M&A Merger&Acquisition
内容
企業の合併・買収のこと。1980年代の米国で盛んになった。事業再編・再構築(リストラクチャリング)のためのものと、会社転がしによる利鞘稼ぎが目的のものがあるが、近年は前者の事業価値の向上のために行われるケースが一般的となっている。M&Aのうち、買収対象企業の同意を得ずに行われるものを「敵対的買収」という。敵対的買収の対象になった企業が、それを阻止すべく新たに株式を発行して買収費用をつり上げる措置を「ポイズンピル(毒薬条項)」という。敵対的買収に対する防御としては、株価の向上が何よりも重要という考え方が一般的になっている。通常、M&Aには、多額の資金調達と相手先企業の資産価値評価が必要になるため、銀行や証券会社、商社などがコンサルタントとして仲介を行う。この仲介手数料は買収金額の1〜3%となり、日本の金融機関なども力を入れている。