「退職予定」はいる?いらない? 履歴書に「退職予定」を書くべきケースは?

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仕事を続けながら転職活動を行っている場合、退職日がすでに決まっている人は、履歴書に「いつ退職予定であること」を書くべきか、書くとしたらどう書くべきか…悩みますよね。

実は履歴書には、「退職予定」については書かないことが一般的。もし書くとしたら、「職歴欄」に追加します。

では「退職予定」と書くべきケースとは?正しい書き方は?順番に解説していきます。

履歴書の職歴欄に「退職予定」と書くべきケースはごく一部

現職で退職日が決まっていても、基本的に退職予定であることを履歴書で伝える必要はありません。
そもそも応募者は、現職を辞めて転職することが大前提となるため、全ての人が「退職予定」です。ですから、わざわざ履歴書に記載する必要はないのです。

退職予定日が決まっていても、基本は「現在に至る」でOK

退職予定の書き方_1

退職日が決まっていたとしても、基本的には「現在に至る」と書きます。これは「現在もこの会社で働いている」という意味で、仕事を続けながら転職活動をしていることを伝えられます。

退職予定日は面接で伝えるのが一般的

退職予定日は、履歴書の段階で書かなくても、書類選考が通った場合、面接の際に口頭で答えればOKです。「退職はいつごろの予定ですか?」と面接官に聞かれたら、「○月○日に退職予定となっております」と回答しましょう。
ただし、一部のケースでは「退職予定」と履歴書に書いた方が良い場合も。
では、「退職予定」と書くべきなのはどういう場合なのでしょうか。次章で詳しく解説します。

退職予定を書いたほうが良いケース(記入見本付き)

PCの前で考える女性履歴書に「退職予定」を書いた方がいいケースは、大きく分けて次の3つです。

  • 退職予定日が1ケ月以内に差し迫っている場合
  • 急募の求人に応募する場合
  • 派遣社員が直接雇用の求人に応募する場合

ただ、いずれの場合も、現職との退職交渉が済んでいないなど、退職日があやふやな状態で退職予定日を書いてはいけません。必ず現在の企業から転職予定日の承諾を得てから書きましょう。

退職日が1ケ月以内に差し迫っている場合

修正_資料B

退職予定日までに1ヶ月を切っている場合、選考中に退職日を迎えてしまうケースも。その場合は履歴書に「退職予定」と書き、予定日まで伝えましょう。
選考を急いでくれたり、タイミングが合えば無職の期間ができないよう入社日を調整してもらえる可能性もあります。

退職予定については職歴欄の最後に記入します。
「平成○年○月 ○○○株式会社 入社」の次の欄に、「平成○年○月 現在に至る(○月○日 退職予定)」と( )をつけて書きましょう。
具体的な日付が決まっていない場合は、「(○月末退職予定)」としてもかまいません。 

退職することが確定していても「退職予定」と書く

退職予定日が決まっていたとしても、まだ退職していない以上、「退職」ではなく「退職予定」と書きます。引継ぎなどが順調に進まず、現職の上司から「退職日を2週間遅らせてほしい」などと言われることがあるかもしれませんので、「予定」とすることが重要となります。 

急募の求人に応募する場合

退職予定の書き方_2

急募求人は、今すぐにでも人がほしいという緊急の求人です。複数の応募者がいる場合、もしも他の人とあなたの評価が同等だったら、入社予定日が早いことがアドバンテージとなります。
さらに早めの入社が可能であることをアピールするなら、「(○月○日退職予定)」と書いた後に、「○月×日以降であれば就業が可能です」という一文を追加すると良いでしょう。応募先にすぐに働けるという意欲が伝わります。 

派遣社員が直接雇用の求人に応募する場合

退職予定の書き方_3

派遣社員は、任意のタイミングで退職するのではなく「×月×日から○月○日まで」というように契約期間が定まっています。契約期間満了日は、採用側にとって重要な事項となる入社予定日の決定材料となるため、あらかじめ契約期間満了日を履歴書に明記すると良いでしょう。 

退職予定日に辞められなくなってしまったら…

相談するビジネスパーソン実際に、履歴書に退職予定日を記載したものの、後任者の採用が難航している、退職日までに終わるはずだったプロジェクトが伸びてしまったなど、現職側の依頼で退職日を延ばさなくてはならないこともあるかもしれません。

あってはならないことですが、退職予定日がずれることで入社予定日に変更が出そうな場合は次のステップで現職・内定先の企業と交渉しましょう。 

まず入社予定日に影響が出ないよう現職と交渉する

退職日が変更になることで入社予定日を伸ばさなければならないといった迷惑が転職先に掛からないよう、現在の勤務先と交渉します。
協力する姿勢は見せつつ、退職日は変えられないというスタンスでのぞみましょう。

内定先企業に速やかに連絡する

早い時点で内定先に連絡します。
先方も入社に向けて、研修や備品の用意などいろいろと準備をしてくれているはずなので、退職日が伸びることで入社予定日に影響が出そうになった時点で報告をしておきます。
連絡は早ければ早いほど、内定先から抱かれる印象が悪くならずにすみます。

ただし、報告したからといって内定先がすんなり了承してくれるとも限りません。入社予定日が伸びたことで、内定先ではプロジェクトが始動できないなどのリスクが発生する可能性もあります。入社予定日の変更を申し出ることで、最悪、内定が取り消しになるケースも考えられます。 

退職予定日の確定には双方との調整を大切に

退職日を伸ばしてほしいという現職側、入社日を伸ばせないという転職先。
どちらにも言い分があるため、相当としっかりコミュニケーションをとり、調整・融通できる方法がないか検討してみましょう。 

まとめ

「退職予定」は、履歴書に必ず書かなくてはならないものではなく、基本的には「現在に至る」でOKです。
ただし「退職日が1ヶ月を切っている場合」、「急募求人の場合」、「派遣期間が満了となる場合」などは、退職予定日と共に「退職予定」と記載しましょう。履歴書の中のたった一行ですが、気を抜かずに記入しましょう。

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