一般職
内容
一般職とは、総合職に対応する正社員の区分の1つで、定期的で補助的な業務に従事する社員のことです。原則としては転居をともなう転勤や出向はありません。一般職の社員は、会社の中心ではない補助的な業務に従事するため、「管理職ではない」あるいは「将来管理職とならない」とされている社員です。実際、一般職の社員が管理職なることはほぼありません。また、一般職の賃金体系も総合職とは異なります。
かつては、女性が総合職として採用されることも総合職となることも少なく、大半の女性は一般職でした。しかし、男女雇用機会均等法（昭和47年7月1日法律第113号）によって、職場や昇進・昇給における男女差別が撤廃されるようになると、正社員を総合職と一般職に区別すること自体が男女差別であるとされるようになりました。現在では、女性でも一般職だけではなく総合職にも就けるようになっており、一般職は減少傾向にあります。ただし、企業によっては一般職と総合職の区別が存在し、男性のみが総合職となる場合もあります。
