【あてはまったら危険】 仕事が限界なサインと、その対処法
「仕事がつらい」「忙しすぎる」と感じていても、「自分だけ休めない」「もっと頑張らなきゃ」と、無理を続けてしまう人は少なくありません。
ですが、限界を超えて無理を続ければ、心も体もすり減っていく一方です。
一度立ち止まって「仕事が限界のサイン」にあてはまっていないか、確認してみませんか?
あてはまったら要注意! 限界を迎えているサイン
仕事を頑張りすぎている人ほど、自分が限界を迎えていることに気付きにくいもの。また、本当は限界だと感じていても「周りも頑張っているから……」「この仕事は自分しかできないから……」と我慢してしまう人も少なくありません。
下記のサインに1つでも当てはまった人は限界を迎えている可能性が高いので、思い切って休養を取る、産業医や心療内科に相談するなど、この記事で紹介している対処法で心と体をケアすることをおすすめします。
サインの中でも、特に睡眠・食事・プライベート(遊びや趣味)のどこかに違和感があったら、要注意。かなりのストレスが溜まっていると思われるので、心療内科を受診、もしくは産業医に相談しておくと安心です。
仕事に限界を感じたときの対処方法
「仕事が限界」という状況から抜け出すには、どのような対処方法があるのでしょうか。ここでは、「心と体をケアする」「仕事の負荷、ストレスを減らす」ための対処法をご紹介します。気になった方法をぜひ試してみてください。
▼心と体をケアする
▼仕事の負荷、ストレスを減らす
▼それでもダメな場合は…
心と体をケアする
思い切って仕事を休む(休職する)
限界が近づいている場合、身体的にも精神的にも休息を取ることが重要です。
まずは有給休暇を使って、数日間休めないか検討してください。「そうは言ってもなかなか休めない」と思う人は、月曜と金曜日の2日間有給を取って、土日と合わせて4連休にすることをおすすめします。
それすら抵抗を感じる場合には、あなたが休むことで会社が潰れるかどうか考えてみてはどうでしょう。通常の会社なら誰かが休んでもフォローできる体制になっているので、自分が少しくらい休んでも大丈夫と思えるのではないでしょうか。
もし数日間休んでも疲れが取れない、気持ちが沈んだままという場合には、休職を検討しましょう。
疲れているときは、思考力も低下してしまいます。休職して心と体をゆっくり休ませながら、これからどうするかを落ち着いて考えてみてはいかがでしょうか。
▼「休みが取りづらい……」その考え、ちょっと待った
親しい人に、悩みを打ち明ける
気持ちを落ち着けるために、友人や家族に話してみるのもおすすめです。抱え込んでいたものを話せるだけで精神的に楽になりますし、自分の考えを整理することにも繋がります。
また、第三者に自分の状況を伝えて意見を聞くことで、自分がどんな状態なのか、危険な状態にあるのか、まだ大丈夫そうなのか客観的に把握することもできます。
親しい人の意見と自分の考えを踏まえて、仕事を休む・退職するといった判断をしてみましょう。
心療内科などを受診する
精神的に辛いと感じていて、不眠や食欲不振などのサインも出ている場合は、産業医に相談したり、心療内科を受診したりしてみましょう。
産業医は働く人たちの心と体の健康を支えるアドバイザーです。心身の健康管理について医師の立場からのサポートを受けることができます。また、治療が必要な場合には診療内科を受診すれば、症状の診断と薬の処方を受けることができます。
もし医療機関を受診することに抵抗がある場合は、カウンセリングを受けてみましょう。薬の処方といった治療は受けられませんが、相談することで気持ちが楽になりますし、あなたが抱える悩みを解決するサポートを受けることも可能です。
仕事の負荷、ストレスを減らす
業務内容を変えてもらえないか、相談する
仕事内容が合わない・業務量が多いと悩んでいて、まだ誰にも相談できていない場合は、上司に相談してみましょう。業務量を減らしてもらう、別業務の担当に変えてもらうことで、仕事の負荷やストレスを減らすことができます。
もし直属の上司に相談しにくい場合は、無理をしなくてOK。さらに上の上司に相談する手もあります。
部署異動の希望を出す
仕事内容が合わない場合や、上司・同僚との人間関係などで悩んでいる場合は、部署異動の希望を出すことで解決が図れます。自分が抱えている悩みを上司に伝えたうえで、部署異動できないか相談してみましょう。
また、もし社内に異動の希望を出せる制度があるなら、それを活用するのもおすすめです。「別の仕事に挑戦してみたい」といったポジティブな理由を伝えられれば、円満に部署異動ができます。
小さな会社で部署異動や担当業務の変更が難しい場合には、転職も視野にいれておくといいでしょう。
▼異動希望の出し方は?
仕事のことを考えない時間を作る
仕事のことを一日中考えてしまっていたり、自分の力だけでは改善できないことで悩んでいたりしても、気分は沈む一方です。
常に仕事が頭から離れないことがストレスの原因になっているので、そういうときは仕事のことを考えない時間を作るようにしましょう。
仕事用のスマホやPCは職場に置いて帰る、電源を切っておくなどして、強制的に仕事から離れる時間を作りましょう。その時間は、映画を見る、家族や友人との会話や食事を楽しむ、趣味に没頭するなど、自分の好きなことをして気持ちをリセットするのがおすすめです。
▼まずは「自分の好きなことリスト」を作ってみよう
それでもダメな場合は…
仕事を辞める
心や体をケアしたり、仕事の負荷やストレスを減らしたりしても、不眠が続く、体調がすぐれないといった場合には、思い切って仕事を辞めることも視野に入れましょう。
「そう簡単に辞められない」「社会人としての信頼を失ってしまう」といった不安があるかもしれませんが、命や健康よりも大切な仕事はありません。
いったん休職して、休職期間に次の仕事を探してもいいですし、一度仕事を辞めてリフレッシュの期間を作ってから、ゆっくり転職先を探す選択肢もあるので、あなたのペースで行動を始めてみましょう。
▼辞められないことで失ってしまうものもある
限界だけど、仕事は辞められない……という人へ
限界まで仕事を頑張ってしまう人のほとんどは、真面目で責任感が強すぎる人です。
そのため、限界を迎えているサインが出ていても、「辞めるのは逃げじゃないか?」「キャリアに傷がつくのでは?」と考えてしまい、すぐに仕事を辞めるといった行動に移れない人が少なくありません。
仕事を辞めるか迷っているときに判断の助けになる記事があるので、よければこちらも読んでみてください。
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