ブルーカラー
内容
ブルーカラーとは工場などで肉体労働系の作業に従事する労働層や、その職種のことを指します。アルファベットでは「blue-collar」と書き、「青い襟」という意味があります。これは汚れが目立たないよう、灰色や青色が現場労働者の制服によく用いられたためです。ブルーワーカーも同じ意味として用いられています。 ブルーカラーは高度成長期における日本の工業化を支えてきた職種です。雇用者側からは「金の卵」と表現され、地方からの集団就職者が多く従事していました。しかし1980年代以降は作業先での管理不足等もあり、「3K」(きつい、汚い、危険)職種と名指しされるようになり、求職者から敬遠されることもありました。 その後、1990年以降には待遇や安全性の改善にともなって徐々に人気も戻っています。ブルーカラー職種は生産や建設・サービス業を支える社会にとって重要な存在であることが再認識されました。