PMP(Project Management Professional)
資格内容
受験者のプロジェクトマネジメント(PM)に関する知識、そしてその理解度を測ることを目的として実施されます。PMの専門知識を有していることを証明するために、NPO法人であるPMIが行う資格試験であり、法的な資格、免許ではありません。 ■ 合格率 日本国内における場合の過去の合格率は、60%程度です。 ■ PMP資格維持のためのPDU(Professional Development Unit)獲得 PMP試験合格後、PMP資格保有者はその資格を維持のため、PDUを 3年間で60ポイント獲得しなければなりません。 ■ 出題範囲 "A Guide to Project Management Body of Knowledge 3rd Edition"(PMBOK第3版)が試験の資料として使われます。PMBOKガイドの内容に加えて、多様なプロジェクトマネジメント業務を対象とした問題が出題されます。
資格概要
■ 受験資格
・ カテゴリー1
大学卒業またはそれに相当する資格をお持ちの方は、立ち上げ、計画、実行、コントロール、終結の5プロセス群におけるPM実施経験が4,500時間、および36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験、35時間以上のPMに関する教育研修が必要です。
・ カテゴリー2
高校卒業またはそれに相当する資格をお持ちの方は、プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、7,500時間の実務経験、および60ヶ月のプロジェクトマネジメント経験、35時間以上のPMに関する教育研修が必要です。
■ 試験方法・内容
・ 4時間で200問の選択式(四者択一)
・ コンピュータによる試験
・ 日本語での受験も可能
・ 200問のうち25問はダミーのテスト問題で、175問中106問以上の正解が合格となります。
・出題分野と割合 : 以下の6つの分野から出題されます。
・ プロジェクトの立ち上げ・・・11%
・ プロジェクトの計画・・・23%
・ プロジェクトの実行・・・27%
・ プロジェクトの監視コントロール・・・21%
・ プロジェクトの終結・・・9%
・ プロの責任と社会的責任・・・9%
■ 試験日程
申し込みに応じて随時
■ 受験料
PMI会員 (1)新規 $405 (2)再受験 $275
PMI非会員 (1)新規 $555 (2)再受験 $375
■ 問い合わせ先
・ R-PROMETRIC社
TEL 03-5541-4777
URL http://www.prometric.jp/
・ PMI東京支部
URL http://www.pmi-tokyo.org/02/000200.html
転職アドバイス
プロジェクトマネージャを目指される方にとっては情報処理技術者試験-プロジェクトマネージャと並んで価値のある資格と言えます。ただし転職においては、資格の有無以上に人間性やマネジメント経験といったポイントが重要視されます。管理技法の習得とともに、コミュニケーション能力の向上等マネージャとして必要となるヒューマンスキルの研鑽も心がけると良いでしょう。