新卒採用
内容
新卒採用とは、まだ正社員としての就業経験がない、教育機関を卒業したばかりの学生を採用することです。中途採用と大きく違う点は、中途採用が即戦力採用であるのに対して、新卒採用は仕事への適性やポテンシャルが重要視されることにあります。就業経験がなく未経験であるということもあり、会社の活性化や、組織に今までとは違った新たな視点を加えることにつながる、といった効果も期待できます。 四年制の大学を卒業する場合には、三年生の秋口辺りから就職活動の準備が始まり、就職活動のピークは四年生の四月〜五月となります。その時期に多くの企業は内定を出し、十月一日前後の内定式で新卒採用は終了します。 企業の考え方を継承する人材の確保、ポテンシャルのある若手採用、人件費が安く待遇面の危険性が少ない、企業に対する定着率が良いといったメリットから、新卒採用を行う企業は数多くあります。 また採用については、新卒採用、中途採用以外に第二新卒者の採用もあります。第二新卒は中途採用に含まれる場合もありますが、基本的には新卒採用と中途採用との間に位置するものです。教育機関を卒業してから新卒として初めて社会に出た方々の中で、入社して二、三年目である方のことを指すことが多いですが、明確な定義はありません。 新卒採用の場合は就業経験のない学生が対象であり、中途採用の場合は職務経験がある方を対象とした人材の採用となります。第二新卒はその間ということなので、職務経験はあるけれどもその経験はそこまで長くない方が対象です。教育機関を卒業したけれども現在仕事はしていないという方も対象となります。 第二新卒者の採用の場合には、新卒採用の場合と同じく前職のスキルや経験よりは仕事への適性やポテンシャルが重視されることが多いようです。第二新卒という名の通り、新卒採用に近いイメージです。