NG例や注意点も 面接官にウケる逆質問の例30選

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転職の面接時に、面接官から「最後になにか質問はありますか?」と聞かれることがよくあります。逆質問はその内容によって、面接の合否を左右することも少なくありません。面接官に好印象を与えることのできる逆質問の例をご紹介します。

好印象を与える基本的な逆質問の例

逆質問は企業や仕事に関する疑問点を解消するための時間ですが、同時に面接の中で伝えきれなかったことをアピールできる最後のチャンスでもあります。ここではやる気や長所をアピールすることで、面接官に好印象を与えることのできる逆質問の例をご紹介します。

やる気をアピールできる逆質問の例

入社までに何か勉強しておくべきことがあれば教えてください。
御社で活躍されている方々に何か共通する特徴はありますか?
1日でも早く御社に貢献できる人材になりたいと考えています。入社後はどのくらいの期間で、どのようなステップを踏んで実務に入るのでしょうか?
将来的にリーダーやマネージャーになることを目指して仕事をしていきたいと考えております。御社ではどのような評価・昇進制度をとっていらっしゃいますか?
私と同世代で中途入社した方がいらっしゃいましたら、現在どのようなご活躍をされているのか教えてください。

【POINT】

逆質問の前置きとして入社後の目標を述べたり、活躍している社員の特徴や評価制度を聞いたりすることで、やる気や向上心をアピールできます。

「御社でいち早く活躍したい」というメッセージが伝われば、面接官に「即戦力になりそうだ」と印象づけることができるでしょう。

長所をアピールできる逆質問の例

前職では目標に向かって努力する姿勢を大切に、毎月必ずノルマを達成しておりました。御社ではどのようにノルマの設定をしていらっしゃいますか?
前職では年に一度の社内表彰があり、モチベーションの向上に繋がっていました。実際に何度か表彰された経験もあります。もし御社でそのような制度がございましたら、頻度や評価基準について教えていただきたいです。
私は人と話すことが好きで、部門を超えて多くの方と良い関係性を築いていきたいと考えています。御社では他部門と交流を図る機会はございますか?
部活を通じて培った体力には自信があるのですが、他に御社で活躍するために必要な能力や資質がございましたら教えてください。
〇〇の資格を持っていますが、御社の業務の中で活かすことはできますか?

【POINT】

質問内容の前にアピールしたい長所を述べることで、面接官に「優秀な人材だ」と印象づけることができます。ただの自慢になってしまわないよう、能力や経験といった長所を「御社での仕事に活かしたい」という前向きな姿勢を忘れないようにしましょう。

前職でのノルマ達成や社内表彰の実績・資格は、客観的に一定の能力を保証されていることが伝わり、好印象に繋がります。

体力やコミュニケーション能力も仕事をする上で大切な要素ですので、効果的なアピールになるでしょう。

面接官に合わせた逆質問の例【職位別】

逆質問の内容は面接官の職位に合ったものにしましょう。相手の立場を考えないズレた質問は面接官にとって答えにくく、かえって印象を悪くしてしまう恐れも。職位別にふさわしい逆質問の例をご紹介します。

【人事・部門長レベル】1次・2次面接での逆質問の例

御社の競合企業である○○社とは営業エリアが重なっていると思いますが、差別化されるために行っていることがあれば教えてください。
私はこれまで営業活動するうえで○○の取り組みを行ってきたのですが、この経験は御社でも活かせるでしょうか。
御社の○○という経営理念に大変共感しているのですが、その実践のために現場で取組まれていることがあればお教えいただけますか。
ルート営業の仕事ですが、1人あたり何件程度のお客様を、どのようにフォローされているのでしょうか。
○○様(面接官の名前)が、仕事をしていて印象的だったこと(嬉しかったこと)を教えていただけますでしょうか。
個人目標の設定方法と、数字以外での評価基準があれば教えていただけますか。

【POINT】

1次・2次面接では人事担当者の他に、入社後に直属の上司になる現場の部門長が面接官になることがあります。面接官個人の仕事の話や、実際の業務や職場に関する具体的な質問をすることで、「うちの部署で良い仕事をしてくれそう」と印象づけることができます。

【社長・役員レベル】最終面接での逆質問の例

社長が企業経営をなさるうえで従業員に最も求める資質を教えていただけますか?
決算書では○○年の利益が○%上がっていたようですが、これはどういった取り組みの成果が現れたのでしょうか?
御社の○○という経営理念に大変共感したのですが、どのようなお考えからこの理念を掲げられたのですか?
IT分野をはじめ技術革新の著しい昨今ですが、こうした時代の流れの中で御社の戦略や課題についてどうお考えですか?
現場で責任者をされていた際の、仕事やマネジメントに対するポリシーを教えていただけますか?

【POINT】

最終面接では社長や役員といった経営陣が面接官をする場合がほとんどです。経営戦略や今後の方針など、会社全体に関わることを質問するのが良いでしょう。

一方、経営陣では把握しきれないようなあまりに具体的な実務について質問するのは避けましょう。

面接官によっては「君はどう思う?」と質問返しをしてくる場合も。言葉に詰まることがないよう、自分なりの考えや意見をまとめておくのが吉です。

最終面接での効果的な逆質問をもっと知りたい方→最終面接の逆質問で印象アップ!社長・役員に聞く質問集

待遇や条件を上手に聞き出す逆質問の例

年収や転勤、残業や休日などの待遇や条件は、転職をする上で気になる要素の一つですが、面接の場ではどうしても聞きづらいもの。でも聞き方を少し工夫すれば問題ありません。面接官に嫌な印象を与えることのない、無難な聞き方の例をご紹介します。

【年収】について聞き出す逆質問の例

条件面については御社の規定に従う考えでおりますが、私と同じくらいの年齢、経験の社員の方の年収はどのくらいか教えていただけますか。
年齢と実績から給与が決まるとお聞きしているのですが、参考までに、どのくらいの経験や実績を積むと○○万円になる、といった事例を教えていただけますと幸いです。

【POINT】

入社意欲や規定・評価に従う姿勢があることをはじめに述べた上で質問しましょう。「年収はいくらですか」といった具体的な数字を問うストレートな聞き方はNG。「お金のことしか頭にないのか」と仕事に対する積極性を疑われかねません。

【転勤】について聞き出す逆質問の例

求人情報には「転勤あり」と記載がありましたが、転勤の頻度や転勤先のエリアを教えていただけないでしょうか。
御社は○○県や△△県などに支店をお持ちですが、転勤する方はいらっしゃいますか?いらっしゃる場合はどのくらいの頻度で転勤されているのでしょうか。

【POINT】

転勤があるとあらかじめわかっている場合、頻度やエリアについて率直に聞いても問題ないでしょう。

転勤の有無がわからない場合、「支店が〇〇県にありますが~」などと活動拠点について前置きしたり、「転勤している社員はいるのか」などと他の社員の事情を聞いたりといったかたちで、遠回しに質問するのが良いでしょう。「転勤はありますか?」といったストレートな聞き方は避けましょう。

【残業】について聞き出す逆質問の例

今の会社では残業するケースがどうしてもあるのですが、御社の社員の方は通常何時頃まで残業されていますか?
一日も早く社員の方と同じペースで働きたいと考えているのですが、他の社員の方は毎日何時くらいまで仕事をされているのでしょうか?

【POINT】

残業は誰しもできれば避けたいものですが、逆質問の際にはその拒否感が前面に出すぎないよう注意しましょう。働く意欲が低いと捉えられかねません。あくまでも入社意欲があることが伝わるような前置きを述べると良いでしょう。

「今の会社ではどうしても残業がある」と前置きすることで、残業に対する拒否感を和らげることができるでしょう。

「他の社員と同じペースで仕事したい」という前置きであれば、働く意欲の高さが伝わって良いでしょう。

【休日】について聞き出す逆質問の例

休日は部署によって異なるのでしょうか?
仕事の繁忙期はいつ頃でしょうか?
年末年始やお盆はどのような勤務になっているのでしょうか?

【POINT】

具体的な休日日数ではなく、繁忙期や長期休暇中の勤務について聞くと良いでしょう。

一年のうち最も忙しい時期と、お盆や年末年始などの長期休暇の時期それぞれについて質問することで、その会社の休日についておおよそのイメージがつくでしょう。

避けた方が良いNG逆質問

逆質問の内容によっては、かえって面接官の印象を悪くしてしまう恐れも。聞いてはいけない逆質問をご紹介します。

後ろ向きな姿勢が伝わってしまうようなこと

「能力を伸ばしてもらえる環境でしょうか?」「ノルマが達成できない場合どうなりますか?」「入社してから覚えれば問題ないでしょうか?」といった後ろ向きな質問はNG。入社意欲や向上心が伝わるような質問をしましょう。

事前に調べればわかること

「御社の企業理念は何ですか?」「御社の売上高を教えてください」「御社の主要取引先はどのような企業でしょうか?」といった、事前に調べればわかるような安易な質問はNG。実際の業務や面接官本人の考え方など、面接の場だからこそ聞けるような質問をしましょう。

以前にも説明されていること

これまでの選考の中で一度説明を受けていることについて改めて質問するのはNG。入社意欲や学習能力に疑問を抱かれかねません。以前にも説明されていることについてより深く知りたい場合は、「以前〇〇といった説明をしていただいたのですが~」といったように、説明内容をきちんと理解していることが伝わるような前置きをしましょう。

「はい・いいえ」で答えられること

「仕事は楽しいですか?」「仕事にやりがいは感じますか?」「部署異動は可能ですか?」といった「はい・いいえ」で答えられるような質問内容はNG。逆質問ではコミュニケーション能力を見られていることもありますので、会話が続かないような質問は避けるべきでしょう。「どうして」「どのような」「どういった」のように、会話が広がるような聞き方を意識しましょう。

逆質問に関するQ&A

「こんな時はどうする?」逆質問に関するQ&Aをまとめました。

逆質問はいくつ用意すれば良い?

最低でも5つは用意しておきましょう。ひとつの質問の中で予想外に話が盛り上がり、用意していた逆質問がなくなってしまうことも少なくないからです。

それとは逆に、面接官があまりにも淡々としている場合、面接官の返答に対して「今おっしゃっていた〇〇についてもう少し伺いたいのですが~」などと、深掘りするような質問をアドリブでしても良いでしょう。

面接官が時間を気にして急いでいる様子であれば、早めに切り上げることも考えましょう。

 

逆質問は「特にありません」でも大丈夫?

できるだけ避けましょう。企業や仕事に対する意識が低いと捉えられかねません。企業研究やこれまでの面接で気になったことなどを思い出してみましょう。仮に入社した場合、どのように働くのかをイメージしてみて、曖昧な部分を質問してみるのも良いでしょう。

これまでの面接でも既に多くの逆質問をしていてどうしても質問がない場合、「これまでの面接で疑問は解消できているので、質問は特にございません」などと丁寧な言い方で伝えましょう。

 

逆質問のとき、メモをとっても大丈夫?

特に問題はありませんが、面接官に一言「メモをとってもよろしいでしょうか?」と断りを入れましょう。ただしメモをとることに集中しすぎて面接官の目を見なかったり、待たせたりすることのないよう注意しましょう。

逆質問で面接官が見ている3つのポイント

逆質問で面接官がチェックしているポイントを3つご紹介します。面接官の視点を知ることで、印象アップに繋がる逆質問を考える参考になるでしょう。

入社意欲があるかどうか

企業や仕事に興味があるのかどうか、入社意欲を見られています。逆質問を用意していることはすなわち、企業研究や面接の準備をしっかりしている証拠になります。「特にありません」などと質問が1つもない場合、質問内容が待遇・条件に関するものばかりの場合、面接官に「本当にうちで働きたいのだろうか?」と思われてもおかしくありません。

コミュニケーション能力があるかどうか

面接官の立場を考えた質問ができるかどうか、答えたことに対してきちんとリアクションができるかなど、基本的なコミュニケーション能力を見られています。相手の立場を考えずに見当違いな質問をしたり、面接官の話を遮ったりしないよう注意しましょう。

社風に合っているかどうか

応募者本人の価値観や人柄がその企業の社風に合っているかどうかが見られています。逆質問は自由度が高いので、どんな内容の質問をするかによって応募者本人の仕事に対する考え方や人柄が判断されます。

まとめ

逆質問は入社意欲の高さをアピールできる絶好のチャンスですので、例の中から使えそうなものをいくつか選んで面接に臨みましょう。また面接の段階でできる限り疑問を解消しておくことで、いざ転職した後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することもありません。

質問に対する面接官の回答によって、その企業に行くか行かないかを決めることもできるでしょう。いずれにせよ、全て転職を成功するためだと思って入念に準備しましょう。

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