仕事を辞めていい人・ダメな人 【仕事辞めたい】この状況なら辞めていい?

「仕事辞めたい」「仕事を辞めて南の島でのんびりしたい」「雲はいいなあ」…毎日働いている中で、つい心の中で漏らしてしまうことはありませんか?

人間関係が最悪、仕事が忙しくて帰れない、つまらない作業ばかりで退屈など、仕事を辞めたい人が置かれている状況はさまざま。さらには介護で辞めるしかないと思いつめている人、結婚して辞めたいと夢想している人もいるのではないでしょうか。

この記事では、仕事を辞めたいと考えている人に向けて、その状況によって辞めていい人、早まって辞めないほうがいい人を紹介していきます。

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仕事を辞めたい理由1位は給与への不満!

はじめに、実際に仕事を辞めた“退職の先輩”たちの退職理由を見てみましょう。

本当の退職理由として多いのは、1位が「給与」の17%、2位が「業務過多・労働環境」の15%、3位が「人間関係」の14%。その後に雇用形態や勤務時間、職務内容、新しい職場への挑戦、勤務地、別の業界に挑戦、家庭の事情、病気やケガ、企業…と続く。

2019年にdodaが実施した調査によると、本当の退職理由としては「給与への不満」が1位。

次いで「業務過多・労働環境」、「人間関係」、「雇用形態や勤務時間」「職務内容」等への不満がほぼ同率で続きます。

多くの人にとって、退職の決定打は給与、労働環境、人間関係など職場環境への不満のようです。

ちなみに、会社(上司・人事)に伝えた退職理由は「新しい職種に挑戦したい」という理由が最も多く、次いで多い「出産、介護など家庭の事情」「別の業界に挑戦したい」の倍近くとなっています。

実際には、建前としての退職理由を伝えているケースが多いことが見て取れます。

※参考→退職を決意した人は、本当の理由を言わない?【退職理由・交渉のホンネ調査2019】(2019年11月8日~12日調査)|d’s JOURNAL

【状況別】仕事を辞めていい人・ダメな人

とはいえまだ「仕事を辞める」という決断には踏み出せず「辞めたい」とぼんやり思っているだけの人も多いでしょう。「辞めたい」と思ってしまう理由や、置かれている状況はさまざまなはず。

ここからは仕事を辞めたいと思ってしまいがちな8つの状況について、仕事を辞めたほうがいいのか、それとも思いとどまったほうがいいのかを見ていきましょう。

人間関係が煮詰まっている人は辞めていい

他人は変えられない

実際に仕事を辞めた理由としてもっとも多いのが人間関係。足を引っ張る同僚や辛く当たってくる上司に苦しんでいる人は、思い切って辞めてしまいましょう

なぜなら自分の考えや行動を変えることはできても、他人を変えることはできないからです。

ただし、ジョブローテーションや異動、転勤など環境を変えるチャンスがあるのなら、辞める前に一考を。

また、過去にも人間関係を理由に退職した経験がある人は要注意。自分に問題があるのではないか、次の職場でもまた同じ理由で辞めることにならないか、己を振り返りましょう。

仕事熱心な人であっても、周囲が理解し協力してくれる環境がなければモチベーションが保てないのは当然です。人間関係の悩みに時間を割くより、新しい会社でやり直すことを考えるのが建設的です。

人間関係以外でストレスフルな人は辞めないでおく

ストレス源となる仕事は思い切って断る

仕事量が多すぎる、社風が合わない、正当な評価をもらえない、給与が低い、残業が多すぎる…人間関係に問題がなくても、さまざまなストレスで仕事を辞めたいと思うこともありますよね。ですが不満を抱き、愚痴を吐くだけの段階の人は、まだ辞めるときではありません

頼まれる仕事が多すぎたり、関係ない仕事までやらされたりするのがストレスになっているのなら、きっぱりと断ってみましょう

一見無責任なように見えますが、キャパオーバーであること、自分の役割でないことを周囲に伝えるのも仕事のうちです。また、社風や評価、給与については、上司に話す、自分の働き方を変えてみるなどで状況を打破できる可能性があります。

まずは行動から。そして行動した結果、抱えている問題が人間関係と同様に解決しえないものであるなら、そこで初めて「仕事を辞める」というカードを切りましょう。

うつ病の人、一歩手前の人は辞めるべき

自分が壊れても会社は保障してくれない

労働環境の悪さやさまざまな悩みが深刻化して、うつ病になってしまった人、あるいはその一歩手前の状態になっている人は、もはや「仕事を辞めたい」と考える段階は過ぎています。会社が休職させてくれるならすぐに申請し、休ませてくれない会社は辞めてしまいましょう

会社にとって、社員はかけがえのない存在…というのはただの理想論。よほどしっかりした会社でない限り、きちんとした保障はしてもらえません。

うつ病は、体力的にも精神的にも限界がきた証拠です。うつ病になってしまうと治療に時間もお金もかかって働くことは難しくなり、転職をするなどの身動きも取りづらくなってしまいます。会社のために体を壊すなど、自分を犠牲にするよりは辞めるほうがずっと良い選択です。

結婚して辞めたい人は、仕事を辞めたら最後と思え

寿退社願望は危険思想

目の前の仕事つらさに「結婚して仕事を辞めてしまいたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、今や寿退社を願うのは夢どころか危険思想。考えるだけでも運気が落ちるのでその妄想は捨てましょう。

結婚と同時に引っ越すなどの理由で仕方なく寿退社をする人は確かにいます。しかし、結婚を“口実”にして辞めたい女性はキャリアが途切れるリスクを意識してください。とくに正社員だった人は、退職前と同じ条件で再就職しようとしても、「出産ですぐに休んでしまうのでは?」と思われるなど苦戦することが多いです。

さらに現在は共働き家庭を望む人が多いため、仕事から逃避する姿勢で結婚そのものがおじゃんに…ということにもなりかねません。

本当に幸せになりたいなら、「結婚して辞めたい」などと現実逃避をするよりも、目の前の仕事を頑張りましょう。より魅力的な人間になれて、結婚も近づくかもしれません。

親の介護を理由に辞めるのは避けよう

辞めれば共倒れの未来が待っている

ある程度の年齢で、親の介護による心身の負担から仕事を辞めたいと思う人。とくに親類にも行政にも助けを借りられない状態の人は、いつまで続くかわからない介護で気が滅入り、「仕事を辞めてでも自分が」と考えてしまいがちです。

しかし、介護を理由に仕事を辞めるのは、絶対に避けるべき選択です。

例えば親の介護をしている人で、定期収入として親の年金が使える場合は「今は仕事を離れてもいい」と思うかもしれません。しかし、親が亡くなれば年金もなくなり、数年にわたって仕事を離れていたとなると再就職も危うくなります。ブランクがあることに加え、仕事の感覚も鈍ってしまうからです。

現在は介護離職が社会的問題として取りざたされ、職場でも状況を理解してくれる人が増えてきているはず。時短勤務を相談するなど、介護が終わったあとの自分の人生に支障が出ないように考えて行動しましょう

疲れている人は辞めないほうがいい

休んで落ち着いてから身の振りを決めよう

日々の激務に揉まれて、「とにかく疲れた、仕事を辞めたい」と考えている人は、今は何かを決断するべきときではありません。

辞める決断の前に休暇を取り、ゆっくり考えを整理するのがベターです。

とくに注意すべきは、これまでと同じ働き方をしているのにドッと疲労感が押し寄せてきた……というパターンの人。若い頃はいくら残業しても大丈夫でも、年齢を重ねて体力的に無理がきかなくなり、「疲れた、辞めたい」と感じてしまうのです。そんなときは一度しっかり休んで心を整え、「なぜ疲れているのか」「本当に辞めたいのか」と自分の気持ちにしっかり向き合いましょう。

その際、大切なのは「仕事を休む」ことに罪悪感を持たないこと。「辞めて休む」という選択肢もありますが、意識的に働き方を変えれば改善できることも。身の振りは落ち着いて考えてから決めればよいのです。

「向いてない」と思っても1年は続ける

今度こそ自分が面白いと思える仕事を見つける

若い人にありがちなのが、「今の仕事は自分に向いていない、だから辞めたい」というもの。ひとまず辞めるのは先送りにし、1年は仕事を続けてみましょう

仕事は誰でもなれるまでにある程度の時間が必要なので、少しうまくいかないだけで「向いていない」と決めつけて辞めてしまうと、次の仕事も「やっぱり違う」と感じてしまう可能性が高いです。

加えて、短期間で転職を繰り返すことで「またすぐに辞めるのでは?」と悪いイメージを持たれかねません。

少なくとも1年は働いてみて、それでも仕事に面白みを見つけられず、辛いままなのであれば、自分が面白いと思える、やりたい仕事を見つけて転職するのもよいでしょう。

とはいえ、実際に転職を決めるまでは本当にやめてしまっていいのか悩むのは当然です。「会社にとどまるべきか辞めるべきか」を考えるヒントをまとめた下記の記事をぜひ参考にしてください。

「仕事辞めたい」は甘え?悩むなら辞めよう

その責任感は他の会社で生かせる

仕事を辞めたいと考えることを「逃げ」「甘え」と感じるのは、真面目で責任感の強い人です。長い間悩みを抱えて悶々としている人は、思い切って辞めてしまい、その真面目さを他の会社で生かすことを考えましょう。

こういった人の場合、社員に過酷な長時間労働を強いていたり、厳しいノルマを課していたりと、会社に問題があるケースが多いです。

しかし、責任感が強いからこそ「ここで自分が辞めたら会社に迷惑がかかるから」となかなか辞められない……という事態に陥りがち。そんなときは、自分の状況を少し離れたところから見つめてみましょう。

辞めたい気持ちを抱えたままでは目の前の仕事に集中しきれるはずもありません。それよりも新しい環境を探したほうが、自分の資質を生かして働けるはず。おかしな環境で悩み続けている人は、辞めることで状況を変えるのがよいのです。

あてもなく辞めるのはハイリスク

最後に大切なことをお伝えします。上記で辞めたほうがいいという項目に当てはまった人も、転職先を決めていない、あるいは目処が立たないうちにあてもなく辞めてしまうのは非常に危険です。

職歴にブランクがある転職者を採用したがらない企業もまだまだ多く、明確な理由なく働かないことに慣れてしまうと、復帰するのに大きなエネルギーが必要になってしまいます。

「仕事辞めたい」というぼんやりした気持ちが、「今の会社は○○がダメだから、改善できる職場に転職しよう!」という次の職場への展望になったとき、はじめて「辞める」選択ができるはずです。

仕事を辞めたいけど言えない人への処方箋

仕事を辞めたい、という気持ちを抱いているときは、心が弱っているとき。なかなか人に言えずに悩んでしまうことも多いようです。

ここでは仕事を辞めたいけど言えない、という人に向けたアドバイスを紹介します。

会社に言えない人は味方をつくるところから

仕事を辞めたいけれどもなかなか会社に言い出せないと悩んでいる人は、まず社内の信頼できる1人に話して味方になってもらうところから始めましょう。同僚でも上司でも、あるいは後輩でもかまいません。

他人に打ち明けることで、会話を通じて自分の考えがまとまるため、自分がなぜ辞めたいと思っているのかが明確になります。また、辞めるにせよ残るにせよ、状況を打破するためのアドバイスをもらえることもあるでしょう。

また、会社に言えないという人にありがちなのが、職場が忙しすぎて退職すると自分だけ逃げ出すようで…と罪悪感を覚えるパターン。

しかし、働く上で転職はつきもので、悪いことでもなんでもありません。1人でもわかってくれる人を見つけるところから、会社との交渉につなげてみましょう。

家族に言えない人はまずは相談ベースから

とくに家族を養っている人は、一家の大黒柱としての責任感から「仕事辞めたい」とは言いづらいですよね。しかしいくら大黒柱であっても、勝手に退職や転職を決めてから家族に話すのは危険です。

早めの段階から「仕事を辞めたいと思っていて…」と、相談ベースで話しておくほうがトラブルを避けられます

さらによいのは、普段から家族に仕事の話をして、何が大変か、どんなことを辛いと思うのか、そして今後どんな仕事にチャレンジしたいのかなどについて共感を得ておくことです。

忙しい日々のなか、ゆっくり家族と話す機会なんてない、という人もいるかもしれませんが、仕事を辞めるにあたっては家族の理解は必須です。

いつか話さなければならないことであれば、早めがベター。突然「仕事辞めたい」と言って「嫁ブロック」「子供ブロック」に遭わないためにも、気持ちが固まっていないうちから相談するのがよいでしょう。

まとめ

仕事辞めたい、とぼやくだけの人も、「もう辞める!」と気持ちが固まりつつある人も、よりよいお仕事ライフを。「仕事辞めたい」は働いている人であればどんな人でも一度くらいは心に浮かんだことのある考えです。

そして「仕事辞めたい」と思っても、「辞めるのも面倒くさい」「そこまで本気じゃない」という人も少なくないはず。

この8つの状況に当てはまった人はこのジャッジを参考にしつつ、ときには辞めたい気持ちとうまく付き合いながら、働く日々を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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