金融コンサルタント
仕事概要
顧客のニーズに合致するポートフォリオを構築したり、デリバティブ商品(金融派生商品) を開発するしたりすることによって、顧客の資産運用や資金調達を助けるアドバイザーです。 監査法人・会計系のコンサルティングファーム等、主に投資銀行業務を行う金融機関で勤務します。 顧客は海外の日系金融機関や商社の金融部門などで、その取引額は10億円単位にものぼります。 対顧客の仕事であるため、企業内では営業職として位置づけられることも多く、その専門性の高さから、経験を積めば高年収も望めます。
必要な能力・経験
数字やデータ分析を扱う、理工系出身者に向いているといえます。デリバティブは種類も多様で仕組みも複雑なので、情報収集能力があり、そのデータを使って論理的かつ巧みな仕掛けを提供出来る人材が求められます。 また、海外の日系企業になると、英語力があることも大前提になります。 専門性を高く求められるために実務経験が重視され、経験が豊富であるほど、企業からのニーズも高くなるといえます。
転職事情・アドバイス
実績やスキルによって、年収格差が大きい職種になるといえます。 金融業界は人材の流動化が激しく、能力のある人間には、必ずチャンスは巡ってくるでしょう。 特に、今後中長期的に拡大が見込まれる分野であったり、事業再生等の経験が豊富であったりすれば、採用マーケットの需給バランスから言って、転職によって大幅な年収アップも期待できます。