財務
仕事概要
企業における財務業務は、会社の財産や利益状況といった過去の実績から、経営の方向性を計画する業務や、会社の資金の流れを管理する資金の調達と運用業務が中心となっています。 主な業務としては以下のようなものがあります。
- ○ 企業内の金銭資産の管理
- ⇒会社の営業活動に伴う小口現金・小切手・手形の管理、また給与・税金の支払い等を行います。
- ○ 資金の調達と運用
- ⇒必要な資金を集めて運用します。短期的に資金が必要な場合には、金融機関からの融資の打診、M&Aなどの投資、及び余裕資金の運用を行います。
- ○ 資金計画の立案
- ⇒長期・中期の経営計画と全体・事業部門の予算編成と実績管理を担当します。
必要な能力・経験
経理・財務・会計・税務の実務経験や、それらに付随した資格、例えば商業簿記、公認会計士、税理士、ファイナンシャルプランナーなどの資格があると有利になります。また、外資系企業での需要も多いことなどから、USGAAP(米国会計基準)の知識やUSCPA(米国公認会計士)の資格も活かせるでしょう。さらに外資系企業では英語力が必要になります。 そして、経理の実務経験・知識は必須となります。特に決算書(損益計算書、賃借対照表など)が理解できることが必要です。 数字を扱う仕事になるため、集中力や注意力があり、丁寧に仕事をこなせる人に向いています。基本的なPC操作能力も必要です。
転職事情・アドバイス
近年では四半期決算をする会社が増加しており、財務の重要性がますます高まっています。減損会計の導入など会計基準の改定も多く、よりスペシャリスト志向が強まっています。また、資金調達と運用において金融機関との折衝業務があるため、金融機関(銀行・証券)出身者などは優遇される場合もあります。