ポテンシャル採用
内容
ポテンシャル採用とは、即戦力ではなく、潜在力を重視し、将来的に活躍してくれそうな人材を採用することです。ポテンシャル採用では、業務経験や専門知識を多く求めているのではなく、「仕事に対する高い意識」、他人に分かりやすく、しかも論理的に自分の考えを伝えるための「コミュニケーション能力」、「社会人としての常識」といったものを重視します。 不況時に新規卒業者の採用枠を狭くしていた企業では、20代の人材不足という問題が生じました。現在では、この問題を解決するためにポテンシャル採用を導入し、20代の人材を積極的に採用するという企業が増えています。ポテンシャル採用は就業経験や仕事の専門知識よりも、職務への適正や能力といった潜在力を重視するため、即戦力を求める中途採用ではあまり用いられません。新規卒業者の採用や就職してから2、3年で退職をした、あるいは卒業後に就職していない第2新規卒業者の採用の場合に用いられます。