MD（マーチャンダイザー）
仕事概要
流行や市場の動きを常に観察しながら、「どんな物が売れるのか」を予測し、それに沿った商品を作り出して提供する仕事です。MDには三種類あり、「アパレルのMD」「素材メーカーのMD」「小売店のMD」に分けられます。
特に小売店のMDは数字やデータを元に品物を揃えるので、バイヤーに近い仕事ともいえます。
MDの具体的な仕事は『調査』『企画』『生産』の三つの分野に分かれ、調査→商品の企画→試作品→注文を受けて生産に入るというのが仕事の一般的な流れになります。また、いくら情報収集能力に長けていても、パートナーシップを発揮できなければ仕事が成功しないため、チームを統率する指導力も重要です。分析力・予想力・意思決定力・コミュニケーション力といった能力がバランスよく求められるMDは商品企画の花形職種とも言えるでしょう。
必要な能力・経験
行動力があることが第一に求められ、その上で、几帳面で数字に強いことが求められます。商品を市場に出すまでに様々な行程があり、多くの人と接することから、明るく、人とのコミュニケーションが得意であることも仕事をスムーズに進める上で大切な資質となります。またあらゆるトレンドにアンテナを張り、世の中の流れを把握する力と、その流れを人に伝えるプレゼンテーション能力も必要です。
転職事情・アドバイス
MDは体力的にもハードな職種であり、現在は男性がほとんどを占めますが、企業としては男女を問わず体力にも行動力にも自信があり、調査や分析、緻密な計画管理、新たな企画提案を行うことのできる人材に、期待が寄せられています。
