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人材派遣

内容

人手不足などその時々の企業ニーズに合わせて労働者を派遣する雇用形態をいいます。広義には介護ヘルパーや家庭教師の派遣といった民法上の請負・委任を指すこともあります。この人材派遣という制度はアメリカで生まれました。日本では1985年の労働者派遣法制定から導入されるようになり、今では社会に広く浸透している雇用形態です。 人材派遣制度は派遣会社、派遣先企業、派遣社員の3者の関係で成り立っており、一般労働者派遣、特定労働者派遣の2種類があります。 一般労働者派遣は派遣会社と派遣先企業の間で契約を結び、派遣会社に登録した求職者と企業のニーズがマッチしたら仕事を紹介するしくみです。登録型と呼ばれ、一般的に派遣といえばこのタイプの派遣形態を指します。
派遣期間が定められているのが特徴で、日雇いや臨時雇いもこのタイプに含まれます。事業を行うには厚生労働大臣の許可が必要です。 一方、特定労働者派遣は派遣会社が常時雇用している社員を派遣します。専門性の高い人材を企業に貸し出すパターンが多いようです。こちらも厚生労働大臣に届出をし、受理されてはじめて事業を行うことができます。 また人材派遣と人材紹介は響きが似ていても異なる雇用形態です。
人材紹介の場合、求職者と雇用契約を結ぶのは紹介先の企業となります。いわば人材紹介会社は両者の仲介役だといえるでしょう。
一方人材派遣は、求職者が派遣先の企業に労働力を提供し、仕事の指示や規則も企業に従う点は人材紹介と同じなのですが、雇用契約を人材派遣会社と結びます。そのため給与の支払いや社会保険の加入契約を行うのは派遣会社となっているのです。

〜人材派遣を利用した転職活動の流れ(一般労働者派遣)〜
<1.登録・カウンセリングに行く>
これまでの職務経歴やこれからのキャリアプランを話し、転職活動の方向性を決めます。
<2.求人情報の紹介>
企業の求人情報の詳細の提供を受けます。
<3.派遣先企業の決定>
企業と求職者の最終確認を経て雇用契約を結びます。
<4.就業>
定められた期間派遣先の企業で働きます。 契約が切れたら新しい仕事を紹介してもらいます。