ホワイトカラー
内容
ホワイトカラーとは主に事務職に従事する労働層・職種を表しています。肉体労働のブルーカラーに対して、頭脳労働のホワイトカラーという区別になります。アルファベットでは「白い襟」という意味の「white-collar」と表記します。一般的にホワイトカラーの範疇としては、民間企業社員や役所勤めの公務員とされています。なお、警察官や自衛官など事務職の職員が一部である職業はホワイトカラーとは呼ばれません。 ホワイトカラー職種はオフィス内での活動が中心のため、安全で快適、比較的楽な仕事であるというイメージがありました。しかし、実際にはホワイトカラー特有の労働問題も少なくありません。一例としては、受動喫煙が問題になり、オフィスの分煙化が進んだことなどが挙げられます。また、うつ病など精神的な職場病が労働災害として認定されにくいといった点も問題視されています。 このような問題点から近年ではホワイトカラーの自殺者が増えているといった傾向もあります。しかし、精神医学分野への関心が高まり、被害にあった人々の努力で職場環境の改善が進められています。