エントリーシート
内容
エントリーシートとは、転職・就職活動において、大手企業や一部の中堅企業が独自に作成した応募用紙で、その企業独自の履歴書のこと。エントリーシートは、主に一時選考として応募者の絞込みに使われます。特に、大手企業や人気職種では応募者が殺到してしまうため、規格が統一されているエントリーシートで応募者の差異を見出し、足切りとしてエントリーシートを用いています。有名企業や人気職種では、応募者の大部分がエントリーシートで不合格・不採用となることが多いです。 エントリーシートの内容は、多くの場合、氏名、連絡先、出身高等学校名と出身大学名、職歴といった履歴書と同様の事項を書く部分のほか、それぞれの企業が独自に作成した設問があるという形になっています。エントリーシートの内容の中で、各企業が独自に作成した設問は志望動機や自己PRといった内容がほとんどで、また記入欄が大きく取れられているため、論文試験と同じような形式となっています。そのため、エントリーシートでは文章力も審査の対象となっています。また、エントリーシートは履歴書とは違って捺印はしない場合もありますので、その場合には記述にある程度の誇張があっても経歴詐称とはなりません。しかし、エントリーシートの内容は面接の際に話題とされることが多く、面接の時の発言とエントリーシートで記入した内容とのつじつまが合わないと、面接官の評価が悪くなってしまいます。 最近では、企業のホームページにある採用ページや転職・就職サイトでエントリーシートのフォームを用意し、web上でエントリーシートを提出させる企業が多くなっています。また、エントリーシートのフォームをダウンロード出来るようにし、印刷・記入の後に提出させる企業も多いようです。