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ｊｉｇ．ｊｐ、ボーダフォン向け第3世代携帯用ブラウザー開発

携帯電話向けソフト開発のｊｉｇ．ｊｐ（ジグ・ジェーピー）は、ボーダフォンの第3世代携帯電話向けにインターネット閲覧ソフト（ブラウザー）を開発、バンダイネットワークスと組み、2月1日に発売する。パソコン用につくられたホームページを携帯電話で閲覧できる利便性を武器に、利用者の獲得を目指す。
ソフト「ｊｉｇブラウザ」の利用料は年間6,000円（月払いの場合は毎月630円）であり、バンダイネットワークスの携帯サイト「ゲームチャンネル」を通じてソフトをダウンロード販売する。利用料は、ボーダフォンから通話料などと一緒に利用者に請求する予定。3ヶ月で1,000ライセンスの販売が目標となる。

ウィルコム、ＰＨＳのデータ通信を1.6倍に高速化

ウィルコムは1月27日、2月下旬をメドにＰＨＳによるデータ通信を高速化すると発表した。大都市の基地局を中心に新しい通信技術を導入、データ通信速度は最大1.6倍になる見込み。料金は据え置き、利便性の向上によって、携帯電話を使ったデータ通信サービスに対抗する。
新しい通信技術の名称は「Ｗ—ＯＡＭ」であり、端末の電波状態に応じて最適な伝送方式を自動的に選択、効率よくデータをやりとりできるようになるとのこと。通信速度は第3世代携帯並みの、最大毎秒408キロビット。これまでは毎秒256キロビットが最大だった。

プログレッシブ・システムズ、見えない電波を「見える」ように

1月31日、プログレッシブ・システムズは、無線盗聴器や盗撮カメラの存在を検出するシステム「Space Securityシステム（SS-700）」を発表した。盗聴器や盗撮カメラが発する電波をキャッチし、その存在を警告するだけでなく、どういった会話や映像が記録されていたかを確認することも可能となる見込み。
SS-700は、まずは金融機関やホテル業界をターゲットとする。金融機関では、ATMコーナーに盗撮カメラが設置されて暗証番号を盗み取られ、不正に預金を引き出されるという事件が多発、またホテルでは、スイートルームなどに盗聴器やカメラが仕掛けられ、恐喝や詐欺のタネに悪用されるケースもあるという。
SS-700は、周辺の1MHz〜6GHz帯の無線電波を観察し、一定の出力以上の不審な電波を検出する。これによって、盗撮カメラは10メートル、盗聴器では50メートル以内の範囲で検出が可能となる。原理上は、有線接続のカメラやメモリ内蔵型の機器は検出できないのだが、盗撮カメラの場合、「99.9％は1.2GHz帯の無線のものが用いられている」ことから、かなりの効果はあるとしている。

グーグル、82.4％増益　売上高は86％増

1月31日、米インターネット検索大手グーグルが発表した昨年10〜12月期決算は、純利益が前年同期比82.4％増の3億7,200万ドル、売上高が86.0％増の19億1,900万ドルと、大幅な増収増益になった。
これは、検索に関連したインターネット広告収入の大幅増が売上高を押し上げた形となる。しかし、1株当たりの利益はやや市場予想を下回り、この影響から、同社株はニューヨーク株式市場の時間外取引で急落した。2005年通期決算は、純利益が前年の約3.7倍にあたる14億6,500万ドル、売上高が前年比92.5％増の61億3,800万ドルだった。

ソフトバンク、ネット活用の通信制4年制大学日本サイバー大学設立へ

インターネットを活用した通信制の4年制大学「日本サイバー大学（仮称）」の設立に向け、2月1日に福岡市から、構造改革特別区域計画認定申請書を内閣府に提出すると、ソフトバンクが発表した。
福岡市における経済特区を活用して、福岡の企業とソフトバンクグループが中心となって大学を設立、日本サイバー教育研究所（宮内謙代表）が運営を行う。幅広い年齢の人々に対して学習の機会を提供し、国際社会で活躍する人々の育成を目指すとのこと。
サイバー大学では全ての講義はインターネットによる通信教育で行われるため、学生は場所や時間に制約されることなく受講が可能。職業、居住地域、国籍に関わりなく、必要な知識を身につけることができる。認可が下りれば株式会社が運営し、全ての講義をインターネットの通信教育によって行う、従来にない大学となる予定。
特区認定が下りた場合は文部科学省に大学設置を申請、同省より認可を得た後、'07年4月に開校する計画。「コンピュータ＆ビジネス学部」「世界遺産学部」といった2学部を設置し、定員は各学部ともに1000人を予定している。