TOB Take-Over Bid
内容
株式の公開買い付け。TOBは、主に株式公開企業を買収し、経営権を取得するために行われる。この場合、株式の取得希望者は一般に時価よりも高い買付価格を新聞などで公表し、不特定多数の株主から株式を買い付ける。利点として、市場で大量に株を買うと株価が上昇してしまうが、TOBは公表した買付価格で買うため、資金計画が容易である。また、期限までに買付予定数の株式が集まらなかった場合は、買付けを中止してもよく、リスクが少ない。米国では以前から一般的だったが、日本でも近年増加している。企業が上場しているグループ会社を完全子会社化する場合や、グループ外の企業を傘下に収めるためなどの例が多い。