テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)
資格内容
この国家資格を取得すると、情報システム基盤であるマイクロプロセッサやシステムLSI などを組み込んだエンベデッドシステムの構築・運用において中心的役割を果たし、個別の情報システム開発プロジェクトにおいて、固有技術の専門家として開発・導入を支援することが可能となります。
■ 求められる技術水準 エンベデッドシステムに関する要求仕様のまとめ、システム開発工程の計画、システム開発工程に基づく設計作業を遂行する業務に従事し、次の役割を果たせること
(1) 要求された仕様を確保するために、製品に組み込むシステムのソフトウェア、マイクロプロセッサ、
システムLSI などの技術的効果や経済的効果に関する評価を行えること
(2) エンベデッドシステムを対象として、システム開発工程の立案、要求仕様書の作成、リアルタイム性の
検討、及びハードウェアとソフトウェアのトレードオフを含めてシステムの設計を行うことが可能であること
(3) マイクロプロセッサ、システムLSI、リアルタイムOS などの仕様の策定と選定が可能であること
(4) 開発を遂行する上で必要とされる開発環境の整備を行えること
資格概要
■ 受験資格
特になし
■ 試験方法・内容
(1) 午前
9:30〜11:10(100分)
多肢選択方式(四肢択一)
55問出題中55問解答
(2) 午後Ⅰ
12:10〜13:40(90分)
記述式
4問出題中3問解答
(3) 午後Ⅱ
14:10〜16:10(120分)
論述式(事例解析)
2問出題中1問解答
■ 試験日程
4月第3日曜日
■ 受験料
5,100円
■ 問い合わせ先
独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者センター
TEL 03-5978-7600
URL http://www.jitec.jp/
転職アドバイス
この資格から連想される組込み系エンジニアを志向される場合、資格の有無はほとんど関係なく、実務経験のみが選考ポイントとなることが多くなっています。また、C言語やアセンブラ、最近ではJavaといったプログラム言語でのプログラミング経験も合否ポイントとなりますので、自習レベルでもプログラミングスキルの研鑽に努めていると良いでしょう。