サイン、期間、辞退方法 「面接・内定」のギモンを解消!
面接が終わったあとで、やっと終わった!と一安心している人もいれば、落ちてしまったかも……と不安でたまらない人もいるでしょう。
また、内定の連絡はいつごろ来るのか、辞退・保留するときの対処法など、面接・内定の疑問にお答えします。
面接に手ごたえなし…内定のサインは?
面接が終わったけど、手応えがない…、今回は落ちてしまったかもしれない…とナーバスになると、面接を振り返って内定サインを探してしまいがち。
しかし、面接官の反応で合否を予測することは難しく、不毛なのでやめたほうがよいでしょう。
合格フラグ・不合格フラグを気にしすぎない
内定サインや合格・不合格フラグとして考えられているものの多くは、根拠のないうわさにすぎません。
- 面接時間が短いのは不合格のサイン
- 面接の後エレベーターで見送りがあるのは合格フラグ
- 趣味を聞かれるのは不合格フラグ
以下の記事でも紹介していますが、上記のようなサインのどれにも明確な根拠はありません。
『面接時間が短いと不採用?その理由は』
『面接後、エレベーターまで見送りの意味とは』
『新卒者・転職者必見! 最終面接に落ちるフラグとは?』
ネット上のうわさに一喜一憂せずに、落ち着いた気持ちで合否の連絡を待ちましょう。
手応えなしでも受かった人の体験談
第一志望の企業の面接が終わったときは、手応えがなくて落ち込みました。緊張しすぎたせいかうまく喋れず、たった10分で終了。面接官は無表情で好意的な感じもなかったので、落ちたと思っていました。
諦めて次の面接を頑張ろうと思っていた矢先に、電話で内定の連絡がもらい、喜ぶよりも拍子抜けしてしまいました。結局、不合格フラグとか合格フラグは当てになりませんね。
面接内容を振り返っておくことが大切
面接が終わったら、合否についてあれこれ悩むよりも、しっかりと内容を振り返っておきましょう。良かった点と悪かった点をノートやスマホのメモ帳に書き出すことで、改善点を見つけ、次の面接に活かすことができます。
とくに以下の点に着目するとよいでしょう。
志望動機は説得力があったか
志望動機は、この会社に入社したい!という熱意や本気度を表すものです。志望動機があやふやだったり、内容に矛盾するところがあったりすると、熱意は伝わりにくいもの。説得力のある志望動機を作り込めているか、改めて確認してみましょう。
※詳しくは→『履歴書の志望動機を書く方法と内定テク』
身だしなみはきちんとしていたか
身だしなみをきちんとしていると、それだけで社会人としての信頼感が増します。逆に見た目がだらしない人は面接官に悪印象を与えます。スーツにシワがついていたり、寝癖がついていたり、ストッキングが破れていたりしていなかったでしょうか振り返ってみましょう。
※詳しくは→『転職時の面接の服装・マナー(スーツ編)』
話し方は好印象を与えられていたか
話す内容がわからなくても、話し方で大きな差がつくことがあります。ハキハキと大きな声で話せていたか。緊張のあまり早口になっていなかったか。思い出しながら確認してみましょう。
どこを改善すればいいかわからない人は、ボイスレコーダーなどで自分の声を録音してみるのもオススメです。自分が普段どのような話し方をしているのかがわかります。
※詳しくは→『練習法やアプリも紹介!面接の話し方のコツは?』
このほかに「以前はできなかったができるようになったこと」を書いてみるのもおすすめです。複数回の面接を経て、自分がどれだけ成長できたかがわかり、自信につながります。
振り返りによってわかったことは、次回の面接に生かしましょう。
内定がわかるまでの期間はどれくらい?
面接が終わってから内定の連絡が来るまでの期間は企業によって異なります。実際はどのくらいの期間が多いのでしょうか。
合否の連絡が来るまでの期間は3日〜1週間が目安
面接の合否結果は、3日~1週間ほどで電話かメールで連絡が来ることが多いようです。郵送の場合はもう少し遅く、1週間以上かかることもあります
※詳しくは→『目安を知って不安解消!面接の結果連絡はいつ届く?』
即日内定が出てもブラック企業とは限らない
「即日内定が出る企業はブラック企業」という説がありますが、必ずしもそうとは言い切れません。確実に優秀な人材を確保するために即日内定を出していることもあります。
また、最終面接の前にすでに結果が出ている企業もあります。ブラック企業かどうかを判断するには、求人票をすみずみまで読み込む、面接で質問する、OB訪問で労働条件について確認するなどの方法を使いましょう。
内定をもらったらすべきこと 辞退・保留の伝え方も
内定の連絡が来たら、まずは何をするべきでしょうか。受ける場合、辞退・保留の場合に分けて考えていきます。
内定を受ける場合は電話で入社意思を表明する
連絡が来たらまずは電話で「ありがとうございます。ぜひ御社で働かせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします」と入社の意思を表明しましょう。
郵送で通知が来た場合も電話で連絡を取るようにしてください。
※詳しくは→面接の電話、応対方法総まとめ
内定後にお礼メールは送るべき?
電話で連絡が来た場合はあえてメールを送る必要はありません。しかし、送ったからといって印象が悪くなることもありませんので、改めて聞きたいことや確かめたいことがあるならば、お礼を兼ねてメールしても良いでしょう。
一方、メールで連絡が来た場合は、24時間以内に返信しましょう。
内定のお礼メール例文
件名:採用のお礼/○○○○より
株式会社△△
人事部 ●●さま
お世話になっております。
◯◯◯◯と申します。
この度は採用のお知らせをいただき、本当にありがとうございました。
心より感謝し、謹んでお受けさせていただきます。
これまでの培ってきた経験を生かし、
一日も早く貴社の戦力と慣れるよう精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
<署名>
氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
辞退・保留の場合はなるべく早めの連絡を
辞退・保留の場合は、できるだけ早く企業に連絡を入れるのがマナーです。企業側は、内定を出してからあなたを受け入れるためにさまざまな準備を進めています。連絡を入れるのがギリギリになればなるほど迷惑をかけることになります。
連絡の方法は電話がベター。迅速に連絡がつき、企業に対する誠意を見せることもできます。
※詳しくは→『波風を立てずに内定を辞退する方法』
コラム:他社に内定の有無を聞かれたらどうする?
他社の内定の有無を聞かれた場合は、正直に答えてかまいません。他社から内定が出ているからといって不利になることはありません。むしろ、他社からも認められている人材であると判断される可能性もありますので、誠実に対応しましょう。
ただし、面接している企業とはまったく別の業界や仕事であった場合には「どうしてその業界を選んだのか」「どんな基準で企業を選んでいるのか?」という質問をされることもあります。面接官を納得させられる答えを考えておきましょう。
また、「当社からも内定が出たらどうしますか?」と聞かれたときには「御社に入社したいと考えております。理由は○○です」とはっきり答えられるように準備しておきましょう。
まとめ
内定にまつわることは人生の一大事であるため、何かと疑問や不安が多くなるものです。
不安な気持ちで内定を待っているあなたも、無事に内定が出て喜んでいるあなたも、まずはやるべきことをしっかり確認しておきましょう。