自分に合う表現が見つかる! 面接で使える「強み・弱み」一覧【50選】

面接に向けて悩む人が多いのが、自分の強み・弱みの答え方です。「どんなことを伝えればいいのかわからない」という人もいれば、「強み・弱みは自覚していても、どう表現すればいいのかわからない」といった難しさで悩んでいる人もいるでしょう。

こうした悩みを解決すべく、この記事では面接で使える強み・弱みの表現を、一覧形式で紹介します。強み・弱みそれぞれ50個ずつ掲載しているので、自分に合う表現を探しましょう。

企業が強みや弱みを聞くのはなぜ?

企業が応募者に強み・弱みを聞く意図は、大きく3つに分けられます。

「1.自身を客観的に理解できているかを確認するため」「2.社風や雰囲気にマッチするかを確認するため」「3.弱みに対する解決能力や成長意欲を把握するため」という意図を理解して、あらかじめ回答を考えておくことが重要です。

3種類の意図の詳細は、下記でくわしく説明します。

【企業が強みや弱みを聞く理由】1.自身を客観的に理解できているかを確認するため|2.社風や雰囲気にマッチするかを確認するため	|3.弱みに対する解決能力や成長意欲を把握するため

1.自身を客観的に理解できているかを確認するため

企業が応募者に強み・弱みを聞く理由の1つ目は、応募者が自身を客観視できているかを確認するためです。

一般的に、自分を客観視できている人ほど、自分の強みを活かして活躍できたり弱みを適切にカバーする能力が高いという印象に繋がり、評価されやすい傾向があります。逆に、自分を客観視できていないと「自分の弱点を意識していないのでトラブルを繰り返しそう」といったネガティブな印象に繋がる可能性があるので、注意が必要です。

自分の強みや弱みを明確に伝えることで「この応募者は、自分を客観視できている」という印象を与えられるので、回答の際には意識しましょう。

2.社風や雰囲気にマッチするかを確認するため

企業が応募者に強み・弱みを聞く理由の2つ目は、応募者が企業の社風や雰囲気にマッチしているかどうかを確認するためです。

自社にマッチしない人材を採用すると、人間関係や業務上のトラブルが起きやすく、早期離職に繋がるケースも少なくありません。こうした事態を防ぐため、企業側は面接の時点で応募者の強みや弱みを聞き、マッチングを行おうとしています

そのため、強み・弱みを伝える際は、応募先で求められている能力・行動を意識して、マッチする内容を伝えましょう。仮に業務のスピード感が求められる企業で「コツコツと物事に取り組める」ことを強みとしてアピールしても効果は薄いため、注意してください。

3.弱みに対する解決能力や成長意欲を把握するため

企業が応募者の弱みについても質問するのは、応募者の課題解決能力や成長意欲を把握するためです。

どんな人でも弱みは必ずあるもの。企業としては、その弱みとどう向き合って、改善しようとしているかを知ることで、応募者が入社後に活躍できそうかを判断しています。

弱みを答える際には「自分の弱みを把握して、解決に向けて行動を起こしている」ことを伝えましょう。「現状に満足せず成長する意思がある」「問題点を分析して、適切な解決策を考える能力がある」といった向上心の高さを印象付けることができます。

逆に、自身の弱みを把握できていないと、課題意識の薄さや主体性の無さといったネガティブな印象に繋がるので注意が必要です。

コラム:強みと自己PRはどう違う?

内容の違い・差別化で悩みやすい「強み」と「自己PR」ですが、求められる回答の方向性が異なります

「強み」で求められているのは、人柄性格気質といった内容です。自分の人となり仕事への向き合い方同僚との関わり方を面接官にイメージしてもらえるような回答を心がけましょう。

一方で「自己PR」では、仕事の成果・実績、職務上の強みなどが回答として求められています。応募先の企業で活躍できるイメージを面接官に持ってもらえるように、これまでの実績などをアピールしましょう。

面接で伝えられる「強み・弱み」一覧【50選】

実際、面接で伝えられる強み・弱みはどういったものがあるのでしょうか?

ここでは「企業から求められる人材のタイプ」ごとに、強み・弱みを一覧形式でまとめました。自分の応募先の条件に近い項目を選び、具体的な強み・弱みの表現を探してみましょう。

なお、弱みは「強みの裏返し」となる内容を伝えるのがおすすめです。一覧では、強み・弱みをセットでまとめたので、参考にしてください。

一覧表のなかに自分にあてはまる強み・弱みが無いと感じた場合は、自分の強み・弱みを整理しきれていない可能性があります。くわしい対処方法は「あてはまる強み・弱みが一覧に無い場合は?」で解説しているので、そちらも確認してください。

1.「積極性や意欲」が求められている場合

番号 強み 弱み
1 積極的に意見を主張できる 協調性がない
2 向上心が強い、目標に向かって人知れず努力できる 負けず嫌い
3 自分の考え・意見を持っている・主張できる 自己主張が強い
4 高いレベルで完成させる プライドが高い
5 物怖じしない、信念を貫こうとする 空気が読めない
6 親しみやすい 図々しい
7 周囲の声に耳を傾ける 承認欲求が強い

2.「行動力や挑戦心」が求められている場合

番号 強み 弱み
8 行動力がある、スピード感がある、ものごとへの対応が早い せっかち
9 常に効率を考えて仕事をする、無駄を省くことが得意 面倒くさがり
10 チャレンジ精神がある 無鉄砲
11 失敗を恐れずに「まずやってみる」ことができる 大雑把、計画性が無い
12 臨機応変に対応できる、変化に柔軟 計画性が無い

3.「コミュニケーション力」が求められている場合

番号 強み 弱み
13 人間関係の構築が得意 八方美人
14 サポート力がある お節介
15 明るい、ムードメーカー お調子者、騒がしい
16 人の懐に入るのが上手い、交渉力がある 図々しい
17 相手の要望や気持ちを理解できる 空気を読みすぎる

4.「柔軟性や素直な姿勢」が求められている場合

番号 強み 弱み
18 臨機応変に物事に取り組める 計画性がない
19 どんな状況でも順応できる 流されやすい
20 他人に対して気を遣える、謙虚 内気
21 状況にあわせて対処するのが得意 気まぐれ
22 変化を受け入れやすい、1つの考えに固執しない 無関心
23 マルチタスクができる 集中力が続かない

5.「正確性や堅実さ」が求められている場合

番号 強み 弱み
24 責任感が強い、慎重に物事を進める、計画性がある 心配性
25 論理的思考力がある 理屈っぽい
26 てきぱきしている、スケジュール管理が得意 焦りやすい
27 神経が細やか、人の補佐をするのが得意 前に立って何かするのが苦手
28 質の高い仕事ができる、几帳面 完璧主義
29 観察力がある 疑り深い
30 実現可能性を見極められる 挑戦ができない
31 注意深い、慎重 行動に移すのが遅い(腰が重い)

6.「周囲に配慮する力」が求められている場合

番号 強み 弱み
32 思慮深い、信頼関係の構築が丁寧 人見知り
33 協調性がある、チームワークが得意 主体性がない、流されやすい
34 配慮ができる 他人の目を気にしすぎる
35 相手の立場になって考えることができる 断れない
36 思いやりがある、細やかな気遣いができる 繊細、気が弱い

7.「真面目さや誠実さ」が求められている場合

番号 強み 弱み
37 常に周到に準備する、物事に真剣に取り組む 緊張しやすい
38 真面目、誠実、実直 不器用
39 落ち着きがある、自身の感情をコントロールできる 寡黙・無口
40 誠実、実直、コツコツ努力できる 真面目過ぎ
41 物事を冷静に観察できる、一人でも黙々と作業できる 根暗
42 配慮ができる 遠慮がち
43 責任感がある、細部に気配りできる 一人で抱え込みやすい
44 礼儀正しい 堅苦しい

8.「忍耐力や落ち着き」が求められている場合

番号 強み 弱み
45 信念を持っている、粘り強く取り組むことができる 頑固
46 おおらか、人の意見に流されない、常に冷静でいられる マイペース
47 動じにくい、細かいことは気にならない 自分に甘い
48 継続力がある 執念深い
49 落ち着きがある 鈍感
50 忍耐力がある あきらめが悪い

9.「専門的なスキル」が求められている場合

企業や職種によっては、強みとして専門的なスキル・経験が求められるケースもあります。

こうした場合は、一般的な強みを伝えるのではなく専門的なスキル・経験が備わっていることを強みとしてアピールすることも効果的です。「△△業務の経験◯年」「Illustrator、Photoshopを使って△△の制作が可能」「HTML・PHP・CSS・Phytonを使った開発経験あり」のように、具体的に何ができるのかをアピールしましょう。

一方で、専門的なスキルに関連して弱みを伝える場合は、スキルが不足していると伝えるだけではネガティブな印象に繋がります。「まだ改善の余地はあるものの、基本的な業務は問題なく対応できる点」と「今後スキルを習得して弱みを改善していく意思」の2点を必ずセットで伝えてください。

あてはまる強み・弱みが一覧に無い場合は?

強み・弱みの一覧表を見ても「自分にあてはまる表現が無い」と感じた場合は、自分の強み・弱みを整理しきれておらず、適したものを選べていない可能性があります。

そのため、あらためて自己分析を行って、自分の経験やキャリアを棚卸しするのがおすすめです。

まずは「どんな業務を担当していたのか」「どれほどの成果を出したのか」「成果を出すうえで何を工夫したのか」など、これまでの行動やエピソードを具体的に振り返ったり、周囲の人からの評価をまとめてみましょう。棚卸しのなかで感じた「自分はこういう考え方をする傾向がある」「こうした行動を取れる点は、自分の特徴かもしれない」といった気付きが、強み・弱みのヒントになります

以下の記事を参考に、自己分析に取り組んでみましょう。

具体的にどう伝える?強み・弱みの例文3選

面接で強み・弱みを説明するときは、それぞれ「(1)強み・弱みは何か(結論)」→「(2)そう考えた理由(裏付ける具体的な行動やエピソード)」→「(3)入社後の抱負(締め)」の三段構成で内容を組み立てましょう。内容が伝わりやすくなり、スムーズに強み・弱みを整理できているという印象にも繋がります。

〈強み・弱みの三段構成〉

  • (1)強み・弱みは何か(結論)
  • (2)そう考えた理由(裏付ける具体的な行動やエピソード)
  • (3)入社後の抱負(締め)

以下では、三段構成に沿って作成した例文を3種類紹介します。自分の強み・弱みを考えるときの参考にしてください。

【例文1】「コミュニケーション力」に関する強み・弱み

▼強み

(1)私の強みは、顧客のニーズを引き出すことができるコミュニケーション能力です。

(2)前職では3年間にわたり営業を担当し、顧客の潜在的なニーズまで引き出せるよう、顧客に寄り添ったコミュニケーションを心がけておりました。正式な要望だけでなく、会話のなかで漏らしていた「不便な点」からも課題を推測し、解決するような商品をご提案することで、受注に繋げてまいりました。

(3)御社においても、顧客のニーズを引き出せるコミュニケーション能力を活かして、顧客満足度の高い提案を行い、成果を上げたいと考えております。

▼弱み

(1)反対に弱みは、空気を読み過ぎてしまう点です。

(2)相手の気持ちや考えを推し量るあまり、議論の場で自分の立場をはっきり示せないことがあります。この弱みを改善するため、私は考え方を変え、「議論を深めるためには、多種多様な意見が必要」というスタンスで、言うべきときには自分の意見を臆せず伝えるようにしています。その結果、以前よりも自分の意見を積極的に主張できるようになりました。

(3)今後も周囲の意見に耳を傾けながら自分の意見を伝え、組織全体の利益に繋がるよう提案をしていきたいと考えております。

【例文2】「協調性」に関する強み・弱み

▼強み

(1)私の強みは、周囲と協調しながら働ける点です。

(2)現在の職場では、開発チーム内で意見が合わないときに自分が率先して意見のすり合わせを行い、議論を円滑に進められるよう調整してきました。関連会社と協力するプロジェクトにおいても同様のスタンスで調整役を担った結果、会議時間の削減や意思決定プロセスの短縮に繋がり、クライアントからプロジェクトの進行能力を評価された経験もあります。

(3)御社においても協調性を発揮し、プロジェクトの円滑な進行に貢献したいと考えております。

▼弱み

(1)反対に弱みは、他人の意見に流されやすい点です。

(2)協調性やチームの空気を大切にする反面、自分よりも他者の意見を尊重しやすい傾向がありました。この弱みを改善するため、客観的な視点を持つことを意識しています。たとえば会議の場でも、相手と自分の意見のどちらが利益に繋がるかを考え、発言すべきかを判断する癖をつけました。その結果、以前よりも自分の意見を積極的に主張しやすくなり、議論の活発化に貢献できるようになりました。

(3)御社へ入社後も努力を続けることで、弱みの改善を続けたいと考えております。

【例文3】「誠実さ」に関する強み・弱み

▼強み

(1)私の強みは誠実さです。ひとつひとつの仕事をミスなくこなすことを心がけており、些細な疑問点も必ず確認するようにしています。

(2)現職の営業事務の業務でも、営業担当者が作成した書類の違和感を無視せず、細かなことも疑問出しすることで、現場で見つけられなかった不備の発見に繋げてきました。その結果、営業チーム内の書類不備発生率0%という目標を達成しました。

(3)御社でもひとつひとつの仕事に真面目に向き合い、営業チームの業務を円滑に進めるためのサポートを行いたいと考えております。

▼弱み

(1)反対に弱みは、真面目すぎるあまり、業務に時間をかけてしまいがちな点です。

(2)現在の業務でも、ミスを確実に防止するために、確認作業を複数回行っており、工数が膨らんでいる状況がありました。この弱みを改善するために、作業のなかで効率化できる部分を削減することを心がけています。周囲に相談して「必要以上に力を入れている」部分を明らかにしたり、重点的に確認する項目を明確化したりする工夫により、作業スピードの削減を現在も進めております。

(3)御社においても、丁寧な仕事と生産性を両立できるよう心がけ、業務に貢献していきたいと考えております。

上記以外の強み・弱みの例文を見たい方は、下記の記事もチェックしてみてください。

強み・弱みで好印象を与えるポイント

面接で強み・弱みを伝える際に面接官からの印象を高めるため、押さえておきたい伝え方のポイントがあります。

強み・弱みでそれぞれ2つのポイントを意識して、伝える内容を考えましょう。

【面接で強み・弱みを伝えるときのポイント】「強み」のポイント|1.伝える強みは1つに絞る	/2.強みを過小評価しない|「弱み」のポイント|1.強みの裏返しとして「弱み」を説明する/2.克服しようとしている姿勢も伝える

「強み」のポイント

1.伝える強みは1つに絞る

強みを伝えて面接官からの印象を高めるには、強みを1つに絞って、深く理解してもらうことが大切です。

魅力を強めようとして、一度に複数個の強みを伝えてしまいがちですが、話の要点がぼけてしまい、逆に何をアピールしたいのかが伝わりづらくなってしまいます

また、強みを絞りきれていないと「自分の強みを理解していない」「自分を客観視できていない」「謙虚さに欠ける」といったネガティブな印象にも繋がるので、伝える強みは1つに絞るのが無難です。

2.強みを過小評価しない

自分の強みについて話すときは、「ほかの人よりできるわけではないのですが…」など、自分の強みを過小評価することは避けましょう。謙虚な姿勢を見せるためにしたことであっても、面接官へのアピール力が弱まる原因になります。

応募者の能力や適性を評価するのは、あくまで面接官です。応募先が求めている能力や業務内容などを踏まえて「これは自分の強みとしてアピールできる」と判断した内容は、謙遜せずに堂々とアピールしましょう

「弱み」のポイント

1.強みの裏返しとして「弱み」を説明する

面接で自分の弱みについて話すときは、「強みの裏返しとして弱みがある」と説明するのが効果的です。

たとえば「集団の中で自分の意見が言えない」という弱みをそのまま伝えると、「自信がなさそう」「受け身の姿勢が強い」というネガティブな印象だけが残ってしまいます。一方で、同じ弱みでも「周囲の人の考えを尊重するあまり、自分の意見が言えないことがある」と表現すれば「協調性がある」「自分の意見を持っている」とポジティブな要素も伝えることが可能です。

自分の強みと弱みを関連付けることで主張に一貫性が生まれ、「しっかり自己分析ができている」という印象にも繋がるため、意識しておきましょう。

2.克服しようとしている姿勢も伝える

面接官は、応募者の弱みそのものを知りたいわけではなく、「弱みを自覚したうえで、カバーしているのか」「今後どうやって改善しようとしているのか」を知ることで、入社後に活躍できそうかどうか見極めようとしています。

そのため、弱みを伝える際は、「どんな弱みがあるのか」だけでなく「弱みを克服しようと努力している姿勢」も必ずセットで伝えましょう。

弱みを伝えるだけでは「自分の弱みを自覚しているのに、改善に向けたアクションを何も起こしていない」という誤解を招き、課題解決能力や成長意欲が無いという印象に繋がるので注意してください。

【NG例】避けるべき強み・弱み

強み・弱みのなかには、伝えると評価を落としてしまうものもあります。下記のNG例にあてはまらないよう注意してください。

【面接で避けるべき強み・弱み】「強み」のNG例|・応募先にミスマッチな強み/・仕事に関係のない強み/・単なる自慢になってしまう内容|「弱み」のNG例/・「弱みはありません」と断言する/・社会人としての適性が疑われる弱み/・その仕事をするうえで致命的な弱み/・身体的特徴・疾患に関する内容

強みのNG例

応募先にミスマッチな強み

応募先の業務内容や社風と合っていない内容を強みとして話すのはNGです。

たとえば、スピード感が求められる職場で「慎重に業務を進めることができる」と伝えるなど、求められていない能力を強みとしてアピールしても採用担当者に響かないだけでなく、「自社の業務や、求めることへの理解が浅い」と思われかねません。

求人票の募集要項や業務内容などを確認し、応募先が求めていることを読み取ったうえで、マッチするような強みをアピールしましょう

仕事に関係のない強み

「家族愛なら誰にも負けません」「料理が得意です」など、業務に関係のないプライベートな内容も、面接で話す強みとしては不適切です。

あくまで面接官は、仕事で活躍できそうかどうかを判断するために強みを確認しています。仕事に関係のないことを答えてしまうと「相手の質問意図を汲み取れていない」といった評価に繋がる可能性があるため避けてください。

単なる自慢になってしまう内容

仕事の成果や受賞歴など、過去の実績を並べただけの説明も避けるべきです。実績を伝えるだけでは、単なる自慢のように捉えられてしまう可能性があります。

誤解を防ぐためには、仕事の成果だけでなく「成果を出すまでの過程や努力」もあわせて伝えましょう。成果を伝えつつ、転職先でも同じような成果を出せるというアピールに変えることができます。

弱みのNG例

「弱みはありません」と断言する

面接で弱みを聞かれて「弱みは特にありません」と断言して具体的な回答をしないのはNGです。面接官に「自分自身と向き合えていない」「謙虚さがない」「自分をよく見せようとしすぎている」といったネガティブなイメージを持たれる可能性があります。

自分の強みの裏返しで得意でないことや苦手なことは必ずあるため、自分で弱みだと思う点がなくても、何かひとつは回答を用意しておきましょう。

社会人としての適性が疑われる弱み

「早起きが苦手」「時間にルーズ」など、社会人として備えているべき常識・適性が無いと疑われるような内容は、そもそも伝えるべきではありません。

〇〇という強みがある一方で、こういった弱みもある」といった形で、強みと関連性のある弱みを見つけて伝えましょう。

また、「自己肯定感が低い」「自信がない」といった後ろ向きな姿勢も、仕事全般への適性を疑われるためNGです。

その仕事をするうえで致命的な弱み

たとえば、人と多く関わる営業職の面接で「人見知り」と答えてしまうなど、あまりにも募集の仕事に向いていないと思われる内容も、弱みとしてはNGです。任せた業務を十分にこなせないだろうと判断され、不採用に繋がります。

あくまで応募した仕事への適性があるという前提で、懸念点となることを弱みとして伝えましょう。

身体的特徴・疾患に関する内容

「体が弱い」「定期的な通院が必要」といった身体的な特徴や疾患に関する内容など、本人の努力で改善できないものはそもそも弱みではありません

弱みの内容は、あくまで「自分の努力によって改善できること(改善していること)」という軸で考えましょう。

【面接対策】ほかにはどんな質問がある?

強み・弱み以外にも、面接でよく聞かれる質問はある程度決まっています。

どんな質問があるかを把握するために、下記の記事も読んでおくのがおすすめです。質問への回答例文も用意しているので、面接で的確に受け答えができるように準備しておきましょう。

なお、面接で最初に求められる「自己紹介」は、自分の印象を大きく左右する重要な質問です。もし、自己紹介で話すことが決まっていなければ、下記の記事で「何を話せばいいのか」を確認しておきましょう。

この記事の執筆者

「転職Hacks」編集部

株式会社クイック

株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。

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