適性検査
内容
適性検査とは、職業や学科などにおける特定の活動にどれほど適した素質を持っているかを判定するために、知能検査や学力検査、性格検査、運動能力検査などの検査要素を組み合わせて行うことによって、適正を調べる検査のことです。日本の社会においては、適性検査を受ける機会は、転職・就職活動のときや社内での昇進試験など、企業での受検が多く見られます。適性検査には、性格検査のみのクレペリンやYG検査と、他のジャンルの検査も合わせた複合型のSPI、RCA、GABなどがあります。 検査の内容は適性検査を取り扱っている業者ごとに違いますが、大半の場合は「言語(国語)」、「計数(数学)」、「一般常識(理科、社会、英語、時事問題など)」、「性格」の5つのジャンルで出題されます。このような適性検査を企業が採用している理由としては、面接だけでは志願者の性格を見抜くことが困難であること。また、志願者の一般常識や言語・計数能力を測らなければならないことなどが上げられます。企業にとっては適正のある志願者だけと面接できるというメリットがあります。 なお、採用活動における適性検査では、性格の検査が重視されます。これは新卒採用・中途採用を問わず、配属先の決定や早期退職を防ぐためだと考えられます。