どこで買う？選び方・ブランド 【女性向け】転職用のカバン（バッグ）

転職活動でも必ず必要なカバン（バッグ）ですが、女性用のものはデザインや色・素材が豊富なため、どれを選ぶか迷ってしまう女性は少なくありません。

この記事ではそんな女性に向けて、転職活動用のカバンの選び方やおすすめの店やブランド、印象を下げないための注意点などを解説します。

転職の女性用カバン（バッグ）の選び方

転職活動にふさわしい女性用のカバン（バッグ）を選ぶ時は、以下の4つのポイントを押さえましょう。

これらのポイントをクリアしているカバンであれば、採用担当者にネガティブなイメージを持たれることはないでしょう。

ただし、アパレル業界やエンタメ業界といった業界では、面接当日の服装で「個性」を表現することが期待されているケースも。その場合、自分の個性を表現できる色・デザインのカバンを選んでも問題ありません。

色は黒・紺・茶

女性用の転職カバン（バッグ）の色は基本的に、定番の黒・紺・茶の中から選びましょう。落ち着いたトーンであれば、ベージュ・白などもOK。

迷った時はスーツの色に合わせて選ぶと、統一感があってスッキリした印象につながります。

一方、派手な色や奇抜なデザインは、面接官に「TPOをわきまえられない」という印象を与えてしまうため、避けましょう。

素材は本革か合皮

女性用の転職カバン（バッグ）の素材は、本革（天然皮革）か合皮（合成皮革）を選びましょう。高級感や落ち着きを感じさせるため、面接などのビジネスシーンに適しています。

本革は合皮よりも高価格ですが、耐久性に優れているため、より長く使い続けることができます。

「カバン（バッグ）を使うのは転職活動の間だけ」という場合は、より安価な合皮を選んでも問題ありません。

ナイロン素材でも問題ありませんが、派手な印象にならないよう、光沢感のないものを選ぶのがおすすめ。キャンバス生地やデニム生地はカジュアルすぎる印象を与えてしまうので、避けましょう。

自立する

転職活動で使う女性用カバン（バッグ）は、底板があって床に置いた時に自立するものを選ぶと安心です。

また、カバンの底に鋲（びょう）と呼ばれる突起がついているタイプは、安定しやすく汚れもつきにくいのでおすすめです。

カバンは面接時、椅子の脇に床置きするのがマナーですが、自立しないカバンの場合、傾いたり倒れたりしてしまうことがあります。

その結果、置き直すために面接官を待たせてしまったり、カバンが倒れないかどうか気になって受け答えに集中できなかったりする恐れがあります。

A4の書類が入るサイズ

女性用の転職カバン（バッグ）のサイズは、A4の書類が入る大きさを選びましょう。履歴書などの事前に用意した書類や面接当日に渡された書類がカバンに収まらずに折れ曲がってしまうと、面接官に「丁寧さに欠ける人」「仕事においても想定が甘い人」という印象を与えかねません。

ただし、逆にカバンが大きすぎてもアンバランスになり、持ち運ぶにもかさばってしまいます。目安として、A4サイズ（縦21cm×横29.7cm）よりひと回り大きいサイズを選ぶのがおすすめ。

なお、飲み物や筆記用具、雨具などを入れることも考え、マチ幅（奥行き）にも余裕のあるものがよいでしょう。

コラム：転職活動の面接でリュックはOK？

リュックは比較的カジュアルなアイテムのため、面接の際は避けたほうが無難です。面接官によっては「TPOに適さない」と判断される恐れがあります。

また、リュックはスーツにシワが付きやすく、自立もしにくいといった機能面の不安も残ります。

転職活動のカバン（バッグ）は、トート型のものを使用する方が安心でしょう。

▼リュックの可否やマナーについて

転職・就活用バッグのマナーを確認

面接にリュックはNG？

あると便利！女性用転職カバン（バッグ）の特徴3つ

絶対ではありませんが、女性が転職活動用のカバン（バッグ）を選ぶ時は、以下の3つの特徴を備えたものを選ぶと、より利便性が高まります。

複数の収納スペース

転職活動に使うカバン（バッグ）は、用途別に複数の収納スペースがあり、どこに何がしまってあるか一目でわかるものを選ぶとより便利でしょう。

筆記用具を入れるための内ポケット、スマホを入れるためのサイドポケット、重要な書類を入れるためのファスナー付きスペースなどがあれば、必要なものをすぐに取り出すことができます。

面接当日の書類の受け渡しや事務手続きの際、カバンから物を取り出すのに時間がかかってしまうと、面接官にスマートではない印象を与えてしまったり、気持ちが焦り落ち着いて受け答えができなかったりと、思わぬ失敗につながりかねません。

軽量

軽量タイプのカバン（バッグ）は、肩への負担を防ぐことができます。カバンの重さとして一般的に軽量といわれている800グラム以下が目安です。

転職活動中はヒールで動き回ることに加え、緊張状態が続くので、身体的にも精神的にも疲労が大きくなります。カバンが重いことでさらに体力が奪われてしまわないよう、軽量タイプのものだと安心です。

撥水・防水加工

撥水・防水加工が施されたカバン（バッグ）もおすすめです。

面接当日、悪天候に見舞われた場合でも、書類や電子機器の濡れを防ぐことができる上に、面接先の床や物品を汚す心配もありません。また、カバンそのものの劣化防止にもつながります。

面接当日が雨予報の場合、下記の記事から面接時の傘の選び方や扱い方もおさえておきましょう。

普段使いのものはNG？

面接にふさわしい傘・置き方のマナー

女性用の転職カバン（バッグ）のおすすめブランドは？

スーツ専門店のほか、しまむらや通販でも購入可能

女性用の転職カバン（バッグ）は、AOKIや青山といったスーツ量販店のほか、しまむらなどのファストファッションブランドでも購入できます。

なお、ユニクロやGUでは、1章や2章で紹介した条件をクリアするカバンは現在販売されておりません（2024年2月時点）。

カバンはスーツと違い、自分の体型に合わせて細かく採寸する必要がないので、素材感やサイズさえ注意すれば、Amazonや楽天市場などの通販サイトで購入しても失敗しづらいでしょう。

下記では、購入場所ごとの特徴・価格をまとめています。見比べたうえで、どこで転職カバンを購入するか決めましょう。

印象ダウン！女性用の転職カバン（バッグ）のNGマナー

転職活動の面接当日、やってしまうと印象が下がるカバン（バッグ）のNGマナーを2つ紹介します。

複数のカバン（バッグ）は持たない

普段のビジネスシーンでは複数のカバン（バッグ）を持っていても問題ありませんが、面接時はひとつにまとめるか、余計な荷物は近くのコインロッカーに預けるとよいでしょう。

複数のカバンを持っていると、慌ただしく落ち着きのない印象に映る恐れがあります。また、カバンを置き忘れる危険性が高まり、実際に応募先企業に置き忘れた場合「注意力や情報管理意識に欠ける人」というマイナスイメージを持たれかねません。

面接当日のカバンや荷物の取り扱い方については、下記の記事で解説しています。

スマートな置き方を紹介

面接のとき荷物はどうする？

傷んでいるカバン（バッグ）は使用しない

普段使いのカバン（バッグ）や、しばらく使わずにしまっていたカバンを使用する場合、傷んでいたり汚れていたりするものは使用を控えましょう。

どんなに服装や髪型を整えていても、劣化したカバンを使用しているとそこに目が行き、悪いギャップにつながりかねません。

また、使用前にファスナーがスムーズに動くか、裏地で破れていたり汚れていたりしていないかなども確認しておくと、いざというときに不便が生じて慌てることもないでしょう。

靴やスーツ、髪型の準備もバッチリ？

転職活動に適した女性用カバン（バッグ）の準備ができたら、下記の記事からスーツ、靴、メイクなどの身だしなみマナーもまとめて確認しておきましょう。

スーツじゃないとダメ？

転職の面接の正しい服装【男女別】

身だしなみの準備ができたら、面接当日のマナーも要チェック。下記の記事では、入退室などの面接当日のマナーや立ち居振る舞いを総まとめしています。

受付・入室・面接中・退室を網羅

イラストでわかる！面接マナー大全

この記事の執筆者

「転職Hacks」編集部

株式会社クイック

株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。