AM/PM
仕事概要
AM : オフィスビル、マンションなどの買収・売却で保有資産の組み合わせを変えたり、テナントの入れ替えや賃料の引き上げをしたりすることによって、不動産から得られる収益を高める業務です。
個々のビルの運営管理が対象のプロパティマネジメント業務に対し、AM業務は保有資産全体の運用を対象にしています。
PM : オフィスビル・住居など不動産から得られる収益を、最適な運営管理によって最大化を図り、資産価値を維持・向上させる業務です。適切な運営管理は、ビルの稼働率や賃料収入確保のカギになります。大手不動産各社は、ビルオーナーからのPM業務受託をAM業務とともに拡大しています。
必要な能力・経験
AM・PMともに未経験者には難易度が高く、転職する際は不動産業界で営業・管理の経験が不可欠とも言われています。
AMは、プロジェクトマネージャー的存在であるため、情報収集力・人脈・投資に対してどれだけの利益が見込めるかという感性も必要といえます。
PMは、物件の収支状況を分析する経営的能力と、設備や環境面に関する現場への精通が要求される仕事です。PM実務経験者は勿論、設計や管理運用の経験者、金融機関での担保融資経験者も求人ニーズがあるようです。
転職事情・アドバイス
最近の不動産投資市場の拡大によって、不動産金融分野の採用意欲が非常に高まっています。
AMについては、国内大手不動産会社、投資顧問会社などに求人ニーズがあります。
特徴としては、対象年齢層も幅広く50代まで可という企業もあり、企業の求める経験・能力等も様々なことがあげられます。中でも仲介会社・ディベロッパ−のアクイジションなどの実務経験者は重宝されるため、複数の企業を比較検討しより魅力的な企業に転職するということが可能な状況です。
PMについては、国内大手不動産会社、PM領域に進出しているビル管理会社などに求人ニーズがあります。AMと同じく、対象となる年齢層は幅広くなっています。人材補強が必要なため、PM実務経験者は即戦力として期待されますので、市場価値の高い職種として有利な転職が可能です。