テクニカルエンジニア(データベース)
資格内容
この国家資格には、データベースの構築と運用の中心的な役割、また個別のプロジェクトでは技術指導の役割を果たすことが求められると同時に、情報資源管理の目的と技法、データベース管理システムの特性などに対する理解力が必要とされます。情報資源の活用を望む企業は多く、活躍の場が広がるとともに、要求に基づいた正確なデータモデルの作成が求められます。
■ 必要とされる技術水準
情報活用の高度化と基幹業務の効率化において、データベースは重要な役割を持ちます。高品質なデータベースを構築、維持するために、以下の幅広い知識・経験・能力が要求されます。
(1)情報資源管理の目的とその技法を理解し、データ部品を標準化し、リポジトリシステムを設計・
構築・運用・保守することが可能なこと
(2)データモデル化技法を理解し、利用者の要求に基づいたデータ分析を行い、正確な概念データモ
デルの作成が可能であること
(3)データベース管理システムの特性を十分理解し、高品質な基幹データベースとデータウェアハウ
スの設計・構築・運用・保守を行えること
資格概要
■ 受験資格
特になし
■ 試験方法・内容
(1) 午前
9:30〜11:10(100分)
多肢選択方式(四肢択一)
55問出題中55問解答
(2) 午後Ⅰ
12:10〜13:40(90分)
記述式
4問出題中3問解答
(3) 午後Ⅱ
14:10〜16:10(120分)
論述式(事例解析)
2問出題中1問解答
■ 試験日程
4月第3日曜日
■ 受験料
5,100円
■ 問い合わせ先
独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者センター
TEL 03-5978-7600
URL http://www.jitec.jp/
転職アドバイス
この資格のみをアピール材料とした転職活動は、実務経験が見えづらいため、難しいと言えます。ただししこれに合わせてアプリケーション開発の経験・スキルがあれば、システム設計といった上流工程を任されるポジションへの転職等、選択枠がより広がってきます。