総務
仕事概要
総務の仕事を明確に定義するのは難しく、企業によっては人事、法務、経理、経営企画の業務も含まれる場合があります。社内の従業員窓口から渉外まで社内外を問わずに人と接する機会が多く、仕事も多岐に渡り、経営トップを影から支える黒子的な役割です。
総務の仕事を大別すると、株主総会関連、行事関連、庶務関連の3つに分けられます。
- ○ 株主総会
- 関連株主総会の事務局として、招集状の作成、総会の準備、運営などを主な業務とします。
- ○ 行事関連
- 取締役会など各種会議の運営、健康診断、売上達成会など社内外の各種イベントの企画や運営、社内外の慶事や弔事の手配、社内キャンペーンの企画、推進、贈答や年賀状の送付などがあります。
- ○ 庶務関連
- 電話応対や来客応対の接客業務、建物や社用車などの固定資産管理、社内外文書の保管や郵便物の発送・受け取り、社判などの印鑑の管理、公的文書の作成や提出、法務関係の手続き、取引先名簿の作成などがあります。
必要な能力・経験
総務の仕事は、企業の管理部門として人・物・金・情報の全てを統括します。そのため、業種を問わず各部署とのリレーションが多くなるので必然的にコミュニケーションスキルが要求されてきます。 また企業によっては経理や資産管理業務を含む場合もあるので、簿記3級程度の知識を求められることがあります。株主総会関連では、商法をはじめとした法律の知識を求められます。
転職事情・アドバイス
得意な分野を持ちながら総務業務全体に携わることができるスペシャリスト人材の需要が高まっています。上場を控えたベンチャー企業が増えていることや、個人情報保護法に代表される法令の施行の影響により、株主総会準備・対応、コンプライアンス対応、リスクマネジメントなどの経験者を中心とした人材が求められています。