総合職
内容
総合職とは、総合的な判断を要する基幹的業務に従事する正社員のことです。事技職と呼ぶ業界もあります。総合職の社員は、企業の中心となる基幹業務に従事するため、管理職および将来管理職となることが期待されている幹部候補となります。また、総合職は、業務の必要に応じて転居をともなう転勤や出向がありますが、企業によっては通常の総合職とは別に、地域限定総合職として勤務地を限定した総合職を設定することもあります。 総合職には通常、大学および大学院の新規卒業者を事務系と技術系に分類し、職種を限定しないで採用する場合が多いようです。しかし、企業によっては、総合職採用の条件を高等専門学校(通称:高専)卒業以上としたり、短期大学(通称:短大)・高等専門学校卒業以上としたりすることもあります。総合職を中途採用する際には、即戦力となるように、専門職として職種を指定して募集することが多いようです。 かつては、女性が総合職に就けないことが多くありました。しかし、男女雇用機会均等法(昭和47年7月1日法律第113号)による職場の男女差別撤廃によって、現在では女性も男性と同じく総合職となることができます。ただし、未だに企業によっては、総合職は男性のみと規定している場合もあります。