アンダーライティング
仕事概要
リスクを判断し、そのリスクに見合った保険を引き受けることをいいます。
営業部門が担当する企業について、営業部門と連携しながら、お客様のニーズに応じた保険プログラムを設計し、技術的な見地から機械や設備の安全性とリスクを評価し、オーダーメイドで保険料率を算出するという仕事をします。
また、証券会社でいうアンダーライティング業務とは、株式を発行した企業から株式を買い取って、それを広く人々に売る仕事です。証券会社では引き受け部門として業務を行うことが多いようです。
必要な能力・経験
保険料率の算定にあたっては、リスクの曲線を推定するといった保険数理的な理論が使われます。どれくらい大きな損害が起こりうるのか、企業の自己負担額をいくらに設定すると保険料率は下がるのかという計算をしますので、保険料率算定の実務経験がある方は求人ニーズが高くなります。そのほか、数学的センスも必要になります。
そして、リスク評価のプロとして、現場での折衝力や営業力も必要とされます。直接現場に出向き、顧客企業とディスカッションし、リスクについての理解を深めることが事態の進展にもなり、非常に重要といえます。
転職事情・アドバイス
近年、保険のアンダーライティング・プロセスの改善、リスクの軽減、企業の業績向上の方法が模索されており、かつ、テクノロジーの導入に積極的な保険会社によって、アンダーライティング戦略とテクノロジーは、いっそう重視されるようになっています。
そのため、アンダーライティング業務は、保険会社・損害保険会社などから求人案件が多く寄せられています。アンダーライティングの実務景観のある方は、転職先の選択肢は豊富といえます。
