店舗開発
仕事概要
店舗開発とは、出店計画を立案し実際に出店を行うことです。
立地戦略、土地物件の情報収集、商圏のマーケティング調査、地主や建物のオーナーと折衝、外装や内装の交渉、業者への委託を通じて施工、完成(営業部門への譲渡)までの業務を担当します。
店舗開発の仕事は土地建物に関わる不動産物件関連業務と、店舗のコンセプトや立地戦略を考える企画関連業務に大きく分けられ、部署の人数が多くセグメント化されている企業の場合は立地戦略業務・マーケティング業務・折衝業務・施工担当業務のそれぞれに専門家を要し、また小規模な企業であれば企画関連業務をアウトソーシング企業に委託する場合もあります。
現在流通小売業界では出店ラッシュが続いており、5年サイクルで変化すると言われる消費者ニーズに応じた新しい業態、コンセプトの開発が求められます。
必要な能力・経験
外食業界や不動産業界での新規開拓の営業経験があると有利となります。
サービス業界などでのクレーム処理経験、保険会社の事故折衝業務、遺産相続などの折衝業務など、各種の折衝業務等の経験もあると役立ちます。
立地法・大規模小売店舗法への対応や商業登記などの業務に携わるケースも多く、コンプライアンス関連の法律知識、行政書士、司法書士といった資格も強みとなります。
内装のデザインの知識、小売業や建築業界でのデザイン業務経験も有利といえるでしょう。
転職事情・アドバイス
消費者ニーズの変化に伴い、小売業を中心とした店舗運営は非常に短いサイクルで見直しが求められるため、店舗開発職の需要は大きく、特に業績好調企業は店舗開発の中途採用に大変意欲的になっています。 特に大手スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業、居酒屋チェーン、レストランチェーン、インターネットカフェ、漫画喫茶などの外食産業、パチンコチェーンやゲームセンターなどのレジャー・アミューズメント業での需要が高まっています。 また近年の傾向では、都市再開発に伴うファッションビルをはじめとした複合商業施設のテナントリーシングを行う不動産企業での需要も高まっています。