プロジェクトマネージャ
資格内容
この国家資格には、情報システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト開発の計画、遂行に必要な要員や資源の調達、予算・納期・品質などの管理を行うことで、プロジェクトを円滑に運営していくことが求められます。またコンピュータ業界で、体系的なプロジェクトマネジメント手法を身につけている人材へのニーズが高まっています。
■ 求められる技術水準
プロジェクトマネージャとしての業務を円滑に遂行するために、組織経営及び情報システム全般に関する基本的な事項の理解と、次の幅広い知識・経験・実践能力が要求されます。
(1)システム化計画と期待されるプロジェクト内容の正しい認識と、実現可能なプロジェクト計画の
立案が可能であること
(2)与件や制約条件のもとで、プロジェクトの全体意識を統一し、プロジェクト目標を確実に実現できる
こと
(3)人・資材・予算・納期・品質を管理した上で、プロジェクトを推進していくことが可能なこと
(4)プロジェクトの進行状況や将来見込まれる課題の早期把握と、適切な対応が可能であること
(5)プロジェクトの計画と実績を適切に分析し、評価ができることと、その結果をプロジェクトの運営に
反映すると同時に、他のプロジェクトの参考とすることが可能であること
資格概要
■ 受験資格
特になし
■ 試験方法・内容
(1) 午前
9:30〜11:10（100分）
多肢選択方式（四肢択一）
55問出題中55問解答
(2) 午後Ⅰ
12:10〜13:40（90分）
記述式
4問出題中3問解答
(3) 午後Ⅱ
14:10〜16:10（120分）
論述式（小論文）
3問出題中1問解答
■ 試験日程
10月第3日曜日
■ 受験料
5,100円
転職アドバイス
プロジェクト管理技法は、プロジェクトマネージャとして必要な知識です。プロジェクトマネージャを目指される方にとって、PMPと並んで価値のある資格と言えます。ただし、転職においては資格の有無以上に人間性や実績といったポイントが重要視されます。管理技法の習得とともに、コミュニケーション能力の向上等マネージャとして必要となるヒューマンスキルの研鑽も心がけると良いでしょう。
