました。当初「先生の話が難しくてよくわからない」と言われることが多かったため、児童向けの学習ボランティアに参加して子どもとのコミュニケーションを学びました。子どもと目線を合わせて話すことや、質問には簡単な言葉を選んで答えることで身につけていきました。
その経験をアルバイトで生かしたところ「先生の例え話がわかりやすくて国語が好きになった」と言われるようになり、半年後には生徒の成績が前回より20点ほどアップしました。貴社でも学生時代に培った対話力を発揮していきたいです。(282文字)

居酒屋

私は居酒屋でのアルバイト経験において、持ち前の積極性に磨きをかけました。
居酒屋ではなによりもドリンク類の提供スピードが命です。ある時、料理は提供できている状態でドリンクの提供を10分ほどお待たせしたことで「もう二度と来ない」と言われてしまいました。そこで店長にキッチン担当の人員増加を提案し、大学の友人に声をかけました。また、接客中は積極的に空いているグラスがあればお客様に声をかけるように努力し、アルバイトのメンバーにも素早くドリンク提供ができるよう指導しました。
その結果、学生アルバイトのまとめ役を任されることになりました。貴社でも誰よりも早く問題に気づき、解決に取り組む積極性を発揮したいです。(299文字)

コラム:就活でアルバイト経験がないのは不利?

面接時、学生時代のアルバイト経験の有無を問われた際に「経験がない」と答えたとしても不利になることはありません。採用担当者は、学生の本分は学業であり、その他にも部活動やサークル活動に時間を費やしていると認識しているためです。

その代わり、選考の過程ではアルバイトをしていなかった理由や、学生時代にどのようなことに打ち込んでいたのかを聞かれることはあるでしょう。学生時代に頑張ったことは何かという質問は、面接時に必ず聞かれるのでエピソードを考えておきたいですね。

ちなみに、就活みらい研究所の2016年のデータによると、4年制大学の学生の26.3%は「アルバイト経験がない」という結果が出ています。

まとめ

職歴欄に書くことができるのは社名と簡単な業務内容だけです。アルバイト経験を詳細にアピールしたい時は、自己PR欄や志望動機欄などの他の欄に書くか、面接時に直接話しましょう。

アルバイト経験を自己PRに書く場合は、業務内容の説明にならないようにアルバイト経験を通してわかるあなたの強みをアピールしましょう。

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