企業再生
仕事概要
企業再生とは、過剰債務もしくは業績不振などに直面した企業が、その企業に競争力を持った事業があり、かつ経営の健全性を回復・確保することが可能な場合に、事業再構築、不採算部門からの撤退、資本増強などの必要な策を施すことによって経営状況を回復させることを言います。事業再生もほぼ同義で使われています。 また、このような企業再生の請負人は、ターン・アラウンド・マネージャー(TM)と呼ばれています。
必要な能力・経験
- ・企業の現状を診断し、問題や課題を抽出するための会計知識
- ・再生への道筋をデザインするための経営戦略経験
- ・金融機関の協力を得るための銀行交渉
転職事情・アドバイス
企業再生ビジネスが日本で本格的にスタートしたのはここ数年であるため、今後も拡大が続くと見られますが、再生可能な資産・事業の発掘は益々困難になっていくと思われます。 ただし、欧米に比べ経験者が少ないことから、若手が早い時期に実務に携われ、金融・企業経営に関する知識と実務経験を構築することができます。仮に今後企業再生ビジネスが終息したとしても、会計知識など身につけたスキルは確実に次のキャリアにつながると思われます。