実績が少なくても大丈夫 第二新卒の自己PRの書き方と例文を紹介!
社会人経験が短い、いわゆる第二新卒の方の場合、実績が少ないことから「履歴書や職務経歴書の自己PRで、何をアピールをすればいいかわからない」と悩むケースは少なくありません。
この記事では、第二新卒の場合にどんなことがアピールできるのかや、具体的な自己PRの書き方・例文、アピール内容の見つけ方を紹介します。
第二新卒の自己PRでアピールできることとは?
経験が比較的浅い第二新卒の場合、自己PRではどんなことをアピールするのが効果的なのでしょうか? 第二新卒の場合に効果的なアピール内容を紹介します。
第二新卒でも、実績や経験がアピールポイントになる
第二新卒の場合も、一度でも企業で働いているのであれば、基本的に「これまでの実績や、業務のなかで学んだこと」をアピールするのが効果的です。
社会人経験が浅いことから「アピールできるようなことがない」と感じるかもしれませんが、たとえば「研修や接客を通じてビジネスマナーを習得した」「ExcelやWordの操作方法をひととおりマスターしている」といった内容もアピールポイントになります。
重要なのは、自分がアピールしようとしていることが、応募先にマッチしているかどうかです。これまで自分が経験してきたことを棚卸しして「経験を活かして、どのように応募先に貢献できるか」を考え、伝えていきましょう。
意欲・ポテンシャルもアピールに使える
実績・経験はアピールポイントになるものの、経験が浅いことから、採用担当者に「スキルが成熟しきっていない」という印象を与える可能性もあります。
そのため、経験不足を補うために、熱意や成長意欲などもあわせて伝えることがおすすめです。
経験が浅いことを自覚したうえで、今後どう活躍していきたいかを具体的に伝えることで「自分の弱みを理解し、改善する意思がある」「入社後に成長・活躍できるポテンシャルがある」という印象を与えることができます。
第二新卒を採用する企業は多い
「経験が浅いうちに会社を辞めたから、採用で不利になるのでは…」と不安になる人もいますが、第二新卒を採用している企業は少なくありません。特に近年では、採用市場全体で人材不足なこともあり、経験者採用とあわせて第二新卒の採用が活発化しています。
経験者採用では、業務の経験・スキルが直接的に求められていますが、第二新卒の募集では、新卒人材には無い「基本的なビジネスマナーや仕事の進め方への理解」と、若手ならではの「変化への柔軟さ」が求められています。これらをアピールすることで採用の可能性を高められるので、意識しておきましょう。
第二新卒の「自己PRの軸」
第二新卒であっても、自己PRでは「自分の経験やスキルなどを、応募先の企業でどのように活かせるか」を伝えるのが基本です。
一方で、経験やスキルに自信がない場合は、熱意や成長意欲など「応募先で活躍できそうなポテンシャルがある」ことを補足するのがおすすめです。
履歴書・職務経歴書の自己PRを書く際は、下記の4つの自己PRの軸が使えないか、検討しましょう。
〈第二新卒の「自己PRの軸」4選〉
なお、すでに業務で独り立ちしている場合など、実績や経験に自信がある人は無理に上記のポイントを入れる必要はありません。下記の記事を参考に、業務経験をもとにした自分の強みをアピールしていきましょう。
1.仕事への意欲が高い
経験・実績が少ない第二新卒の場合は、自己PRで仕事への高い意欲が伝わるエピソードを入れるのがおすすめです。
ただし、熱意だけを伝えても「行動に繋がっていない」と思われ、アピールに繋がりにくくなってしまうリスクがあります。必ず「仕事への熱意」と「成果を出すためにどんな行動をとってきたか」「その結果、どんな経験や学びを得たか」の3点をセットで伝えましょう。
加えて、自己PRの締めとして「今後のビジョン」や「入社後の抱負」も伝えるのがおすすめです。転職して何をやりたいかを明確にすることで、仕事に対する意欲が伝わりやすくなるだけでなく、「応募者のやりたいこととが自社にマッチしているか」「入社してもすぐ辞めずに、働き続けてくれそうか」を採用担当者が判断しやすくなります。
2.企業の雰囲気にマッチしている
社会人経験が少ない第二新卒の場合、実績よりもポテンシャルが考慮されることが多く、そのひとつとして「社風に合っているか」「ほかの社員とよいチームワークを築けそうか」といった企業の雰囲気とのマッチ具合が重視される傾向があります。
そのため、応募先の企業の雰囲気と、自分の考え方や人柄・資質がマッチしていることをアピールするのもおすすめです。
以下に挙げたように、企業の採用ページ(求人情報)やSNSといった情報源から組織の社風や文化を読み取り、自分自身と重なる点や共感する点がないか探してみましょう。
〈企業の雰囲気をイメージするうえで参考になる情報〉
- 求人情報の「求める人物像」「向いている人」などの項目
- 応募先の企業が公開しているブログやSNS、動画
- 応募先の企業の経営者や役員のインタビュー記事
3.成長意欲がある
これまでの実績が少ない場合は、「応募先に入社した後、どのように成長したいと考えているか」を自己PRで伝え、成長意欲があることをアピールするのもひとつの手です。
ただし、成長意欲を伝えるだけでは「本当に成長できそうか」が判断できません。そのため、成長できることの裏付けとして、これまで自発的に学んできたエピソードなどを伝えて「成長に向けて行動できる人物だ」ということをアピールしましょう。
4.ビジネスマナーが身についている
業務に関係する内容でアピールすることが難しければ、基本的なビジネスマナーが備わっている点を軸に自己PRを考える手もあります。新卒と比べて「社会人としての基礎ができ上がっている」「新卒のような研修なしで活躍してくれそう」といったポジティブな印象に繋がります。
ビジネスマナーが身についていることをアピールする際は、新人研修やマナー研修を通じて学んできたことや、どのような業務のなかで習得してきたかを説明し、説得力や納得感を持たせましょう。
アピール内容の見つけ方
自己PRで何をアピールするか迷った場合は、下記の3つのステップに沿ってアピール内容を見つけていくのがおすすめです。
〈自己PRのアピール内容の見つけ方〉
【ステップ1】過去に経験した業務を洗い出す
第二新卒の自己PRの内容を考える1つ目のステップは、過去に経験した業務の棚卸しです。入社から現在に至るまで、経験した業務をノートやPCのドキュメントに書き出してみましょう。なるべく時系列でまとめると記憶を引き出しやすくなるのでおすすめです。
その際、案件の大小は気にしなくてOKです。第二新卒の場合は「研修で学んだこと」もアピールに繋がる可能性があるので、研修で学んだことまで忘れずに書き出してください。
前職で何の業務をしたか具体的に思い出せないときは、当時使っていたスケジュール帳やメモ帳、日記、写真などを見返してみると思い出しやすくなります。
【ステップ2】応募企業とマッチする経験を選ぶ
ステップ1で経験した業務をリストアップしたら、そのなかから応募先の企業にアピールできそうな経験を探しましょう。
探し方としては、応募先の企業が求めている人物像や業務内容をヒントにして、共通点のある経験をピックアップするのがおすすめです。たとえば「扱っていた商材や顧客層が共通している」「応募先と同じく主体性が求められる」といった観点で共通点を探すといいでしょう。
なお、自己PRで伝える経験は、何らかの成果に繋がったものを選ぶようにしてください。たとえば、下記のような成果に繋がった経験が効果的です。
〈自己PRの内容に入れる業務経験を選ぶ基準〉
- 真剣に取り組んだ結果が数字に表れた
- 上司や先輩に評価された
- 自分なりの思いやこだわりをもって主体的に取り組んだ
- 業務自体は失敗したが、その後に通じる学びを得られた
【ステップ3】自己PRの構成に沿ってまとめる
ステップ2で応募先とマッチする経験をピックアップしたら、自己PRの構成に沿ってまとめ、裏付けるエピソードで肉付けをしていきましょう。
具体的には、下記の4段構成に沿って情報をまとめると、アピールしたい内容が伝わりやすくなります。冒頭で結論となる「自分の強み」を伝えてから、納得感や説得力を強めるためのエピソード・成果を伝えるという流れを意識してください。
〈読みやすい自己PRの構成〉
- 結論(自分の強み)
- 根拠(具体的な業務経験・エピソード)
- 成果(上記の業務経験で得られた成果や学んだこと)
- 入社後の抱負(経験を活かして、入社後にどのように活躍したいか)
【職種別】第二新卒の自己PR例文
ここからは、第二新卒の履歴書・職務経歴書の自己PR例文を、「未経験の職種に応募する場合」と「現在と同じ職種に応募する場合」に分けて紹介します。
それぞれ「事務職」「営業職」「エンジニア」の3職種の例文があるので、自分が希望する職種や、それに近い職種の書き方の例として参考にしてみてください。
なお、履歴書と職務経歴書の自己PRは、記載する情報量が異なります。「履歴書=自分のアピールポイントを簡単にまとめる」「職務経歴書=具体的な業務経験や学んだ内容を、エピソードを交えてくわしく書く」といった認識で書き分けましょう。
未経験の職種に応募する場合
第二新卒で未経験職種に応募する場合は、前の職種と応募先の職種の共通点を意識して自己PRを作成しましょう。
事務職への転職
第二新卒で未経験から事務職に応募する場合は、事務職に必要とされるスキルであるPCスキルやコミュニケーション能力、地道にコツコツと作業できる力などがアピールポイントになります。
〈履歴書の例文〉
2年間の営業職の経験のなかで培った「相手の求めていることを読み取って対応する行動力」が私の強みです。
営業活動を行うにあたっては、顧客へのきめ細やかなヒアリングや、引き継ぎ資料等の確認を徹底的に行い、顧客の真のニーズを調べることを常に意識していました。調査に基づいた提案を行ったところ「自社のことをよく理解している」と評価していただけ、成約にも繋げてまいりました。
相手の求めていることを先回りして対応する力は、人と関わる機会の多い事務職でも活かせるものと考えております。
〈職務経歴書の例文〉
前職では2年間、営業職として働いていました。そのなかで培った強みが、相手の求めていることを読み取って対応する行動力です。
私は営業活動において「一人ひとりの顧客に合わせた提案」を大切に考えており、顧客の真のニーズを探るためにきめ細やかなヒアリングを行っておりました。そのほかにも、先輩社員からの引き継ぎ資料やこれまでの提案データの確認なども地道に行ってニーズの傾向を探り、商談に臨んできました。その結果、顧客からは「自社のことをよく理解していて驚いた」「やりたいことを先回りして提案してくれる」といった評価をいただき、取引の継続もしていただいております。
相手の求めていることを読み取り、先回りして提案できる力は、人と関わる機会も多い事務職でも活かせるものと考えております。事務職は未経験ですが、こうした能力をベースにしつつ、先輩方と積極的にコミュニケーションをとりながらスキルや知識を身につけ、貴社に貢献できる人材になりたいと考えています。
営業職への転職
第二新卒で未経験から営業職に応募する場合は、コミュニケーション能力や根気強さ、論理的思考力、課題発見力などがアピールポイントになります。
〈履歴書の例文〉
事務職の仕事のなかで培った「相手の求めていることを常に意識して動ける行動力」が私の強みです。
前職では上司の業務をサポートするポジションを任されており、業務が円滑に回るように、こちらから先回りして行動することを心がけておりました。その結果、上司からも「細かなところまで気づいてくれるため、安心して仕事を任せられる」といった評価をいただいています。
営業職は未経験ですが、周囲が求めていることを考えて先回りする行動力を活かし、少しでも早く営業の業務を覚え、貴社に貢献できるようになりたいと考えております。
〈職務経歴書の例文〉
前職では1年間事務職として働いていました。そのなかで大切にしてきたのが、相手の求めていることを常に意識した行動です。上司の業務をサポートするポジションを任されており、業務が円滑に回るようにこちらから先回りして行動することを心がけておりました。
たとえばデータの集計・加工業務であれば、集計用の共有ファイルをこちらが事前に用意したり、関係各所との段取りを率先して行ったりして、上司の負担を軽減するような動きをしてきました。そのほかにも、空いた時間で上司の業務を一部巻き取るといった提案をしています。その結果、業務が円滑に回り、上司からも「細かなところまで気づいてくれるため、安心して仕事を任せられる」といった評価をいただきました。
営業職は未経験ですが、周囲が求めていることを考えて先回りする行動力は活かせると考えております。少しでも早く営業の業務を覚え、貴社に貢献できるようになりたいと考えております。
エンジニアへの転職
エンジニアは専門的なスキルや知識が求められる傾向が強い職種です。
そのため、未経験で応募する場合もプログラミングを学んだ経験や、ITに対する強い関心、主体的にスキルアップに取り組む姿勢などがアピールポイントになります。
〈履歴書の例文〉
自主的にプログラミングを学び、業務のなかに取り入れてきた熱意と行動力が私の強みです。
前職では2年間にわたり事務職を経験し、在庫データの管理・集計を担当しておりました。そのなかで、業務効率化のためにExcelのマクロの作成や、簡単なプログラミングを独学で行っておりました。半年前からはプライベートでエンジニアの養成スクールにも通って知識の習得に励んでおります。
エンジニアとしての実践経験はありませんが、自主的に学んできた知識や熱意をベースに貴社の業務を覚え、少しでも早く貴社に貢献できるようになりたいと考えております。
〈職務経歴書の例文〉
自主的にプログラミングを学び、業務のなかに取り入れてきた熱意と行動力が私の強みです。
前職では2年間にわたり事務職を経験し、在庫データの管理・集計を担当しておりました。そのなかで、繰り返しの作業が多いことに気づき、少しでも業務を効率化するためにExcelのマクロを作成するといった試みをしてきました。自動化によって業務が圧倒的に早く進められることに楽しさを覚え、独学でプログラミングの勉強をするようになり、半年前からはプライベートでエンジニアの養成スクールにも通って知識の習得に励んでおります。
エンジニアとしての実践経験はありませんが、自主的に学んできた知識や熱意をベースに貴社の業務を覚え、少しでも早く貴社に貢献できるようになりたいと考えております。
現在と同じ職種に応募する場合
第二新卒で前職と同じ職種に応募する場合は、前職での経験や学びをアピールしつつ、補足として熱意や成長意欲なども伝えるのがおすすめです。自分のスキルと意欲を伝え、応募先で活躍するイメージを与えていきましょう。
事務職
経験者の場合、応募先の業務内容と近しい業務の経験や、必要となるスキルがあることを伝えるのが効果的です。
また、業務効率化のための改善活動などに取り組んだ経験もアピールポイントになります。実績として数値を示せる成果があれば、積極的に伝えていきましょう。
〈履歴書の例文〉
私は新卒で入社した会社で1年間、事務職を担当しておりました。そのなかで強みとしてきたのが、新しい業務への順応性です。
先輩方のサポートとして、書類作成や事務用品の発注などさまざまな業務を経験してきました。経理など専門性の高い業務もありましたが、先輩社員に不明点を聞いて自分用に業務マニュアルを作成するといった工夫を行い、現在では多くの業務で独り立ちを達成しております。また、担当した業務の改善提案も積極的に行っており、チーム全体の効率化にも貢献してきました。
貴社においても、新しい業務への順応性を発揮して仕事を覚え、会社やチームに貢献できるような提案も行っていきたいと考えております。
〈職務経歴書の例文〉
私は新卒で入社した会社で1年間、事務職を担当しておりました。そのなかで強みとしてきたのが、新しい業務への順応性です。
先輩方のサポートとして、書類作成からデータ入力、郵便物の発送、事務用品の発注などさまざまな業務を経験してきました。そのなかには経理など専門性の高い業務もありましたが、先輩社員に不明点を聞き、自分用に業務マニュアルを作成するといった工夫を行うことで順応してまいりました。現在では多くの業務で独り立ちを達成しております。
また、担当した業務をもっと効率化できないか考え、改善提案も積極的に行っております。たとえば、関係者が多い請求書作成の業務フローを見直して、スムーズなやりとりができるようにしたり、重複していた業務をまとめるといった提案を行い、チーム全体の効率化にも貢献してきました。
貴社においても、新しい業務への順応性を発揮して仕事を覚え、会社やチームに貢献できるような提案も行っていきたいと考えております。
営業職
営業職の場合、前職で売上や受注目標を達成したことや、扱ってきた商材や顧客層が近いことをアピールするのが効果的です。
そのうえで、売上金額や目標の達成率を具体的な数字で伝えられると、アピール内容に納得感や説得力が生まれます。もし数字で実績を示すことが難しければ、顧客や社内の関係者から評価されていた事実などを伝えましょう。
〈履歴書の例文〉
私の強みは、営業職を通じて培った提案力です。顧客のニーズを深く理解し、それに沿った提案を行うよう努めてまいりました。
たとえば、一度の接触では成約に繋がらなかった顧客に対しても粘り強くお話を伺い、過去の提案履歴なども踏まえて「顧客の真のニーズ」が何かを考えるようにしております。そうして別の商品を提案することで、成約に繋げてまいりました。
これまでの営業経験で培った顧客のニーズを理解するための考え方や、それに基づいた提案ができるといった強みを活かし、貴社の営業部門でも成果を出したいと考えています。
〈職務経歴書の例文〉
私の強みは、営業職を通じて培った提案力です。顧客のニーズを深く理解し、それに沿った提案を行うよう努めてまいりました。
たとえば以前、接触を続けていてもあまり進展が見られない顧客への営業を引き継いだことがありました。私が初回連絡した際も反応は薄かったのですが、諦めずに顧客から積極的にお話を伺い、抱えている課題を仮説立てて「なぜ関心を持ってもらえないのか」「顧客自身も気づいていないニーズは何なのか」を探りました。そのうえで別の商品を提案したところ、「こういう製品が欲しかった」といった反応をいただき、無事成約に繋げることができました。
この経験から、顧客のニーズを理解するための考え方や、それに基づいて適切な提案をすることの重要性を学びました。この強みを活かし、貴社の営業部門でも成果を出したいと考えています。
エンジニア
エンジニアの場合、関わった案件の概要やプロジェクト内での役割、対応言語の種類など、「どんな業務に対応できるのか」を伝えていくのが効果的です。
応募先から求められている経験や、転職後に担当する業務内容とマッチしている経験をアピールしましょう。
〈履歴書の例文〉
新卒でエンジニアとして1年間、PythonとJavaを用いた基本的なアプリケーション開発に関わってきました。システム開発の初期段階から設計、実装、テストまで、開発の一連の流れを経験しております。また、AWSを使用したクラウドシステムの構築も経験し、その基本的な知識を身につけてまいりました。
まだまだ学ばなければならない技術・知識は多いですが、基礎知識をベースに新しい知識を素早く吸収していき、貴社の業務にも貢献していきたいと考えております。
〈職務経歴書の例文〉
新卒エンジニアとして1年間、PythonとJavaを用いた小規模なアプリ開発チームに所属し、開発の一連の流れを経験しております。
具体的には、システム開発の初期段階から設計、実装、テストまでを経験しており、基本的なプログラミングスキルや、レビューの方法、デバッグ手法について学びました。
加えて、AWSを利用したクラウド環境での簡易なシステム構築にも参加し、一部の基本操作を担当したことで、クラウド基盤の基礎知識を身につけました。
経験年数が短く、まだまだ学ばなければいけないことも多いですが、基礎知識をベースに新しい知識を素早く吸収していき、貴社の業務にも貢献していきたいと考えております。
第二新卒の自己PRの注意点
第二新卒の自己PRを作成する際、伝える内容によっては採用担当者からの評価が下がってしまう危険があります。特に下記の3点は注意しましょう。
〈第二新卒の自己PRの注意点〉
- 前職の批判はしない
- 学生時代のエピソードを使わない
- 嘘をつかない
前職の批判はしない
ハラスメントや残業時間の多さなどのネガティブな理由で前職を辞めていたとしても、自己PRに前職を批判する内容を入れるのはNGです。批判をしても自分の魅力や適性のアピールには繋がらないだけでなく、「入社しても、また不満を抱いて辞めるのでは」とマイナスの印象を抱かれる可能性があります。
また「貴社と違って前職では正当に評価してもらえなかった」「貴社と比べて、前職はまわりのレベルが低かった」など、応募先と比較して前職を下げるような表現も避けましょう。自分では前職を批判する気がなかったとしても、採用担当者の受け取り方によっては批判と受け取られる可能性があります。
自己PRで前職の不満について触れる場合は、あくまで「前職で〇〇の業務を担当できなかった」「自分がやりたいことと業務にズレを感じた」といった事実をフラットに伝える程度にするよう心がけましょう。加えて、前職の環境でも学べたことがあれば、その経験を応募先で活かして活躍したいという熱意も伝えておいてください。
学生時代のエピソードを使わない
前職での経験が少ないと感じていても、新卒の就職活動のように学生時代のエピソードを自己PRの軸にすることは避けましょう。
第二新卒の場合、一度社会に出ている以上、自己PRでは社会人になってからの努力や成果をアピールすることが求められます。就業経験があるにもかかわらず、履歴書や職務経歴書に学生時代の話を書いていると「前職では真剣に働いていなかったのかも」というネガティブな印象を与えてしまうリスクがあります。
アピールできる内容が無いと感じていても、実際は業務経験の振り返り不足が原因で、実はアピールできることがあるケースがほとんどです。「アピール内容の見つけ方」を参考に、もう一度前職での経験を振り返り、第二新卒としてアピールできることを探してみましょう。
嘘をつかない
自己PR文の作成において、採用の可能性を少しでも上げたいと思ってスキルや実績面で嘘をつくのもNGです。嘘をついても、面接の受け答えなどでスキル不足などはバレてしまうため、不採用に繋がってしまいます。
採用担当者は第二新卒に対してベテランのような多くの実績や経験を求めているわけではないため、背伸びをせず「等身大の自分を魅力的に伝えよう」という意識で自己PRを作成しましょう。
履歴書・職務経歴書を完成させよう
自己PRを書き終えたら、履歴書や職務経歴書のほかの項目の記入に進みましょう。記入内容別に記事を用意しているので、参考にしてください。
自己PRの例文をもっと見たい場合は、下記の例文集をチェックするのもおすすめです。
履歴書や職務経歴書の対策だけでなく面接に向けて準備を進めたい場合は、第二新卒の面接のコツを解説している以下の記事も確認してみましょう。
この記事の執筆者
「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。